11/09/18 22:35:57.58 DxbjKhgD
【タイトル】不明
【作者名】楳図かずおっぽい気がします
【掲載年または読んだ時期】読んだ時期は1990年代だと思いますが、漫画自体はもっと古いかも
【掲載雑誌または単行本】単行本で読みました
【絵柄】楳図かずおっぽい。描き込み・ベタが多く、おどろおどろしい感じだったと思う。
【その他覚えている事】
読切の短編漫画です。
団地に母と幼い子供が住んでいる（あるいは引っ越してくる）。
窓の外から、池が見える。母は子供にそこで遊ばないように注意し、また、子供が遊びに出たときは窓から見守っていた。
隣室には女が住んでいる（あるいは越してくる）。暗い感じの人で、昔、子供を事故で亡くしたらしい。
ある日、子供が外に遊びに行く。
母親がその帰りを待っていると、隣室の女が部屋を訪ねてくる。
いつもとはまるで違う満面の笑みを浮かべ、やたらフレンドリーに話しかける女。母親は時間を忘れて楽しく女
と話しこむ。女は会話の途中、さりげなくカーテンを閉める。
…実はその頃、子供は池で溺れて死んでいた。
死亡推定時刻を聞いた母親は、女が訪問してきた時刻と一致していることに気付き、全てを理解する。
隣室の女は、子供が池の周辺で遊んでいることを窓から見て察知、母親がそのことに気付かないように、母親の
注意を自分にひきつけていた。そして子供が溺れているのを窓から確認、それを母親に見せないよう、カーテン
を閉めたのだ…。
人間の悪意を体現したような、隣室の女の笑顔が忘れられません。
作者は楳図かずおっぽい気がするのですが、エキセントリックな表現などはなく、淡々とした感じでした。
もしかすると、別の作者かもしれません。
心当たりがある方はよろしくお願いします。