11/01/28 16:56:27 vMqutYYS
夜時間、何か嫌な予感がして私は苗木くんの部屋へと向かった
そこで苗木くんを襲おうとしていた?黒幕と思われる人物と遭遇したのだがそれはまた別の話
去り際に彼(彼女)はこう言った
「寝ている彼に話かけると面白いよ」ウププ
マスクに変声期でも仕込んでいるのか声から性別は窺えない
黒幕を追おうか迷ったが今は苗木くんが気にかかる
苗木くんの安否を確かめた所、体調を崩しているようではあったが特に何かをされた様子はなかった
うなされて喘いでいる苗木くんの体をまさぐるのは不覚にも興奮した
そこでふと先ほどの黒幕の言葉思い出したのだ
「苗木くんは霧切響子の事をどう思っているのかしら?」
「霧切さんのポーカーフェイスをぐしゃぐしゃに歪ませてマジ泣きさせたい」
なんてね、大神さんの事件の時私は大人気なく拗ねて苗木くんを困らせてしまった
あれについて苗木くんが本心ではどう思っているのか知りたかったのだが…って?え?え?えっ?
「…苗木くんは霧切響子の事をどう思っているのかしら?」
「霧切さんのポーカーフェイスをぐしゃぐしゃに歪ませてマジ泣きさせたい」
…苗木くんは寝ている時質問されると寝言で答えるタイプらしい、なるほどこれは面白い
無意識なのだからおそらく本心なのだろうし…本心?…本心…本…し…
正直な所本気で嫌われているとは想像もしていなかった私ははからずも苗木くんの希望を叶えてしまいそうな心境だ
もしこれをYESと答えられたら本当に泣いてしまうかもしれないなと思いながらもう一つ問いかける
「苗木くんは…霧切響子の事が嫌いなのかしら?」
「大好き」
…あら?大好き?だっ大好き!?
「なら何故霧切響子を泣かせたいの?」
「大好きだから笑ってほしいし幸せになってほしいし泣かせたいし苦しめたい」
…苗木くんは意外とサディストのようだ、無自覚のサディスト…というやつなのだろうか
その対象が自分であることを喜ぶべきなのか悲しむべきなのかよくわからない
…自分でも顔が赤くなっているのは分かってはいるのだが
その後、私の苗木くんへの質問は朝まで続いた