【手袋が】霧切響子の正体は俺の嫁 Part1【本体】at POKECHARA
【手袋が】霧切響子の正体は俺の嫁 Part1【本体】 - 暇つぶし2ch222:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 18:12:16 TkBsImpx
朗報!1月下旬にビジュアルファンブック発売らしいぞ!
URLリンク(store.shopping.yahoo.co.jp)

223:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 18:28:46 wjtBQ8m2
>>221
俺も最初は保体かと思ったのだが、男のロマンを敢行するほどの苗木が赤くなっているので、その線は
弱いかなーと思っていたんだ。
まあ、あなたの言うように各々で想像するしかないですな。下ネタに弱いのならそれはそれでokだしw

>>222
速攻で予約するよ。

224:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 18:40:11 05wfwVCf
勝手に投下 2スレ程頂くよ。

まずは、オードソックスに自己紹介から始めたいと思う。
ボクの名前は苗木誠だ。
訳あって、休日にとある人物と二人きりでいるんだけど…

「ねぇ、霧切さん?」

ボクが呼んで振り向いたのは、霧切響子。
実は、ボクと彼女はなんやかんやで付き合うことになったのだが…

「何?」

ごらんの通り、彼女は無愛想な人だ。

「いや、あのさ。本当にここでいいの?」

ボクたちがいるのは、市立図書館。
はっきり言って「あれ」には向いていない場所だ

「どういう意味?苗木君が『どこか好きなところに行こうか』と言ったんでしょう?」
「そうなんだけど…」

ボクはデートのつもりで言ったんだけどな…
言い方が悪かったか、と一人後悔していると霧切さんが言った。

「ねぇ、もしかして図書館が嫌いなの?」
「え、ち、違うよ!そんな事ない!ボクも小学校の頃からよく使ってたし…」
「そう」

そう言うと霧切さんは図書館に入ろうとする。

「あ、ちょ、待って!」

225:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 18:53:34 05wfwVCf
待って、と止めたのは別にいい。
けど…止め方は別にあっただろう。
でも、ボクは慌てて霧切さんの腕を掴んで思い切り引き寄せた。
そう、お分かりだろうか。

「…」
「…」

どっちがどっちの3点リーダーだったかは分からない。
ただ、お互いずっと黙っていた。―抱き合うような体形で。

「――ごめんっ!!」

ボクは慌てて体を引き剥がす。
そして、これでもかというほど頭を下げる。
・・・しばらく頭を下げていたけど、何も反応がない。
おそるおそる頭を上げるとそこには…

「き、霧切さん…?」

ボクの目の前にあったのは、顔を真っ赤にした…なんていうのは嘘で、
そこには無表情の霧切さんの姿があった。

「えーっと、霧切さん…?」

あまりにも微動だにしない霧切さんに不安を覚えて、ボクはそっと霧切さんに触れようとした。
が、触れるその瞬間。

「―!」

霧切さんは何かを叫んで、走ってどこかへ行ってしまった。
呆気にとられたボクは「追いかける」という選択肢が思い浮かばずに、ただ立ち尽くすのみだった。

―どれだけ時間が経ったのだろう。
我に返ったのは、すでに夕刻の時だった。
そんなにずっと立ってたのかと自分の精神力に関心しつつ、携帯に目をやる。
そこには、1通のメールが来ていた。
誰からだろう、と見るとそこには「霧切さん」という名前が映し出されていた。
慌ててないようを確認すると、そこにはこう書かれていた。

226:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 19:03:36 05wfwVCf
(今日はごめんなさい。
 どこに行くかというのは、
 あなたの意見も聞いておくべきだったわ。
 でも、あなたもあなたよ。何とは言わないけれど。
 また、日にちを調整して二人で出かけましょう。
 またね。)

と。

「…返事、しないとな。」

ボクはそう言いながらも、あの時の霧切さんを思い出す。
あの時、霧切さんは何かを叫んでいた。
何を…?
ボクの記憶力と推理力を合わせて導き出された答えは…

「ばか」

そんな訳ないと思いつつも、あらゆる推理をしても答えは同じだった。
あの時、霧切さんは「ばか」と叫びながら逃げたのだろうか。

「―っ!」

みるみるうちに自分の顔が赤くなるのを感じ取った。
そして、ボクは慌てて携帯で電話をかける。
その相手は、言わなくても分かるよな。


3スレになってしまった、ごめんなさい。
駄目文で、お目汚しごめんなさい。
まだ1つネタがあるけど、いつか投下してもいいですか。

227:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 19:06:34 imkxcq1U
>>226 GJ
ただ言わせてもらうと
3レスな
スレってオマエドンだけ長編書くんかと期待しちまったじゃねーか

228:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 19:15:57 KS7DRScS
俺は3スレでも別にかまわない…ぜ
むしろ進んで次スレ建てに行くレベル

229:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 19:22:00 Oq477d7o
>>224-226
くああああああああああああ
GJ!いやあ2人の初々しさの表現がホントに上手いぜ、またいつでも待ってますぜ!

しかし苗木君は狙わずに事故で大胆なことをやってしまうシチュエーションが似合うなw
ラッキースケベ的なものにいくらでも応用できるよこれw
うっかりもっと霧切さんのいろんな部分に触っちまえYO!そんでテレギリさんによる愛の制裁を受けちまえYO!

230:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 19:28:52 EZsKfu3z
>>226
まじGJ。
こっからの展開に妄想が広がるw

>>229
何といっても超高校級の幸運だからな。
ラッキースケベとかハプニングエロは日常茶飯事なんだろう。


何が言いたいかというと
そろそろエロパロ板にダンガンロンパスレをですね…

231:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 19:30:38 yaUIsF/z
僕は・・・

霧切さんが押しに弱いとのことだったので・・・

押してみた

「朝比奈さん・・こうなっちゃったよ・・・」
朝比奈さんに心の中で恨み言を言いながら、苗木は・・・・

殺しに来たと誤解されて霧切さんに組み伏せられていた

「苗木君、あなたが私を殺しに来るなんて思わなかったわ・・・信じてたのに」
「い、いや、誤解だよ霧切さん」
「どう誤解だと言う気かしら? 背後からあからさまに怪しい雰囲気で近づいてきていたのに」
「それは・・・その、朝比奈さんに言われて、ものは試しかなって思って。 それに、僕は霧切さんの事(好き)だからあわよくば良い感じにって」
「え? よ、よく聞こえなかったのだけど」

組み伏せられててよく表情が見えなかったけど、霧切さんは確実に動揺してて

これは・・・思ったより良いんじゃないか?!  調子にのった

「ぼ、僕は、霧切さんが好きなんだ!」
「・・・・・・・」
「霧切さん?」
ま、まずい、ヤバかったかな?
と思ったら 霧切さんは無言で脱衣所から走って逃げてしまった

「ちょ! 霧切さん!?」

行っちゃったよ・・・
で、軽い自己嫌悪に
みたいな感じでどう? 長文スレ汚しスマン

232:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 19:32:41 yaUIsF/z
キャラ使うのって難しいなぁ

233:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 19:48:00 Oq477d7o
>>231-232
えくすとりーーーーーーーーーーーむ!!
確かにあのコロシアイ学園生活中ならいくら信頼し合ってても「押し倒し→殺意」の変換はある意味仕方ないかもなw
好きだって言われて思わず逃げ出しちゃうテレギリさん可愛い…orz
このあとは苗木君がビシっと男を見せてくれるものと勝手に妄想しているw
あとは霧切さんの気持ちを確かめて退路を断つだけだぜb

234:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 20:03:50 5lPeXtx4
このスレしょっちゅうSS投下されるんだが霧切さんが自演で書き込んでる気がしてきた

235:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 20:21:07 srytQVu0
>>234
おまwその設定だけは…www
というか霧切さん、どんだけ翔さんの洗礼を受けたんだよw
でも…ここの書き込みのすべてが霧切さんの願望だと思ったら不覚にもちょっと萌えてきたw


236:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 20:24:27 EZsKfu3z
>>234
そうか、分かったぞ!

霧切さん、アルターエゴに自分の願望を吐露する

アルターエゴ、霧切さんの願望を理解する

アルターエゴ、IDを変えつつこのスレに霧切さんの願望をSSとして書き込む ←今ここ!

237:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 20:37:26 srytQVu0
>>236
そ   れ   だ

3章で山田に対してアルターエゴのことでうるさかったことの裏にはそんな理由もあったというのか…?!
しかし自分で願望って言っておきながら何なんだが、今までのSSの内容が願望だとしたら霧切さんどんだけピュアなの?!
つまりこれらは…霧切さんが自分の体験をアルターエゴにのろけた結果生み出されたものなんじゃないか?

きっと「願望」のほうはもっと過激で…現時点ではアルターエゴも書き込みをためらっているんではないかと推測するぜw



238:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 20:48:29 Qv9RJv19
>>234
やべぇ、いろんな意味で萌えてきたw
苗木君がこのスレ見つける日が近い気がしてきたww

239:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 20:48:33 05wfwVCf
霧切さんがこのスレのss見たらどんな反応するんだろうか。
思いっきり閉じて、一人赤面しながらディスプレイに向かって弁解するのか
静かに閉じて、一人ベットにうつ伏せになって悶えるのか。
どうなんだろうな。

(皆反応してくれてありがとう。
凡ミスや変換ミスがあって本当にごめん。
2つ程ネタが生まれたので、明日ぐらいにまた投下予定。)

240:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 21:08:51 MP/w9iq6
ナエギリは正義、い い わ ね?!

241:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 21:39:01 NDaJv5lS
書いたけど性的描写があるんだけれどいいかな?

242:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 21:47:29 NDaJv5lS
もういい投下する

キリギリさんと苗木の日常①

葉隠「キララちゃんの新作DVDが出たべ 苗木っちにもかしてやるべ」
苗木「本当?葉隠くんありがとう!!」
葉隠「おう!!汚すなよ?」
苗木「早速部屋言ってみてみるよ!!!」

苗木自室
苗木「キララちゃん・・・ハァハァ うぅ・・・」シコシコ
ギリギリ「マコトくん?いつも言ってるけれど部屋の鍵を・・・・・」
苗木「!!!??キッ、キョウコさん!!!!????うっ」ドピュドピュ
キリギリ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
苗木「あの・・・いや・・・これは・・・その・・・」
キリギリ「マコトくん・・・何をしているの?」
苗木「だから・・その・・・」
キリギリ「マコトくん 私たち付き合ってるのよ そうゆう事をしたいなら言ってくれればいくらでも処理してあげるわ」      
苗木「キョウコさん・・・」ジーン
キリギリ「オナニーだって私の都合がつかない時なら本当はよくないけどゆるしてあげる ただ・・・」
苗木「ただ?」
キリギリ「オカズは私だけよ!!!い、い、わ、ね?」
苗木「う・・・うん」
キリギリ「とりあえずこのDVDは没収するわ」
苗木「え・・ちょっとまってそれは・・・」
キリギリ「何?」ギロ
苗木「なんでもないです・・」
キリギリ「まだ溜まってるみたいね?いいわ仕方ないから処理してあげるわ」







子の後10回抜かれた












243:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 22:04:47 DBfTt8bD
>>242
アグレッシブなのktkr!乙
やはりあの男子連中にもこういうコミュニティがあるのかねえ…葉隠はともかく苗木君が普通にこういう貸し借りしてたらヘコむわ(主に霧切さんがw
これは俺の妄想でしかないけど、確かに霧切さんは相手が自分以外で抜くのは嫌がりそうな気がする
しかし10回は…セレスさんの絞り取りの比じゃねええw苗木君死んじゃうぞw

244:名無しさん@お腹いっぱいです。
10/12/06 22:10:11 yaUIsF/z
ある日の霧切さん

「あれは、苗木君・・・と朝比奈さん?」

苗木君を見つけたときには歓喜したが、次の瞬間には血の気が引いた

「!? なんで、苗木君が朝比奈さんの部屋に・・・?」

そのまま、気付いた時には、いつの間にか朝比奈さんの部屋の前に立っていた

「まさか、舞園さんの代わりに朝比奈さんを?」

そんな事を考えながら、自然と朝比奈さんのネームプレートを睨み付けてしまっている

「こんなの、私らしくないわ・・・ 苗木君が誰と仲良くなろうと関係ないのよ、そう・・・関係ない」

なんだか悲しくなってきて、急いで自分の部屋に戻る

「苗木君のバカ・・・」

部屋に戻ってからも苗木君の事が頭から離れない

「このままでは駄目だわ、そうよ苗木君に直接聞けば解決するわ」

覚悟を決めて部屋を出ると、瞬時に苗木を見つける・・・

「腐川・・・さん?」

そう、見つけたのだ
腐川さんの部屋に入って行く二人を

そのまま、出てもいないのに部屋に戻る

朝と午後の事を思い出すとだんだん怒りが込み上げてくる

そして、霧切さんの一日は夜を迎える

趣向を変えてみました どう? 続きとか、新しいのとかはその内投下します

245:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 22:16:26 DBfTt8bD
>>244
スネギリさんが嫌いな住人なんていませんっ!!

そういやその2人と違って霧切さんは好感度上げても部屋に呼ばれるイベントないもんなぁ
そして「苗木君のバカ…」の破壊力まじぱねえっす…orz本人にも言ってやれよ!w
次の投下も楽しみにしてるぜ

246:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 22:19:53 sWuzgHE8
>>242
乙!

>>243
葉「十回なら多分大丈夫だべ。苗木だけに」
十「! そもそも、苗はある程度"育てて"から"土壌"に"埋える"もの。耐性があるということか…。
 …フッ、さすがだな、苗木」
苗(それは漢字が違うよ…)

247:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 22:28:02 F8cR8NEB
>>245
あなたが神か
これはその後の展開に大いに期待!

>>246
十神の坊っちゃんいい加減にしろwww
もうアレだな、翔さんにコイツの居場所リークして連れ去ってもらおうぜ

248:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 22:28:45 11iQPlYe
十神の!~とかフッ~とか脳内再生余裕だなw
他の奴らもセリフだけでキャラ立ってて妄想しやすい

249:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 22:36:11 CbwTlKCA
十神はもうこのキャラでいいと思うんだw

250:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 22:36:56 Qv9RJv19
ふと浮かんだので投下。
苗木君が手帳を見つけた所でとある部分を見つけた後、事件を解決して学園を出る前の話。
少し霧切さんの発言がおかしいかもしれませんが悪しからず。

「そうだ、学園を出る前にあの事だけは聞いておかないと。」
苗木はそう言ってとある人物を尋ねた。
相手はもちろん霧切さんだ。
「あら、苗木君。 どうかしたの?」
「霧切さん、実は出る前に確認したい事があるんだ」
「確認? 何のことかしら」
「霧切さん、僕の事好き?」
「!?」
さすがの霧切さんも驚いた様子だった、 顔も赤くなってた。

「突然何を言い出すの、苗木君? 私があなたの事が好きですって・・・」
「ふっ、 (そんなことありえないわ!)」

言弾「ロッカールームで見つけた手帳」

「それは違うよ!」

「霧切さん、ロッカールームで見つけた手帳だけど、アレって確かに霧切さんの手帳だよね?」
「ええそうよ 私のよ。私の字だったわ」
「学級裁判の時は最後のページしか見てなかったけど他のページとかも読んでみた?」
「いえ、後で読もうと思っててまだ読んでないわ」
「じゃあちょっと読んでみてよ」
「・・・・まぁいいわ」

そう言って霧切さんは手帳を読み返した。
そこには日記が書いてあった。 そこにはこう書いてあった

「○月○日
今日は苗木君と日直だ、放課後の仕事の後苗木君を誘ってどこかに行こうと思う。」

「○月×日
昨日苗木君を誘ってみたら、苗木君はあの後舞園さんと出かける予定が入っていたようだ。
昨日は仕方なかったので今日朝苗木君に声をかけたら、今日はセレスさんと出かけるらしい。
最近苗木君は女の子とばかり出かけてる気がする。 
何故か胸が苦しくなる。」

といった感じに苗木の事ばかりが書かれていた。
そして日記の最後には

「苗木君、切ないよ・・・・」 
と書かれていた。


251:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 22:37:45 Qv9RJv19
「霧切さん、どう?」
「確かに私の字だから私が書いたのだと思うわ」
「じゃあ・・・」
「でも今は記憶を失っているから何とも言えないわ」
「そう・・・だよね、 あははは ごめんね霧切さん、変なこと聞いて」

そう言って苗木は部屋を出ようとした。

「待って、苗木君」

それを霧切さんが呼びとめる

「苗木君、ヒントよ。」
「え?」
「確かに私は記憶を失う前はあなたの事が好きだったのかも知れない、でも記憶を失ってもその気持ちまで消えるのかしら?」
「この生活で初めて会ったときから気になっていた、そしてあなたと触れ合っていくうちにどんどん気になっていった。そして今、私はこんなに苗木君の一緒に居たいと思ってる」
「霧切さん・・・・それって」
「苗木君、ここまで言えばわかるわよね?」


はい、お目汚しすいませんでした。
文字が多かったので2レスも使ってごめんなさいw
若干霧切さんの台詞におかしな点があると思いますww
後手帳の展開には多少無理があるような気もしますが気にしないでくださいw


252:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 22:39:13 Qv9RJv19
「霧切さん、どう?」
「確かに私の字だから私が書いたのだと思うわ」
「じゃあ・・・」
「でも今は記憶を失っているから何とも言えないわ」
「そう・・・だよね、 あははは ごめんね霧切さん、変なこと聞いて」

そう言って苗木は部屋を出ようとした。

「待って、苗木君」

それを霧切さんが呼びとめる

「苗木君、ヒントよ。」
「え?」
「確かに私は記憶を失う前はあなたの事が好きだったのかも知れない、でも記憶を失ってもその気持ちまで消えるのかしら?」
「この生活で初めて会ったときから気になっていた、そしてあなたと触れ合っていくうちにどんどん気になっていった。そして今、私はこんなに苗木君の一緒に居たいと思ってる」
「霧切さん・・・・それって」
「苗木君、ここまで言えばわかるわよね?」


はい、お目汚しすいませんでした。
文字が多かったので2レスも使ってごめんなさいw
手帳の展開には多少無理があるような気もしますが気にしないでくださいw


253:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 22:41:07 Qv9RJv19
>>251 >>252 ごめんw どうやら2回投下してたようだ・・・・バグか?

254:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 22:44:39 xHUJ5MGc
さっさとヤるならいいかも。サクラ少な目なの集めてみたよ。ただし自己責任でやってね。


ワイワイシー
URLリンク(www.yyc.co.jp)
イクヨクルヨ
URLリンク(194964.com)
ワクワクメール
URLリンク(550909.com)
PCMAX
URLリンク(pcmax.jp)
ハッピーメール
URLリンク(www.happymail.co.jp)
ASOBO
URLリンク(aso-bo.org)
メルパラ
URLリンク(meru-para.com)
ミント
URLリンク(mintj.com)


255:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 22:44:46 sWuzgHE8
>>244 >>253
GJ!
SS投下のペースが早くて席を外せないぜww

256:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 22:51:40 NDaJv5lS
キリギリさん

葉隠「苗木っちに頼まれてた例のアレ届いたべ」
苗木「ほんと!?ありがとう!!」
葉隠「ほい コレ。にしても相変わらずラブラブで羨ましい限りだべ」
苗木「そ。。そうかな?普通だと思うけど」
葉隠「いーや 見てるこっちが満腹になっちまうくらいラブラブだべ フカワなんかもう発狂してるべ?」
苗木「本当に?ちょっと自重するよ」
葉隠「ああそのほうがいいべ」
苗木「じゃあ とりあえずコレキリギリさんに着せないといけないから」
葉隠「あーはいはい 自重する気ないのがよく分かるべ・・・・」

キリギリ自室
苗木「キリギリさんこれ着て欲しいんだ!!!!」
キリギリ「これ?メイド服?嫌よ」
苗木「きっとすごく似合うと思うんだ!!だからお願い!!」
キリギリ「嫌よ・・・恥ずかしいもの////」
苗木「ど・・・どうしても・・・?」シュン
キリギリ「・・・そ、そんな顔しないでよ 分かったわよ着ればいいんでしょ」
苗木「ありがとうキョウコさん!!!」
キリギリ(もう・・・惚れたら巻けって本当ね・・・ハァ・・・)
キリギリ「着たけれど・・・これスカート短くない?/////」
苗木「そんなことないよ!!コレくらいの長さが一番いいんだよ!!すごく似合ってるよでも・・・2つ足りないものがる・・・」
キリギリ「・・・足りないもの?」
苗木「メガネとポニーテールだよ!!」
キリギリコレでどう?」
苗木「完璧だよ!!!キョウコさんすごく知的だからメガネ似合うし、ポニーテールも可愛いよ」
キリギリ「そ、そう・・・期待に応えれてよかったわ・・・」
苗木「なんか有能メイドって感じだね すごく可愛い」
kリギリ「もういいでしょ////]
苗木「だめだよ せっかく着たんだから楽しまないと」
キリギリ「楽しむって・・・?何を・・・?」
苗木「メイドさんって行ったらやっぱりお仕置きプレイだよね」
キリギリ「い・・嫌よ オシオキプレイなんて・・」
苗木「大丈夫。優しくオシオキしてあげるから」
キリギリ「ほ、ほんとう?優しくないと嫌よ」

キリギリ(なんてプレイもありよね?ちょっと強引な苗木くん/////いいかも・・・・)
   



257:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 22:53:44 CbwTlKCA
>>256
え?なにこれGJすぎるんだけど

258:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 22:58:29 F8cR8NEB
>>256
GJw
妄想オチなのになぜか許せる…それどころかむしろご褒美!
これも霧切さんの普段の行いが良いおかげだなw
そのちょっと強引な苗木君がそのうち現実のものとなればいいね、霧切りさん!

259:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 23:13:47 oF5t3Kov
探偵ネタと~かします
>>203 すいません、ネタをお借りします



「苗木君、今すぐ服を脱ぎなさい」

「……は?」

ここは希望ケ峰学園探偵同好会室。
メンバーはボクと霧切さんだけの小さいと言うのもおこがましいほどの同好会だ。
ある程度実績がある為、部屋を与えてもらっている。
無論その実績の9割以上は目の前の彼女の功績だ。
そんな超高校級の探偵の彼女は、今ボクを指刺しながら理解不能な言葉を吐き出した。

「えっと…よく聞こえなかったんだけど……、もう一回言ってもらえるかな?」

多分聞き間違いだろう。
霧切さんは表情を表に出さないクールな女性だ。
2人だけの部屋でそんな服を脱げとかそんなことを言う人じゃ…

「服を脱ぎなさい、そう言ったのよ」

言う人だった。
いやいやいやいや、あれだ、理由とかあるんだきっと。
霧切さんと2人で今まで居たけどそんなアレはなかったし、
それに霧切さんはボクなんかと釣り合わないくらい綺麗だし、
そもそもボクより身長大きいし。

「何をブツブツ言ってるかは知らないけれど、勝手に脱がさせて貰ったわよ」

「…いやでも………え?」

「……あの香りはしないわね。
ありがとう、返すわ」

そういって学生服の上着を返してくる霧切さん。
い、いつのまに取られてたんだ……というか気づけよボク!

「え、えっと…結局なんだったのかな?」

「盗難が発生したわ。
苗木君には調査を手伝ってもらいたいのだけれど……、
でもその前に、念のため直接調べようかしら…」

そう言って霧切さんはボクの目の前に顔を近づけてくる。
…って、ええっ!?

「ちょっまっ!霧切さん!?」

ボクの声が裏返る。
おもわずギュッと目を瞑ってしまう。
しかし、どれだけ立っていても期待した(?)何かは来なかった。
少しだけ目を開けると、ボクの首に顔を寄せている霧切さんが目に入ってきた。
間近に雪のように白い肌が見える。
自然とボクの顔はりんごのように赤くなる。

260:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 23:16:39 oF5t3Kov
「き、霧切さん?
何をしてるの…かな?」

「……」

霧切さんは無言でボクから顔を遠ざけ、次にボクの手首を掴み、
それを顔に寄せる。

「……あのー」

「…やっぱり苗木君が犯人ではないようね」

霧切さんが僕の手を離してそう言う。
えっと…、駄目だ。冷静になれない…。

「…犯人?」

「ええ、今回の盗難の犯人からは特殊な香水の香りがするはずよ。
現場が現場だから念入りに調べたけど、やっぱり苗木君は犯人ではないようね」

「えっと…」

整理すると、盗難事件がおきて、起きた場所がボクに関係あるところで、
犯人は特殊な香水をつけていて、今から捜査をするってことでいいのかな?

「大体あってるわ。
それじゃあ操作を始めるわよ、ついてきて」

「…え?何でボクぼ考えてることが…」

「…エスパーだから」

「いや、それは舞園さんの芸風…」

「早くしなさい、置いていくわよ」

…あ、少し恥ずかしかったのか顔が赤い。珍しい表情の霧切さんだ。
…ってそうじゃないだろボク!

「ちょ、ちょっと待ってよ霧切さん!
現場って何処なの?ボクに関係のあるところって…」

ボクの言葉を聞いて、霧切さんが振り返り、
ボクを…、いや、ボクの後ろを指差す。

「この部屋よ」

「え?」

「鍵は私と苗木君しか持ってないわ。
だから苗木君を疑ってしまったのだけど……、
そもそも苗木君が犯人のはずがないのに…、
私としたことが…、焦っているようね。らしくないわ」

「待って、とりあえず詳しい話を聞かせてよ」

261:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 23:17:49 oF5t3Kov
「……そうね。
まず、犯行の内容は窃盗が一件。
現場はここ、探偵同好会室。
犯行は昨日の夜19時から朝6時にかけて、
現場には嗅いだことのない香がかすかに残っていたわ。
盗まれたのは……、小物よ」

「…小物?」

霧切さんが最後だけ言葉を濁した。
ボクからも目線を逸らしてるし、気持ち顔が青い気もする。

「そうよ。
それじゃあ探しに行くわよ。
どうやって部屋に入ったかは知らないけど、香を頼りに虱潰しに探せばきっと…」

「…」

…おかしいぞ?
見たところ窓や扉もこじ開けられたような様子はないし、
金目のものがなくなったりしてもいない。
つまり、この場合犯人といえる人はあの人しか居ないのに……、
霧切さんがそれに気づかないなんて、よっぽど大切なものなのかな…。
「…小物?」

霧切さんが最後だけ言葉を濁した。
ボクからも目線を逸らしてるし、気持ち顔が青い気もする。

「そうよ。
それじゃあ探しに行くわよ。
どうやって部屋に入ったかは知らないけど、香を頼りに虱潰しに探せばきっと…」

「…」

…おかしいぞ?
見たところ窓や扉もこじ開けられたような様子はないし、
金目のものがなくなったりしてもいない。
つまり、この場合犯人といえる人はあの人しか居ないのに……、
霧切さんがそれに気づかないなんて、よっぽど大切なものなのかな…。

「き、霧切さん?
何をしてるの…かな?」

「……」

霧切さんは無言でボクから顔を遠ざけ、次にボクの手首を掴み、
それを顔に寄せる。

「……あのー?」

262:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 23:20:27 oF5t3Kov
みすった
「き、霧切さん?
何を(ry」から下はスルーしてくれ

「…霧切さん」

「まずはうちのクラスね。
特に怪しい人は居ないけど、まずは身近から…」

「霧切さん!」

「…え!? ちょっと、苗木君!?」

ボクは強引に霧切さんの手を掴んで、目的の場所へと足を走らせた。
霧切さんほどの人が冷静になれないなんてよっぽど大切なものなんだろう。

「犯人というか、とりあえず心当たりのある人がいるから、
そこまで行こう!」

「……わかったわ」

彼女は少し驚いた顔をしながらも頷いてくれた。
ここからそんなに遠くはない。すぐに着くだろう。
何気に初めて彼女の手を握ったのだが、その感触を楽しむ前に目的地に着いた。

「……ここは」

「…失礼します」

ボクはノックをして、返事を確認してから部屋に入った。
同時に爽やかな臭いが空間を満たしているのを感じる。
霧切さんの表情が変わったところを見ると、
どうやらこの臭いが例の香だろうと推測できる。

「誰かと思えば苗木君に…響子じゃないか。
…随分仲が良いんだね」

「……お父さん」

「学園長、1つ尋ねたいんですが…」

「構わないよ、そこに座りなさい。
お茶を出すから少し待っててくれ」

「いえ、すぐ済む用事なので…、
あの、昨日ボク達の同好会室に入りませんでしたか?」

「…ん?
ああ、そうだった。今日授業の時に渡そうと思っていたんだ」

そういって学園長は机の中からネックレスを取り出した。

「…っ! それは!」

263:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 23:21:08 oF5t3Kov
「中から音がしたから確認に入ったんだけど、
これが床に落ちててね、念のため預かっておいて後で渡そうと思ってたんだ。
超高校級の鍵師とかも居るしね」

