11/01/22 19:51:35 vcV/wxM+
みんなの記憶が失われてなかった時代のある雨の日のことである
舞園「はぁ…」
玄関ホールで舞園がうずくまっていた
桑田「おろ?どうしたん舞園?」
舞園は無言で前を指差した。
そこには霧切と相合傘をしながらかえる苗木がいた
桑田「…なるほどね…けど、まぁそんなに気にする事じゃ…」
舞園「…傘、ないんです…」
桑田「…はぁ…そりゃ、気の毒に…」
舞園「…そんな言葉で片付けないで下さい!
苗木君と相合傘出来るチャンスだったのに…」
舞園はそういうとそっぽを向いた
桑田は気まずくなりとっさにこう言った
桑田「…俺の傘に入って帰るか?俺の家とお前の家…近いだろ?」
舞園「…へ?そ、それじゃあ遠慮なく…」
こうして、舞園と桑田は一緒の傘に入って帰った
その帰り道…
舞園「…そういえば…桑田君はどうしてミュージシャンになろうと
したんです?」
桑田「ん?あぁ、床屋のお姉さんがミュージシャン好きだから…」
舞園「…やっぱりそんな理由ですか…桑田君らしいですね。」
桑田「そ、そうか…?
そう言えば舞園はどうしてアイドルになったんだ?」
舞園「…夢だったんです。アイドルになるのが…
その夢のためにいやなことも頑張ってしたし…辛い事も乗り越えてきた…」
それを聞いて桑田はすこし恥ずかしくなった
軽はずみな気持ちでミュージシャンを目指している自分と違っていたからだ…
舞園「…だからこそ…怖い事もあるんです…」
桑田「…怖い事って?」