11/04/01 09:51:09.02 2Ity+rd7
青ソド 「ソードマン地位向上会議開催ー!!出欠!青ソド子!」
青ソド子「はいッス!」
青ソド 「よし!全員出席!」
青ソド子「先輩!今日は何の日か知っていますか!?」
青ソド 「あぁ!ボンボエリカ虫の日だな!」
青ソド子「は?……ボン…なんスか?」
青ソド 「ボンボエリカ虫だ!」
青ソド子「いやいやそのボンボエリカ虫って何スか」
青ソド 「紅の海の東ドルドモサ島のマルダル山脈にある迷宮に生息している虫でな、
朝は4本足、昼は2本足、夕方は3本足になる有名な虫だ。ちなみに夜になると7本になるんだぜ」
青ソド子「いやいやいや!そんな虫聞いた事ないッスよ!そもそもそんな所に迷宮がある事自体初耳ッス!」
青ソド 「そりゃボンボエリカ虫はレアモンスターだからな!それに経験値が大量に手に入るんだぜ!」
青ソド子「だからそんなモンスターいないッスよ。今日が四月一日だからって適当なウソついてどうするッスか」
青ソド 「だからウソじゃねーって!俺はこの虫を退治して今のレベルまで上がってるんだぜ!
そして今日はそのボンボエリカ虫が大量発生する日で大チャンスの日だ!」
青ソド子「ハイハイご苦労様ッス。四月バカだからって簡単すぎるウソじゃ騙されないッスよ」
青ソド 「へいへい、信じなくて後悔すんなよ。俺は今から迷宮行って経験値稼いでくるわ」
青ソド子「行ってらっしゃいッス」
青ソド子「先輩もバカッスね~。ウソと判るようなウソ付いても誰も信じないのに。やっぱりこういう時のウソは多少信憑性がありつつ、それとなくウソを混ぜこんで…」
ガン太 「あれ?青ソド子さん、今日は迷宮には行かないんだ」
青ソド子「あ、ガン太君。ボクは今日お休みなんだ」
ガン太 「もったいないね。今日はボンボエリカ虫の大量発生の日なのに」
青ソド子「………え?」
ガン太 「普段は本当に滅多に見れないけど、経験値が大量に手に入るんだよ。
僕はこれから迷宮に行くから、青ソド子さんも気が向いたら来るといいよ」
青ソド子「……………あ、うん、わかったッス」
青ソド子「ホントにボンなんとか虫って居るのかな……いやいや、きっとガン太君は先輩のウソを本当だと思い込んだッスよ!」
いやー、ガン太君は騙されやすいッスねー!ウソをウソと見抜けなければ4月バカの日をすごすのは難しい…」
ブシ子 「なんや青の子やん。こないな所で何ブツブツ言ってるんや?」
青ソド子「あ、ブシ子姉さん。いや実はッスね……かくかくしかじか」
ブシ子 「まるまるうまうま…という事かいな。ハァ~、青の字もアホやな~」
青ソド子「そ、そうッスよね!そんなボンボエリカ虫なんて居る訳g
ブシ子 「ボンボエリカ虫の経験値は足の本数が多いほどぎょーさん稼げるのに、こんな時間に出かけよってからに」
青ソド子「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
ブシ子 「そやから昼の2本足を狙うより、早朝から朝まで4本か、夕方から夜にかけて3本7本を狩るのが一番やのになぁ」
青ソド子「………………あ?あ?」
ブシ子 「どないしたんや青の子?アンタも今のうちに色々準備しといた方がええで。ほなウチも準備あるさかい。またな~」
青ソド子「あ、ハイ……………………こ、こうしちゃいられないッスよ!」
青ソド 「ククク…いくら信憑性の無いウソであっても、ソレが何人も同じウソを繰り返せば誰もが信じてしまうモノよ…」
ガン太 「なんか、青ソド子さんには悪い事しちゃったかな…」
ブシ子 「まぁ4月バカの日やし、多少のウソは許されるやろ」
青ソド 「この日の為に二人を買収しておいてよかった!助かったぜ!今日は俺の奢りだ!」
ガン太 「すみません、今月ピンチだったんで遠慮なくゴチになります」
ブシ子 「ええんか~、ウチは高くつくで~」
青ソド 「オテヤワラカニオネガイシマスネ」
青ソド子「たっだいまッス~!あ、先輩にガン太君、それにブシ子姉さんも」
青ソド 「おぅ!戻ったか!…で、ボンボエリカ虫はいたか?ニヤニヤ」
青ソド子「はいッス!大量とはいわないですけど、結構な数狩ってレベルも随分上がったッスよ!」
青ソド 「…ウソぉ!?」
青ソド子「ハイ、ウソッスよ」
青ソド 「ぐはぁ!…や、やられた…。ウソにウソ返しされるとは…」
ガン太 「コレは青ソド子さんの勝ちだね」
ブシ子 「してやられたな、青の字」
青ソド 「ちくしょー!ら、来年こそはぜってー負けねーからなー!!」
青ソド子「フフン、望む所ッスよ!返り討ちにしてやるッス!」
ハッピーエイプリルフール