はははっ、と爽やかに笑う学園長。
というか、もしかしてあのネックレス……。

「マスターキー……そんな初歩的なことを忘れるなんて……」

「その反応を見ると響子の物らしいな。
次からは貴重品を教室に置いてかないように気をつけるんだぞ」

「……はい」

「ありがとうございました!」

ボクと霧切さんは学園長に礼を言って部屋を出た。
それにしても……、

「なくなったのってそのネックレスだったんだね。
その…、大切にしてもらってるみたいで凄くうれしいよ」

霧切さんがあんなに焦ってたのは初めて見た。
それだけ大切にしてくれているようだ。デザインが気に入ったのだろうか?
なにはともわれ、あげた側としては嬉しい限りである。

「……疑ってごめんなさい。
それとありがとう、苗木君。
今日はもう帰るわ、騒がせてしまってごめんなさい」

「え、ちょっと…」

早口でそう言って、足早に帰っていってしまった。
最近は霧切さんの笑顔をみる機会も多くなったけれど、
あそこまで照れたような顔は初めてだ。
ボクは、自分の関係しているところで新しい霧切さんが見れることがなんだか嬉しかった。
また1つ霧切さんと仲良くなれたみたいだ。



思いつき故色々雑ですが勘弁してくだしあ;
スレ汚しすまんかった

264:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 23:29:14 oF5t3Kov
>>261
いかん、苗木君の二回目の「小物?」の所から次元が歪んでる
雑どころじゃないな
正直すまんかった

265:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 23:32:14 F8cR8NEB
>>263
GJすぎるだろJK…
パパギリさんの登場も新鮮でいいなぁ…「娘さんをボクに(ry」的なパラレルなんかにも使えそうだw
それと、テレギリさん逃走オチが様式美になりつつあると感じたw

にしても今日は大豊作すなあ、嬉しい限りだ
まとめwikiの件そろそろ本格的検討したほうがいいかもしれんな

266:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 23:37:30 QancUj8e
超高校級が多いスレね

267:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/06 23:37:52 Qv9RJv19
>>265
wikiは賛成だな。
それならまた書いてくれる人も増えるだろうし、俺もネタができたらまた書くし
てか最近こことセレスさんのスレを見ることが日課になって来た自分がいるww

268:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 00:15:39 22+WSwhf
今日もナエギリにとっていい流れが続きますように…

269:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 01:08:16 8mPgq9Hu
苗木君のベットの下

270:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 03:03:13 q556kPPq
>>200のネタを自己リサイクルさせてください

苗「その…悪いんだけど十神クンが預かった鍵を使って霧切さんの部屋に入らせてもらったんだ。
  でも事件に関係なさそう所は見てないから…」
霧「…そう、入ったのね。ところで苗木君、私の下着が一枚足りないのだけれど」
苗「そ、それは違うよ!!部屋に入った時は十神クンが一緒だったんだ。
  僕がおかしな事をしていないのは十神クンが証人だよ」
十「確かに、苗木は証拠を集めていた以外は不審な動きはしていなかったな」
霧「じゃあ十神君が犯人なのかしら。鍵はずっとあなたに預けていたんだし」
十「なっ…! この俺がそんなコソ泥のような真似をするか!
  それより無くなった下着というのはどういうものなんだ。色は?形は?」
朝「ちょっと十神、そんな事聞かないでよ!霧切ちゃんが可哀想じゃん!
  ホントにデリカシーないんだから、このセクハラメガネ!」
十「セ、セクハラメガネだと…」
霧「ありがとう、朝日奈さん。でも私なら平気よ。それより真実を明らかにするほうが大切だわ。
  そして犯人に相応の”オシオキ”を受けてもらうの」
苗(き、霧切さんが恐い…犯人に少しだけ同情しちゃうな…)
霧「色は…白よ。…形は…そうね、普通だわ」
苗(これは重要な証言だ。後で…いや、今すぐ通信簿に書き留めておこう)
十「あまり参考にならんな。図に描いてみろ」
朝「十神!殴るよ!」
十「わ、わかったから落ち着け。…そういえば葉隠はどうした?やけに静かじゃないか」
葉「オレ!?オレは何も知らん!これは大宇宙の絶対的法則だべ!」
苗(怪しい…)
霧「白状しなさい」
葉「オレが犯人です…」
朝「早っ!…この女の敵!さくらちゃんの分までぶん殴ってやる!」
葉「ま、待ってくれ!盗んだんじゃなくてランドリーの前で拾ったんだべ!
  どう見ても朝日奈っちのじゃねえし、霧切っちに聞こうと思ってたら…」
十「その前に霧切が行方不明になっていたというわけか。全く、人騒がせな…」
朝「どう見ても~ってのが気になるけど嘘はついてなさそうだね。どうする、霧切ちゃん?」
霧「元々、私が下着を落としたのが原因だし、返してもらえばそれでいいわ。
  葉隠君、ごめんなさい」
葉「い、いやこっちこそ悪かったべ!お詫びにオレがタダで占ってやるべ!オレの占いは三割当たる!」
霧「それはいらないわ」
葉「即答ヒデーって!」

苗(一同が和やかな笑いにつつまれ、こうして今回の学級裁判は幕を下ろした。
  また一つ困難を乗り越えて僕達の絆も強くなったみたいだ。何か忘れてる気がするけど、気のせいだよね)

モノクマ「………」

271:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 03:17:05 rMEjsFs4
>>270
主犯の葉隠より御曹司がヤバく見えるw
白か

272:名無しさん@お腹いっぱいです
10/12/07 04:50:20 NfJ4732g
少し、起きたついでに予定だった>>244の続き ある日の霧切さん

「苗木君・・・」

夜になっても心の中のモヤモヤが晴れることはなかった

「なぜかしら、この生活の始まったばかりの時は苗木君が誰といても気になんてならなかったのに」

なぜ今はこんなにも彼のことを考えて・・・不安になっているのだろう

「朝比奈さんと腐川さん・・・二人とは何をしていたのかしら。 この状況下で他人を部屋に招くなんてそれなりの理由が無いとあり得ないわ、それも一日に二人もなんて・・・  それもあの苗木君が」

考えれば考える程、一番想像したくない事が頭に浮かんでくる

「まさか、苗木君なのよ?」

一人、自問自答を繰り返し、考えては不安になり、そんな事で真剣に悩んでいる自分に嫌気が刺す

「そうよ、本人に聞けばすぐに結論が出るわ  ・・・でも、こんな事を聞いて嫌われないかしら・・・」

柄にもなくそんな事を考えていると
夜時間の放送が流れた

「もうそんな時間なのね・・・ 夜なら、苗木くんは部屋にいるわよね」

真実を確認する覚悟を決め、隣の部屋に向かうために廊下に出た・・・

(続く)
不出来でごめん、続きはまた後で

273:名無しさん@お腹いっぱい
10/12/07 04:54:02 NfJ4732g
う~ん、自分的に納得できない・・・
もしかしたら、続きより新作を投下するかも

274:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 05:43:21 SWGktyMu
>>270
乙!
御曹司の歪みなさに吹いたわw
いきなり下着の形状やらを臆面もなく聞いちゃう彼は何なの?天然エッチ的な何かなの?w
それだけでは飽き足らず図に描けとかもう…翔さん以上に警察に突き出したい人物ですねこれは

>>272
GJ!
書いてる本人にしか分からん苦悩やこだわりもあるかと思うが、読んでるこちらはコンスタントにニヤニヤさせてもらっているぞ!
霧切さんのモヤモヤした気持ちが物凄くリアルに伝わってきて俺はこの感じ好きだぜ
にしても、意を決して苗木君の部屋を訪問する霧切さん(それも夜時間!)のシーンがラストとは…まさに超高校級の寸止めww
続きでも新作でも気長に待ってるぜ!

275:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 07:42:43 raLTipeQ
>>273
なんという寸止めw
まあ自分が納得いくまでやってみるのもいいと思うよ
こっちの続きもwktkせざるを得ないがなw

276:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 09:06:35 aj6474qG
デレもいいがあくまでクールでいてほしい…

277:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 10:01:37 JWw3Yb/E
基本はクールじゃないといけないよな
妄想ふくらませるのもいいが、あんまりキャラ崩壊させると人によっては不愉快になるから加減が難しい
とはいえ、だったらお前SS投稿しろよとなるし悩み所だわw

霧切さんはクールで冷たい感じの中でゲームの中でもあった、「極稀に見せるデレ」があるからこそ引き立つのだと思って譲れない

278:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 11:54:06 luXszLXe
学園を出てからは良いんだが、
ゲームの時系列内では基本クークーたまに微デレだしなあ

279:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 13:06:12 nXBZT0d6
勝手に投下 3~4レス予定


「うー、寒いね。霧切さん。」
「そうね」

もう12月。
寒いのは当たり前なのだが、やはり「寒い」と言ってしまうのが平凡なボクだ。
今日は霧切さんと2人きり。すなわち「デート」。
ショッピングモールを巡り、今は公園のベンチに腰掛けている。

「12月、だね。」
「えぇ」

しばらくの沈黙。
付き合いたてのカップルというのはこういうものなのだろうか、と考えるが
すぐにやめる。
そんなことを考える時間が、今のボクにはもったいない。

「霧切さんは、サンタさんを信じてる?」

と、言った途端になんて幼稚な質問かと後悔する。
霧切さんはしばらく考えるような表情をしたあと、こう言った。

「苗木君は、『さん』付けするのね」

はい、後悔。

280:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 13:18:12 nXBZT0d6
「こ、これは偶然だよ!その、いつもは呼び捨てでっ」
「ふふ、苗木君が呼び捨てにするなんてありえないわ」
「うっ…」

