11/11/05 15:14:19.13 r69kcFlp0● BE:1110299876-2BP(8889)
sssp://img.2ch.net/ico/kita1.gif
台風12号の豪雨で集落の大半が土砂崩れに流された和歌山県田辺市本宮町三越の奥番地区(7世帯10人)が5日、自治会の解散式を開いた。
ほとんどが高齢者で、地形が変わるほどの大きな被害に集落再建を断念、集まった住民は、
悔しさをにじませながらも、「ここを心の古里として、それぞれの土地で頑張ろう」と誓った。
世界遺産・熊野本宮大社の北西約5キロの山あいに位置する奥番地区。
戦後間もないころは数十世帯が暮らしていたが、若者は街へ出て、お年寄りらが、川沿いの段々畑で細々と野菜を作って暮らしていた。
台風12号に襲われた9月4日朝、地区南側で大規模な土砂崩れが発生し、せき止められた三越川が氾濫。
民家や寺、集会所が次々に流された。
土砂崩れの発生直前、住民の一人、中畑峯子さん(86)が道路に倒れて亡くなっているのが見つかった。
集落唯一の犠牲者となった。一人暮らしで、転落死とみられ、ほかの住民は遺体を収容するために屋外に出ていて、土砂崩れに巻き込まれなかったという。
野下美喜子さん(75)は、孤立した集落からヘリコプターで救出される際、
土砂にえぐられた村を見下ろし、「もうここには住めないだろう」と心の中で別れを告げた。
URLリンク(osaka.yomiuri.co.jp)