11/07/09 01:47:14.07
>>804
あの対戦車ライフル、初出はコンクリートゲリラ相手に飛葉が使ったとき。
そして二度目が、谷間のユリ編でユキのバイクに装着されて登場するとき。
このときは飛葉が無線で草波に対戦車ライフルを要請したのだが、そのときの会話は
(1)「そうです。ミサイル事件のときつかった例の銃、あれが必要なんです」
(2)「ユキが?」
(3)「まあ、いいです。とにかく運んできてくれれば」
「じゃ、おねがいします。草波さん」
「ええ、一時間以内に。絶対!!」
ここで疑問、(1)と(2)の間で草波は何とこたえたのだろうか?飛葉はなぜ「ユキが?」という疑問を発したのか?
実は飛葉は、ライフルがユキのバイクの固定装備になったことを知らなかったではないか。
もし知っていたなら、対戦車ライフルを持ってくるとは即ちユキがバイクを持ってくることであり、「ユキが?」という疑問はありえない。
飛葉はライフルは自分が使ったときのままどこかに保管されていると思っていたの。
すると(1)と(2)の間の草波の台詞は「あのライフルならユキが持っている」のようなものであり、飛葉は「(なぜ)ユキが(持っているので)」と問うたのだと推測できる。
そして(2)、(3)の間でバイクに装備する云々の説明があったのだろう。「まあ(ユキの装備だということにしても)いいです」と納得している。
読者は対戦車ライフルをつけたユキのバイクを初めて見るのだが、実は飛葉たちもそのとき初めて見たのである。