10/10/13 15:31:20
>>387
単行本が出始めたのがS41頃。オイルショック前にも単行本は当然出てた。ただ昔は装丁の
豪華な本で出たため単価高めで部数も少なかった。単行本の前に巨人の星の総集編が
当時としては異例の20万部以上の売り上げを記録した。オイルショック前と後とでは何が
違うかといえば前は連載の一部しか単行本化されないということ。後は単行本化前提で
連載されるようになる。ただしキングだけは最後まで単行本化されないことが多かった。
おれとカネやんなんかも二、三冊出しただけだったはず。
雑誌の値段はオイルショック前までは毎年十円ずつ値上げされたがこの年は一年で100円から
130円と大幅値上げされている。漫画連載の本数は五大週刊誌すべて減り、3から5程度
の連載枠が消えている。一年で3割りの値上げと大幅減ページは出版社と読者に大ダメージを
与えたことは想像に難くない。
おそらくこの時点での打開策として物価上昇に反して原稿料は据え置き(もちろん
貢献により漫画家のランクによりその枠内での原稿料は増える)し、その分単行本を出すことを
前提に連載を依頼したと思われる。