恥ずかしい。
きっと霧切さんはなんて子供っぽいと思ってるんだろうな。
そう思っていると、霧切さんは「そうね…」と呟く。

「私は、サンタ『さん』を信じてたのかしら?」

何故か答えは疑問符付きだった。

「どういう意味?」
「私は、サンタ『さん』を…恨んでたのかもしれないわ」
「…え?」

恨む、なんて物騒な言葉が出てくるとは思わなかった。
予想外の答えにボクはただ戸惑うばかりだった。
霧切さんはそんなボクに気づいてか、小さく笑う。

「ごめんなさい、変な事を言っちゃったわね。忘れて」

そういう霧切さんはいつもの微笑だったが…どこか悲しそうに見えた。

「ううん、霧切さんが悲しそうにしてるのは嫌だから。何でもボクに言って。」

霧切さんは驚いた表情をしながらも、「そう」とまた呟く。

281:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 13:21:03 aj6474qG
「ねぇ霧切さん、質問してもいいかな?」
「どうでもいいこと以外なら答えてあげるわ」
「うっ…」
「どうでもいいことなのね」
「そ、それは違うよ! 仲間として信頼を深め合うのに大切なことだよ!」
「…まあいいわ。一応聞いてあげる【仲間】だものね」
「(なんで仲間を強調するのかな)霧切さんって…探偵小説や漫画…好きかな」
「そうね…好き…ううん、好きだった、かしら」
「どういうこと?」
「子供の頃は好きだった。明智小五郎やシャーロックホームズ、金田一耕介にその孫、名探偵コナン…みんなが憧れだった」
「うん」
「でも、成長して自分で探偵をするようになって…どうしても穿った目で見てしまうようになったのよ。…私自身、死神が見えるなんてオカルト体質だって言うのにね」
「霧切さん…」
「でも…それでも、やっぱり今でも彼らは憧れよ。昔みたいに素直には見られないから…やっぱり【好きだった】が正しいとは思うけど」
「そっか…」
「話すぎたわ。…何をへらへらしているのよ」
「霧切さんが自分のことを話してくれたのが嬉しかったんだ。…後、笑ったお詫びってわけじゃないけど…これ」
「蝶ネクタイ?」
「型の変声機だよ。…やっぱり、こんなおもちゃみたいなのいらないかな」
「…いいえ、とても嬉しいわ。ありがとう苗木くん」
「どういたしまして」
「…今度は、あなたの恥ずかしい昔話も聞かせなさい。それでおあいこにしてあげるから」
「…そうだね。「実は僕は小学六年までおねしょをしてたんだ! とかね」…ええっ!?」
「…これ、玩具みたいな見た目の割に、ちゃんと苗木くんの声が出たわね」
「き、霧切さんっ!(意外と当たってるのが怖い…)」

282:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 13:22:33 aj6474qG
プレゼント渡す際の会話を妄想してみた
個人的にこれくらいの感じが好み
まあクオリティについてはどうとも言えませんが

283:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 13:24:23 aj6474qG
うわああああ
携帯で書いて確認せずやったから割り込んでしまったすまない
>>281 だけは別です

284:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 13:33:03 r0OYio5Y
SSの多いスレですね
いいぞ、もっとやれ

285:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 13:39:12 nXBZT0d6
「私は…恨んでた。みんなが、サンタサンタと騒いでいるのを。
 でも、勘違いしないで。
 私にも、ちゃんとクリスマスにはプレゼントはあったわ。」
「うん」
「プレゼントしてくれたのは、学校の先生や親戚の人達。
 嬉しかった、本当に。 
 …でも。」

霧切さんは深呼吸をして、話を続ける。

「みんな決まって言うの。
 『大丈夫よ、響子ちゃんにはちゃんとサンタさんがいるからね。』って。
 みんな[可哀想な子]として私を見る。それが、いやだった。
 私には、[あの人]がいないから。
 だから…恨んでいたの。サンタ『さん』を…」

そう言って霧切さんは俯く。うっすらと見える表情はつらそうだった。
それがボクにはつらくて、痛くて、苦しくて。
ボクは気がつけば、霧切さんの手を握っていた。
霧切さんはそれを解こうともせずに、ずっと黙っていた。

「だったら…ボクが」

あれ、と何かおかしい。

「ボクが、霧切さんのサンタになる!」

霧切さんは顔を上げて、ボクを見る。
はは、馬鹿みたいだな。
どうしてボクが泣いて、霧切さんが笑っているんだろう。
普通は逆のはずなのに。でも、止まらない。

「ふふ」

霧切さんがまた笑う。
そして、ボクの頬に流れている涙をそっと拭ってくれる。

「泣き虫なサンタね。でも、私のサンタならそれでいいの。」

そういうと、霧切さんは握っていたボクの手をそっと両手で包み込む。
手袋だけど、暖かさはないけど、でも感じる。
霧切さんだけの、暖かさ。
ボクだけがわかる、大切な暖かさを―忘れない。




スレ汚しごめん。
なんか微妙な出来になってしまった、ごめんなさい。
またシリアス話があるので、いつか投下します。

286:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 14:44:25 itb2gPt+
>>281
GJ!霧切さんの【仲間】を「しつこいわよ」とか言われるくらいまでリアクショントークしたいw
意味的には、4章でのことを微妙に根に持ってる(あるいはそういう演技をしてみてる)か「(単なる【仲間】じゃ嫌なのに…)」みたいに思ってるスネギリさんなんだと勝手に解釈している!
ちょっと機嫌のいい時の霧切さんにはその変声機でイタズラなんかして欲しいねw(ただし相手は苗木に限る!

>>285
ありがとう、シリアスも大変おいしいですw
パパギリ関連や火傷のことといい、そもそも霧切さんはシリアス設定豊富だもんな
あとこれは個人的な気持ちなんだが、霧切さんがパパギリを「あの人」呼びなことになんか嫉妬してしまうw
普通に父上だって親子だって分かってるけどなんか…なんか…orz
次の投下いつでも待ってます!

287:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 14:53:41 q556kPPq
>>270です レスくれた人ありがとう
今回初めて少し長めの書いたけどみんなすごいな

>>276>>277>>278
デレギリさんがあまりにも可愛いもんだからデレに飢えている人も多いみたいだな
自由行動でわかるように霧切さんは普段、感情を隠してるだけなんで間違ってはいないんだが
その辺の加減は投下人の判断にお任せするしかないな

288:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 16:28:19 rMEjsFs4
うぷぷ…防犯カメラに撮られてるんだけどね

289:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 16:46:21 f868VlYp
>>288
そのセリフで、

情報処理室に忍び込んで防犯カメラの映像を調べていた霧切さん。
過去の映像も残っていたので調べたところ
そこには○○と××が、■■←いちゃいちゃでもちゅっちゅでもにゃんにゃんでもお好きな言葉を
している映像が。

そんなことがあって、しかもその日の夢に苗木君とそういうことをする情景が出てきたもんだから
妙に苗木君を意識してしまって会話も出来ない霧切さんを幻視した。
でも○○と××が誰なのか考え付かない件。

290:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 17:19:54 S5Gt1IB+
>>289
○○と××を丁稚あげるのが難しければ1章での苗木君と舞園さんのアレは?
舞園さんのほうから抱きついてきたヤツw
って苗木君が絡んでたら話がまた別の方向にいっちゃうか…w
もしくは半ば俺の捏造になっちゃうけど舞園さんと桑田とかは?例の呼び出しへの布石として舞園さんがちょっと積極的にこう…
こんなこと言っちゃってるが、1章でいなくなってしまったこの2人のことも勿論好きだぜ!

291:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 18:28:18 hRCvAQ6u
そういえば、学園の居住スペースって
学園がシェルターモードになる前から使ってたんだっけ?
それとも、普通に家から学園に通ってたんだっけ?

292:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 18:34:53 orB0l/Z8
セレスさんが栃木から電車通学とかかわいそすぎる

293:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 18:44:30 NjaYhrLw
>>291
寄宿と通いの2パターンじゃない?
葉隠と苗木と霧切さんは寄宿生だと思うが。
全寮制にしては部屋が足りないしね。
つーか、あの学校って何年まであるんだ?

294:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 18:45:27 S5Gt1IB+
>>292
彼女はすでに数人のナイトがいるとかいないとかだからそこらへんは心配ないだろw
しかし元々全寮制だとすると平和な頃の学園では明らかにキャパオーバーだよな
やはりシェルター化に際して宿泊スペースも設けられた?もしくはごく少数だけが入寮できるシステム?
どっちにしても完全防音ゆえにヤりたい放d(ry…ただしモノクマさんが見てるw

295:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 18:57:05 orB0l/Z8
わざと監視カメラに見えやすい形で霧切さんとセクロスして全国放送されたい

296:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 19:04:52 S5Gt1IB+
>>295
はっはっは!
どうだ?今なら笑うだけで許してやるぞ?

297:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 20:46:28 FzmjJaIy
投下

朝、苗木の部屋にて
「ウププ~ 苗木君起きて」
「ん・・・この声は・・・・ハッ  モノクマ!」

目が覚める(起こされると)ベッドで寝てる僕の上にモノクマが座っていた。

「なっ 何の用だよ朝っぱらから」

そう言いながらモノクマを投げ飛ばした。
しかしモノクマはくるりと1回転をして着地した。

「んもう、ひどいなぁ苗木君、僕のプリチーな体に傷が付いたらどうするのさ」
「そんなことはどうでもいいんだよ、それより何の用だ!」
「どうでもいいとは失礼な! まぁいいや。 今日は霧切さんについてお話があるんだ」
「え・・・霧切さんの」
「そう霧切さん、苗木君は彼女の事どう思ってるの?」
「それは、捜査や学級裁判の時に助けられてるし感謝しても感謝しきれないよ」

当然だ、彼女には何度も助けてもらってるから当然の答えだ。

「ふーん、でもさ ちゃんと言葉や気持ちで表したりはしたの?」
「どっ、どういうことだよ」
「僕が見るからに霧切さん、苗木君だけにはやさしい気がするんだよねぇ」
「それがなんだっていうんだ」
「分からないの、んもうしょうがないなぁ きっとね霧切さんは苗木君に好意を持っているんだよ」
「!?」
「(正直びっくりした、霧切さんが僕の事を?)・・・そっ、そんなことあるもんか だって霧切さんは」
「あるかもしれないからそう言ってるんだよ!」

