11/01/18 19:13:58 1cz8epR3
えと、投下します。
先に注意書き:ナエギリで飲酒ネタ 下ネタ&キャラ崩壊あり
嫌な人は、見飛ばしてくださいm(_ _)m
「き、霧切さん…そんな姿で歩きまわらないでって、何度言ったら…」
「自分の事務所よ。どんな格好をしていたって構わないでしょう?」
「か、構うよ!僕だっているんだから…その…」
「あら、苗木君に見られて、何か困ることがあるのかしら?」
霧切さんはそう言って机に腰かけ、艶めかしく足を組んだ。
話は、事務所に帰り着くなり、彼女がコートやスカートを脱ぎ去って、
下着とワイシャツ一枚というなんともサービス…目のやり場に困る姿になってしまった所から始まる。
先に言っておくけれど、彼女は酔っていた。
事の発端は、彼女が関わった今回の事件。
殺人だの強盗だのといったおよそ凶悪な犯罪の類ではなく、とある女優に付きまとう、たちの悪いストーカー被害に関するものだった。
…とある、女優。数年前には「超高校級のアイドル」とまで呼ばれていた、僕達のクラスメイト。
そう、かつての級友である舞園さんからの依頼。
その依頼を終え、積もる話とともに、二人揃って酒を酌み交わしたらしい。
まあ、僕はそんな酔った彼女たちのタクシー代わりとして呼ばれて、
ついでに彼女の事務所に(ほぼ強制的に)お邪魔させてもらったわけなんだけれど。
酔った霧切さんは、取り立ててひどく乱れたりはしないけれど、
「ふふ、苗木君…どこを見ているの?」
いつもより少しだけ大胆で、少しだけからかいが悪質になる。
僕は急いで目をそらす。
―だから、そんな服装で歩き回らないで欲しいのに…
目をそらしても、彼女の姿は網膜に焼きついて中々離れようとしない。
健康的な白い肢体。はだけたワイシャツから覗く、黒いレースの下着。
「と、とにかく…事務所に送り届けたんだから、僕はもう帰るよ!」
「あら、私が帰すと思うの?」
僕の前に立ちふさがった霧切さんは、
「あなた、明日大学は休みのはずよね」
女性が持つにはおよそ似合わしくない、
「…アハハ、いや実は、一限から演習の…」
『鬼殺し』の名を冠する酒瓶を握りしめ、
「とぼけても無駄。私の仕事を忘れたの?身辺調査のプロフェッショナルよ」
少しだけ潤んだ目で、ジトリ、と僕を睨んでいた。
「もちろん付き合ってくれるわよね、苗木君。わかっていると思うけど、今夜は帰さないわよ」
「…ソフトドリンク、ある?」