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オリンパス不正、「株取引で穴埋め」失敗から
. 光学機器大手「オリンパス」の損失隠し問題で、山田秀雄前常勤監査役（６６）らが２００１年、同社の保有するＩＴ企業株を上場後に売り抜け、
海外ファンドに飛ばした損失の穴埋め資金に充てようと計画していたことが、オリンパスの第三者委員会の調査でわかった。
ＩＴ企業は上場したものの、株価が低迷し、計画は頓挫した。証券取引等監視委員会は、当初、正規な取引を利用しようとしたが、失敗したため、企業買収資金の水増しという不正工作に踏み切ったとみて調べている。
第三者委などによると、山田前監査役と森久志前副社長（５４）は１９９８年から、海外ファンドなどへの損失飛ばしを始めたが、損失額は１０００億円近くに上っており、徐々に損失を減らす方法を模索していた。
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