11/01/04 21:33:09 G1jZczLk
>>19
>うさマナカ「もきゅもきゅ」
なんとも気味の悪い鳴き声を上げる眼前の生物。実際はなんと書き表せばいいのか・・・適当な表現が見当たらない。
不本意だがここは、かの気色悪い「マナカオタ」の使う「もきゅもきゅ」という擬音を転用する。
改めて見れば見る程、妙ちくりんな姿形をしている。
生きて行く上で、なんの用を足すことができる?と不思議でならない程に短い腕。
足も同様だ。これでは「走る」と呼ぶに相応しい速度を出して移動することは、できないだろう。
俺から発せられる異様な殺気に遅まきながら感づいたのか。
「もきゅっ」と小さく声を出した後、うさマナカは振り返り、どこへやら逃げ出すかのように動き出した。
しかし先の予想通り、青少年程度が早歩きして余裕で追いつくであろう程度のスピード。
まずは精神的にいじめるために、追い越して正面に構える。
「きゅーっ」全速力・・・のつもりなのだろうか、目を閉じ必死の形相で駆けるうさマナカ。
ぽすん、と先回りした俺にぶつかってしまう。
「もきゅ?」何が起こったのか・・・一瞬で己の前に転移した・・・
ものすごい勢いで「もきゅ?もきゅ?」と顔を後ろに前に・・・今だ信じられないようだ。
マヌケな様に失笑を禁じ得ない。