モノクマが強気に言い放った。

「いいかい苗木君、女の子は自分が気になる男の子には影ながらでもサポートしたいと思うものなんだよ。つまり霧切さんは苗木君にふりむいてもらいたい為に学級裁判でヒントを出してくれるんだと僕は思うんだ」
「そう・・・・なのかな」
「そうなのです!」

モノクマはやけに強気で言ってきた。

「確かに、霧切さんには感謝の気持ちはあってもそれを彼女には伝えてなかった」
「分かったら善は急げだよ。霧切さんが喜びそうなものを持って会いに行って来ると良いよ」
「分かった行ってみるよ。モノクマ・・・・今回はありがとう」
「うぷぷぷぷー行ってらっしゃい、霧切さんは今2階の図書室に居るよ」

それを聞いて苗木は飛び出していった。


一方そのころモノクマ操作室。

「(さて、後は図書室で苗木君を待つだけね)」

298:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 20:51:35 5DZ/+PDV
>>297
GJw
モノクマの何かの罠なのかと思ったがオチで拭いたw

苗木君が自室から図書館に行くまでの間に
操作室から図書室に行けるかどうかちょっと考えてしまったけどw

299:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 20:53:54 Dwevd7BF
>>297
GJ!
こういうパターンもありだなと思うw


300:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 20:56:36 FzmjJaIy
>>298
レスありです^^

霧切さんが普段居そうなのが図書室の書庫が一番に浮かんでつい
確かにちょっと間に合わなさそうな気がww
苗木君が霧切さんのプレゼント探すのにあたふたしてる事を願ってますww

301:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 21:49:57 zkwAhn4u
>>300
これまた斬新なのを乙!
しかし霧切さんの自演ェ…w
モノクマを操作しているようで実は苗木を操作しているこの状況w
終いには同じ手口で告白教唆→キス教唆→合体教唆までやりそうだから困るwww

302:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 22:11:55 xVGHrGF0
モ「うぷぷぷぷ…。カメラはずっと動いてるんだよ!
ナエギリ全国テレビ放映したゃうよ
解説は、二人併せて超高校級の「コメンテーター」
・超高校級の「御曹司」十神白夜
・超高校級の「占い師」葉隠康比呂
提供 十神白夜
でお送りしま~す。ボクのこと勝手に動かしたからオシオキしないとね」
……これは無いか

303:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 22:13:34 cOt+zBt7
図書室に十神がいて、不自然なことを追求されるに100コイン

304:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 22:34:29 gnHZB1jE
夜中苗木と二人きりで校内探索しているときに
苗木に耳元で話しかけられて力が抜けてしまう霧切さんはもう出ましたか?

305:201
10/12/07 22:42:06 5DZ/+PDV
>>293の設定を使って1ネタ。
つまりは、苗木君と霧切さんは寄宿生ってことで
有り得たかも知れない過去の一風景を。



「霧切さん、ここの数値なんだけど……」
「ここはこっちの数値と比例しているから、平均値を取れば……後は分かるわね、苗木君」
「んっと、この平均値が比例で……そうか、分かったよ。ありがとう、霧切さん」

 物理の実験で宿題として出された、実験のレポート作成。
 霧切さんと同じ班で実験していた苗木は、どうせ実験結果が共用のものなのだからと、霧切を自室に呼んで一緒にレポート作成をすることにしたのだった。

「これで実験結果は終わりだし、後は考察と感想か。ちょっと一息入れようか、霧切さん」
「そうね。あまり根を詰めすぎてもいい結果にはならないし」
「じゃあ僕、何か飲み物買ってくるよ。霧切さんは何がいい?」
「苗木君に任せるわ」
「わかった。じゃあちょっと待っててね」

 そう言って部屋から出て行く苗木。
 一人になり、レポートも一段落。霧切は何となく苗木の部屋を見渡すぐらいしか、することがなかった。

「これが、苗木君の部屋……」

 強いて言えば、特徴の無いのが特徴、とでも言うべきか。最近流行っているグループのCDに、話題になったゲーム。名前ぐらいは誰でも聞いたことがあるだろう漫画。
 見れば見るほど、同年代の男子の平均値を集めたような部屋だった。
 しかしそんな苗木の部屋であっても、霧切にとっては面白いというもの。
 故に、超高校級の探偵である霧切の目にそれが見つかるのは、当然といえば当然なのかもしれなかった。

「? 何かしら。この額縁……妙に厚みが」

 ドサッ

 壁から不自然に離れた額縁。表面的には部屋に備え付けの名も知らぬ絵画だし、おそらく普通の人ならば気づかないであろう違和感。
 しかしそれに気づいて調べてしまった霧切。その結果額縁の裏から落ちてきたのは

306:201
10/12/07 22:43:28 5DZ/+PDV
「これは? ……!!?」

 まあ高校生男子なら当然の持ち物ではあるのだが、それはいわゆる、いかがわしい書籍だった。
 表紙にはダイナマイトバディーな女性の裸体。そして、巨乳特集の文字。
 それを手にとって見てしまった霧切は、羞恥からか、それとも別の感情か、はたまたその両方なのか、顔を真っ赤にしてぷるぷると震えていた。

「ただいまー。霧切さん、午前の紅茶とリプトソ、どっちがい…い……」

 帰ってきた苗木の目に付いたのは、あったはずの厚みが無くなった額縁と、その前でぷるぷる震えている霧切だった。

「き、霧切さん何してるの!? いや、というかこれは違」
「苗木君……」
「は、はい!」

 霧切の呼びかけに、言い知れぬ恐怖と圧迫感を感じて、思わず直立不動になる苗木。
 その苗木を、霧切は真っ赤な顔のまま睨みつける。

「……最低ね。もう金輪際話しかけないで」

 それだけ言って涙まで部屋から走り去っていく霧切。
 もちろんのこと、それを止める術を苗木は持っていなかった。

「はぁ、弱ったなぁ。霧切さん、こういうえっちなの嫌いそうだもんなぁ……」

 苗木はそう一人呟いて、どうやって霧切に謝ろうかという悩みで眠れぬ夜をすごすことになるのだった。



―その頃、霧切は―

(苗木君のバカ! 苗木君だけは胸で女性を選ばないと思っていたのに!)

 苗木の想像とは少し違ったベクトルで怒っていたとか何とか。



以上っす。
ネタが無ぇ…でも霧切さんのSSが書きたくてしょうがないぜ。

307:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 22:44:14 FzmjJaIy
>>303
十神のこと忘れてたwww

図書室にて

「なんだモノクマ、目障りだ 消えろ!」
「おやおや十神君、そんな態度をとっていいのかな? うぷぷー」
「何? どういうことだ?」
「実はキミにとって嬉しい御知らせがあるんだよ」
「前置きはいいから早く話せ。俺は暇じゃないんだ」

十神は若干いらついていた、それもそうだ最近みんなの俺を見る目が変態を見る目になりつつあったからだ。
特に朝日奈だ、あいつは特にそんな目で見てくる。まったく、この俺が何をしたというんだ。

「じゃあ話すよ、さっき巡回してたらランドリーに下着が落ちてたんだよ」
「何! 色は? 形は?」
「まぁまぁ落ち着いてよ十神君、色は水色だったかな、形は・・・普通の形だったよ・・・・って十神君どこに行くの」
「ふっ、お前には関係ない、散歩に行くだけだ」
「あーそう、行ってらっしゃい・・・・・うぷぷぷぷ」

そのころモノクマ捜査室

「(これで邪魔者は居なくなったわね・・・)」


数分後ランドリーにて

「っな!?」

確かに下着はあった・・・・あったんだが・・・・・

「男ものだと・・・・モノクマの奴」

この日1日十神は機嫌がすこぶる悪かったらしい。

308:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 22:45:33 5DZ/+PDV
>>307
十神君壊れすぎワロタww

309:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 22:49:35 FzmjJaIy
307は297の前の話と言う事でww
まさかあの御曹司の事を忘れてしまっていたとはww

後モノクマ捜査室→訂正→モノクマ操作室w

310:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 22:54:20 xVGHrGF0
>>307
御曹司揺るぎねえw
それを操る霧切さんもすごい。全員誘導できんじゃねw
にしても十神と葉隠の汎用性は異常w

311:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 23:17:12 3CcwoJdr
>304
まことに遺憾ながらまだなのだ…orz今後に期待しよう!
本気の緒方ボイスに腰が砕けない女子なんていませ(ry

>>306
まんまと萌えましたw
「苗木君だけは胸で女性を選ばない(ry」→「それは違うよ!」→「…え?」
さてここからが苗木君の論破力が試されるところですな
「ボクだってこういうのものを見たいって気持ちはやっぱり人並みにあるけど…触りたいって思うのは霧切さんのだけだよっ(キリッ」とかうっかり言っちゃえばいいYO!w
そんでお互い照れちゃえばいいYO!

