11/03/23 00:21:22.64 1ssXSToj
>>570続き
「ふっ…んぅ、む゛ぅうーーっ…!」
いつの間にこんな、性悪になったのか。
あるいは、私のが移ったのかもしれない。
そしてそんな彼の意地悪も拒めないほど、私も彼に毒されてきているようで。
「ん、ふぁ…っ、ふ、むう゛っ…!!」
彼は耳から手を離し、私の両の手首を掴み、身体ごと体重を押し付けてくる。
私は思わず退き、後ろの壁に背をついた。
そして両手も、彼の両手で固定され、逃げ道を失う。
―こ、のっ…!
思いっ切り睨みつけてもみたけれど、逆効果だ。
彼の目もこちらを覗きこんでいて、それが恥ずかしくて、私の方が参ってしまう。
「んっ…はぁ、は、む…ぅ…んぅ…」
結局されるがまま、口の中を犯される。
抵抗する気力もない上に、両手は塞がれ、嬲られ続けたせいで足にも力が入らない。
頭もボーっとして、脳が溶かされていく心地。
小学生の一団が、ずっとこっちを見ている。
純粋無垢なその眼差しに、白昼堂々こんな淫靡な行為に臨んだことを責められているようで。
それはたまらなく恥ずかしくて、羞恥心を煽られて、心臓が爆発しそうで。
「…っ、ぷは、はっ、はぁっ…」
数分間して、いやもっと長いだろうか、ようやく解放される。
自分の体が震えているのがわかる。ふわふわと雲の上を歩いているような感覚。
足にも腰にも力が入らないままで、壁に背を預けていないと、崩れ落ちてしまいそうだ。
せめて悔し紛れに、小学生の集団を精いっぱいに睨みつけ、追い払う。
顔も真っ赤で涙目で、迫力なんて全然なかっただろうが、空気を読んだように立ち去ってくれた。
「あーあ、かわいそうに…」
どの口が言うのか。
力の入らない右手で、彼の胸板を殴りつける。
「いたた…」
「っ…強姦魔…!」
「えっと…僕の気持ち、伝わった?」
「嫌というほどね…」
「嫌だった?」
「…馬鹿」