10/12/21 19:34:18 kusgW7Qn0
ウテナとアンシーは同一人物。
ウテナは理想や目的を持つことで
希望を抱いて困難に立ち向かう自分、
アンシーは悲しみに苛まれて
身動きがとれなくなる自分の姿だった。
アンシーは暁生に
「ウテナは死んでなんかいない。
あなたの(虚構の)世界からいなくなっただけ」と言う。
樹璃は、姉を救おうとした少年は「流されてしまった」
と言うが、 少年の生死には言及しない。
一度抱いた理想や目的を打ち砕かれ、見失ったとしても、
自分がそれに救われたことを忘れずに探し続ければ
必ずまた見つかる。
悲しみが人の心から消えることがないからこそ、
人は何度でも理想を描けるし、
生きる目的を持つことができる。
ウテナが抱いていた希望はアンシーに受け継がれた。
ウテナがアンシーを、アンシーがウテナを、
互いに何度見失っても、
希望さえ失わなければ、探し出せる。
自分の中に相異なる二人の姿をみとめる
(=二人が出会う)ことで、
自分を革命できる
(=ウテナとしての強い自分だけでなく、
アンシーとしての弱い自分も愛することができる)。
そうやって革命を続けていけば、
いつか自分の強さと弱さの両方を受け入れて
生きていくことができる。
そのときに人は本当に自分らしく輝くことができて、
それは最高に幸せなことだと思う。
「一緒にいることで、どんなに幸せだったか」
ってウテナが言うくらい。
…ってことかな、と自分は思った。
そしてすごく救われた
長々とスマソ