>>307
乙、大いに笑わせてもらった!
そろそろ御曹司ネタ来ないかなーと思ってたら投下されてたんで吹いたよwしかもまさかの一人称w

312:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/07 23:20:43 HziBxBsn
キリギリさんのスレなのにかませメガネを見たくなる悔しいwww
ギャグをやるのに十神葉隠は必須だなぁw

313:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 00:21:21 kmw/Y1/6
URLリンク(blog-imgs-43.fc2.com)
URLリンク(stat001.ameba.jp)

霧切さんとニーアのカイネがどうしても被って見えちゃう

314:ある探偵の個人的悩miからくる憂鬱 1/5
10/12/08 00:52:15 NdRSnDZm
あの狂気の学園から脱出して早1日目が終わろうとしている
冷たく重い扉を開けた先に私達を待っていたのは、数々の事実であり
そのことは私たち皆に少なからずショックを与えていた。
しかし、だからといって私達は立ち止まるわけには行かない。
私たちは希望であり、前に進むことが死んでいった仲間たちに報いることになるのだから。
そうして日が暮れるまで外の有様をひと通り把握した後、私達は今や出迎える人がいなくなってしまった
無人のビジネスホテルにて今日の疲れを癒している。
設備自体は学園に比べてひどく劣化しているものの、監視カメラがないというだけで、
ここまで気分が違ってくるものかと驚いた。
やはりモノクマの姿を連想せずに済むというのは、ひと際の開放感を与えてくれているらしい。
だが、そんな気分も先程の夕食での会話を思い出すと吹き飛んでしまう。
それもこれも、みなあの牛チチが悪いのだ。




「けど驚いたよね、まさか2年間も記憶が消されてたなんて」

夕食のため、1Fにあるダイニングに集まり今後をどうするかと話ながら食事をとっていた時
朝比奈さんがそう新たな話題を切り出した。

「そうだよね、学園での2年間だけ消すなんてどうやってたんだろう」
「んなの決まってる、キャトルミューティレーションだべ。きっと寝てた俺っちたちの頭の中をかき回したんだ。
 絶望の正体は地球外からきたグレイ型宇宙人の陰謀なんだべ!」
「馬鹿馬鹿しい、直接俺達の頭を弄れるならあんな催しをわざわざする必要がない。……いや、奴ならやりかねんか。
 とにかく奴も言っていたが方法などどうでもいい、俺達は記憶を失っているその事実だけで十分だ。
 それよりも話すことは山とある、くだらないことで時間を使うな。」

男性陣たちが口々に反応していく。ちなみに腐川さんは先ほどホテルに入った時に

「白夜樣と同じホテルなんて!」

とナニを想像したのか、鼻血を垂らしながら気絶してそのまま眠っている。
下手に起こしてジェノサイダー翔が目覚められても厄介なので、当然のように放置している。

315:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 00:54:50 tucwLlj5
>>306
GJ!!
胸のことで怒る霧切さんテラかわえええええええええ
苗木が論破するのももちろんありですが、翔とかにそそのかされて
「二度とああいうのを見ないって約束してくれるなら許してあげてもいいわ。
 ……ど、どうしても見たくなったら………わ、私で良ければ………///」
なんていうデレギリさん展開はありませんか!!?
あ、でもここまでするとキャラ崩れるかな?ww

316:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 01:04:53 Fj2n+FYN
さすがに崩れすぎだなw
そこまでいくと最早霧切さんというより朝比奈のキャラだそれは

317:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 01:07:13 nNf855Kc
>>316
超高校級のバトルヒロイン大神さくらさんがアップをはじめました

318:314
10/12/08 01:51:36 NdRSnDZm
うお、まちがって途中送信しちまった恥ずかしい。
うう良作が盗作されまくってる中、長ったらしい駄文なんだけどせっかく書いたので
投稿させてもらいます、314はみなかったことでお願いします

319:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 01:54:54 uS9ehSBd
>>314
うお!そろそろツッコもうと思ってたら意思が通じてしまっていたようだw
投下ありがとう!待ってますw

320:とある探偵の個人的悩み 1/4
10/12/08 01:56:44 NdRSnDZm
あの狂気の学園から脱出して早1日目が終わろうとしている。
冷たく重い扉を開けた先に私達を待っていたのは、数々の事実であり
そのことは私たち皆に少なからずショックを与えていた。
しかし、だからといって私達は立ち止まるわけには行かない。
私たちは希望であり、前に進むことが死んでいった仲間たちに報いることになるのだから。
そうして日が暮れるまで外の有様をひと通り把握した後、私達は今や出迎える人がいなくなってしまった
無人のビジネスホテルにて今日の疲れを癒している。
設備自体は学園に比べてひどく劣化しているものの、監視カメラがないというだけで、
ここまで気分が違ってくるものかと驚いた。
やはりモノクマの姿を連想せずに済むというのは、ひと際の開放感を与えてくれているらしい。
だが、そんな気分も先程の夕食での会話を思い出すと吹き飛んでしまう。
あの忌々しい殺人ゲームを退けたというのに、どうしてこんな気分になってしまうのか。
別に誰が悪いというわけでもないのに。


「けど驚いたよね、まさか2年間も記憶が消されてたなんて」

夕食のため、1Fにあるダイニングに集まり今後をどうするかと話ながら食事をとっていた時
朝比奈さんがそう新たな話題を切り出した。

「そうだよね、学園での2年間だけ消すなんてどうやってたんだろう」
「んなの決まってる、キャトルミューティレーションだべ。きっと寝てた俺っちたちの頭の中をかき回したんだ。
 絶望の正体は地球外からきたグレイ型宇宙人の陰謀なんだべ!」
「馬鹿馬鹿しい、直接俺達の頭を弄れるならあんな催しをわざわざする必要がない。……いや、奴ならやりかねんか。
 とにかく奴も言っていたが方法などどうでもいい、俺達は記憶を失っているその事実だけで十分だ。
 それよりも話すことは山とある、くだらないことで時間を使うな。」

男性陣たちが口々に反応していく。ちなみに腐川さんは先ほどホテルに入った時に

「白夜樣と同じホテルなんて!」

とナニを想像したのか、鼻血を垂らしながら気絶してそのまま眠っている。
下手に起こしてジェノサイダー翔が目覚められても厄介なので、当然のように放置している

「まあ方法は置いとくとしても、学生時代なにがあったのかというのは気にはなるわね。」

実際のとこは、入学前までの記憶と同じようにそのうち思い出していくのであろうと
推測を立てているのでさほど気にはしてない。
まあ、議論を交わすことで記憶を呼び覚ますきっかけになるかもしれないし、
朝比奈さんの話に私も乗っかることにした。

「いやあ、なにがあったのかも気になるんだけど、2年経ってたという事実がさ、重要なんだよね」

と意外な答えが帰ってきた。記憶より年月の経過が気になるというの?
朝比奈さんはタイプ的に過ぎた時そのものより、思い出のほうを大事にすると思ってたのだけど。。

「へえ、意外だな朝比奈さんがそういう事を言うのって。あ、オリンピックとか大会の関係?」

苗木君もそう思ったのか、推論を交えながら答える。
けど、世の中がこの状況で水泳の競技会が悠長に開かれてるとは思えない。
朝比奈さんがそのことに気づいてないとも思えないのだけれど。

「いやいや、さすがに頭の悪いあたしでも大会どころじゃないてわかってるよ!
 苗木て、実は私のこと馬鹿にしてない?」

と案の定、朝比奈さんが苗木君を責める。
それは馬鹿にしてるんじゃなくて、天然なのよ朝比奈さん。
苗木くんはお人好しで、人一倍気を遣うのだけど時折今のように抜けているところがある。
まあそれは悪いとこではあるけれど、同時に良いとこでもある、と私は密かに思っている。
…………本人には決して言わないけど。

321:とある探偵の個人的悩み 2/4
10/12/08 01:59:38 NdRSnDZm
「まあいいや、苗木に悪気ないのはわかってるしね。実は理由があるんだよね。
 ちょっと男子の前で言うのも恥ずかしいんだけどさ」
「え、何だべ?エッチな事か!?そうなんだな!!それなら十神っちと苗木っちは耳を塞ぐべ。
 それなら恥ずかしくないべ」
「ほう、で貴様はどうするんだ?」
「もちろん、俺っちは心清らかで邪な気なんてとうに解脱してるから、聞いても大丈夫だべ」
「アンタが一番聞いてほしくないよ!というか、勝手にエッチなことって決め付けるな!!」

今日何度目かわからない、朝比奈さんのツッコミが綺麗に葉隠君に決まる。
えーと、たしかこれを夫婦漫才というのよね?良く飽きないものね。
そんなに楽しいなら、今度苗木君にやってみようかしら。

「で、その理由はなんなのかしら?十神君じゃないけど時間がもったいなく感じてきたわ」

そろそろ逸れ気味の話題を進めたいと思い、朝比奈さんに話を振る。

「ううごめん、手短に話すよ。あのさ、学園にいる時の私達って、
 自分じゃあ入学したばっかりだと思ってたけど、実際の体は2年経ってたわけだよね?」
「当たり前だ、まあ奴が若返りのクスリでも作ってたというなら話は別だがな。
 そんなわかりきったこと言うとは、やはり貴様は馬鹿か?」
「そうじゃなくて!あのさ、霧切さんも分かると思うけど学園で着替えた時とかにさ、違和感を感じなかった?」
「着替えた時?」

なにか感じたろうか?覚えがない。
一応着替えに盗聴器やセンサーのたぐいが付いてないかチェックはしたが、なにもなかったはず。
この私がなにか見落としてたのだろうか。

「つまり何が言いたいんだ?」
「だ、だから、自分の覚えてたサイズで服を着るときつくて、その疑問も体が2年経っていたからと思えば」
「つまり2年間で太ってたと言いたいんだべな」
「ち、ちがーう!太ってなーい!!きつくなったのは胸とお尻だけで、
 ウェストもさほど変わってないから断じて太ってなーーい!」

顔を真赤に、声を荒らげて朝比奈さんは反論する。
けどウエストも増えてるのね、そういうところはほんと正直な人。

「まったく、本当に時間の無駄だったな。そんなことで一々騒ぐな。」
「まあ、なにか体に異常が起きてたわけじゃなくてよかったじゃない。」

十神君は呆れ果てた顔をし、苗木君はそれを取り繕うと笑顔を作る

「だって、だって、自分の知ってるサイズと実際の体が違ってるんだよ!怖いでしょ!ホラーでしょ!
 ううマジでストレス太り?、とか体に何かされたの?とか心配になるじゃん!!」

と葉隠への反論で感情が高揚したせいか、軽い涙目になりながらも朝比奈さんは言葉を連ねる。
しかし、散々引っ張ってそんなオチか。2年も経てば成長期である私たちの体はいくらでも変化するし、
記憶が欠落してた事実を知った今、大して気にすることではない、と私は一気に興味が失せた。
……そう、次の朝比奈さんの言葉がなければ、失せていたはずだった。

322:とある探偵の個人的悩み 3/5
10/12/08 02:09:29 NdRSnDZm
「霧切さんも着替えた時にそう思ったよね!?」

と助け舟を求めようとしたのか、朝比奈さんは私に話を振る。
なにを馬鹿な、そんなことさっきも思ったが一切感じていない

ん?一切"感じていない"?

それは変じゃない?霧切響子。
たしかに変化した事に一々反応するのは、可笑しな事ではあろう。
が、そもそも変化した事自体に気づかないというのも変ではないか?
先程も自分で思ったではないか、高校に入ってから2年も立てば、それ相応に変化はあると。
それこそ、先ほど彼女が言っていたような"部分"は変化しているはずだ。
そして私たちは学生生活の2年間の記憶が消されていたのだ。
ならば朝比奈さん同様に変化に疑問を感じるのも当然のはずだ、それがないのは可笑しい。

いや待て、それ以上考えるな!その先はいけない!!

何かはわからないが、私の超高校級の探偵としての勘が、この思考を止めるべきと警告している。
が、そんな私の葛藤を知ってか知らずか、彼女の無自覚にて無慈悲な言葉が私を貫く。

「霧切さんも最初驚いたでしょ!特に下着っていうかブラがきつくなってるのにはさ。」
「…………ええ、そうね。とても驚いたわ。」
「でしょ!これは男子にはわかんない悩みなの」

もはや開き直ったのか、堂々とブラの話をしだす朝比奈さんにたいして
男性陣はさすがに言葉が出ずに赤くなっている。
そしてそれと対照的に、私の心は青く冷え切っていく。

あれ、私の胸、あれ?

もはや私の頭はある事実を完全に理解している、しかしそれゆえに認められない。
いや、認めてはいけない。それは敗北、そう絶望への敗北だ。
私はあの時、苗木君やみんなに誓ったはずだ、希望を抱いて生きて行くと。
ならばこんな事に負けてたまるものか!

323:とある探偵の個人的悩み 4/5
10/12/08 02:13:49 NdRSnDZm
「けれど、そこまで騒ぐほどのことだったかしら。私たちは成長期だし日々体型は変わるものでしょう。
朝比奈さんはスポーツ選手で自身の体調管理に敏感すぎただけじゃないかしら?それより話すことが他にもあるわ」

さあ、早くこの話題を終わらせよう。なんてことのない話、そうただの与太話なのだからこれ以上時間をかける必要もない。

「うう、けどさ、カップが変わってたらさすがに可笑しいと思わない?だって一日で変わる変化じゃないよね?」
「そ、そうねカップが変わってたらさすがに驚くわ。け、けどありえないとは言い切れないわ」

カップが変わってる!?
ただでさえ、どう見ても水泳選手の体つきじゃねーだろ、ていう規格外な脂肪を持っていたくせに、
それがさらに成長していただと。
なんなのこの謎は!この私がまるで推理できない。

「それにズボンとかも履けなくなってたのはさ、ショックだったよね?
 あの時は世界の終りを感じたよ、ウエスト測る時なんてもう死刑台に昇る気持ちだったもん」
「そ、そうね、13階段登るというのはあういうことなのね」

え、なんで死刑台とか出てくるの?その例え変じゃない?
普段ならすくにでも論破するのに、それどころかなんで乗っかってるの私。
というか、
「私は胸だけじゃなくて尻も大きくなってるのよ、どこかの探偵と違ってね!」
なんて言ってるようにも聞こえてきた。
もちろん錯覚だ、幻聴だ、被害妄想だ。
けど可笑しい、いや可笑しいというより狂ってる。
そう、この女の体は狂ってる。でなければ説明がつかない。
だめだ、一刻も早くこの話を終わらさなければ、私の心が耐えられない。

「とにかく!今話さなければならないことは他にもいくらでもあるわ!!とりあえずその話はまた今度ね」

さっきよりもかなり強く、改めて話題の転換を求める。

「う、うんそうだよね。ごめんねみんな、馬鹿な話しちゃって。」

私の強い調子に悪いことをしたと思ったのか朝比奈さんが謝り、次の話題へと移った。
ごめんなさい朝比奈さん、貴方は悪くない。
そう悪いのは真実に耐え切れない私の心。
その後様々なことを話し、今後の大まかな方針を決めた所で夕食会はお開きになった。

324:とある探偵の個人的悩み 4/5
10/12/08 02:15:45 NdRSnDZm
割り当てられた部屋に戻ると、習慣である日誌を書いて気分を落ち着かせようとしたのだけど、
先程の事を思い出すたびに、私は不愉快な気分に襲われている。
もちろん、朝比奈さんに悪気があるわけがないし、だれが悪いという話でもない。
ただどうにもならない事実があるだけなのだ。

「そもそもあれだけあるのに、まだ大きくなる方が可笑しいのよ。
 伸び代でいうなら私のほうがまだある筈じゃないの?」

答えなど帰ってくるはずもないのに、ついつい口から愚痴がでてしまう。
けど、ほんとうにこのまま止まってしまうのかしら?
一応サイズ的には貧乳と言われるほどではなく、たぶんそこそこ有るほうだろう。
しかし、ここ止まりと思うと途端に言いようのない不安が出てくる。

「苗木君は、どう思うのかしら」

と自然に言葉が出る。な、なにを言ってるのかしら私は!
だけど、苗木くんもやっぱり大きいほうが好きかしら、好きよね、好きに決まってる。
さっきの夕食の時も、朝比奈さんの話を聞いてた苗木君の顔には
(ま、まだ大きくなってるんだ!)
なんてモノローグがでてたもの。
わかってる、男なんて単純なものだというのは探偵をしていればよく知ること。
口ではなんといっても小さいのより、大きいほうが好きなのだ。
なんだろう、苗木君もそうなのだと思ったら、俄然イライラしてきた。
別に彼が、私の胸のことをどう思うと別に構わないではないか。何をさっきから無駄に意識してるのだろう。

…………けど、苗木君のことだから、この事を知っても馬鹿になどしないのだろうな。
そしてどう反応したものか、と困ってる苗木君の姿が目に浮かんでくる。
そんな困ってる苗木君をからかってもっと困らせるのは、とても楽しそうで魅力的に思える。

「なんだ、いつも通りじゃない。」

そう思うと先程までの気分が嘘のように消えた。
残ったのは明日からどうするかと冷静に考えるいつもの私だ。
そうだ、悩むことなど何も無いのだ。
仮に2年間で成長してなかったとしても明日以降させればいいのだ。
迷信だと小馬鹿にしてた牛乳も飲もう(あるか分からないが)、効く運動があるというならすればいい。
なにもせずに諦めるなど霧切の名を持つ者が、いや霧切響子という人間にはありえない選択肢なのだから。

そうと決まれば今日は早く寝よう。体調管理は一番の基本だ。
それに、なぜか良い夢が見れそうな気がしてきた。
良い夢を見れそうなんて根拠のない、言わば希望の話だ。
当然探偵である私には、らしくない願いだ。
だが、私たちを率いるのは超高校級の希望なのだ。
だったらその仲間である私も希望を願うぐらい、いいじゃないか。

「夢に苗木君がでてきたら、……ちょっと嬉しいかな」

珍しく、気分が高揚しながら私は眠る準備を始める。
こうやって、私の学園を出ての長い一日目が終りを迎えたのだった。


後日、苗木君が見つけてくれた手帳を改めて確認してるとすでに努力していた跡が見つかり、再び私が絶望に屈しかけたり、
朝比奈さんとのやり取りから、目ざとく私の事に気づいたメガネが空気読まずにそのことを暴露して、
不名誉ながら、とある騒動が起こってしまったのはまた別の話

325:314
10/12/08 02:18:42 NdRSnDZm
以上で終わります。
今回ここまで長文を投降するのが初めてで、改行規制などでレスの切れるところが
予定と違ってたりして、かなり読みづらいものになってしまいました。
先の誤爆といい、重ね重ねすみませんでした。

326:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 02:25:23 uS9ehSBd
>>325
いやっほおおおおおおおおう
まじGJ!(霧切さんにとって多分)禁断の乳ネタキマシタワー
霧切さんのモノローグというか語りがコミカルで面白かったw
そして「ある騒動」が気になりすぎてもう眠れそうにないんだがorz
察するに、今回ばかりはかませくはらメガネに感謝していいようではあるが…?!

327:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 02:37:52 f8uZFwIE
>>324
gjでした!胸を気にする霧切さんマジ可愛いW
あ、あとちょっと気になったんだけど
>>318
>>うう良作が盗作されまくってる中、
って何の事?それともこれって投作ってレスりたかったのかな?

328:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 02:44:50 NdRSnDZm
>>327
うう、そのとおり投作です。
誤爆やら、改行規制でNGくらったりしてテンパりすぎました。
よくみるとタイトルの横も間違えてますし、次からはもうちょい落ち着いて投稿します

329:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 02:47:32 QDU/+TFe
妄想と~かします
長くなるかもだからこんな夜更けにしますた。




「じゃあボクは野菜を見てくるね」

「ええ、私はあのあたりに居るわ」

そういって霧切さんは指差した方向に歩いていく。
現在僕たちはスーパーの食品コーナーに居る。つまり、一緒に買物をしているのだ。
と、いっても前もって約束してたとかそういうのではなく、
寮を出るときに偶々霧切さんと鉢合わせて、行き先が一緒だったからせっかくだし、
ということで同行することになったのである。
基本希望ケ峰学園では3食の食事は出るのだが、長期休暇のときは別である。
つまり、今は冬休みなので食事は出ないのだ。
家に帰ることも考えたのだが、妹が高校受験を控えているので、
迷惑をかけないように寮で過ごすことを決めたのだった。
まあ、こんな感じでボクの身の上話は終わりである。

「あ、ズッキーニ……、
今日のパスタに入れよう。
…さて、一通り揃ったかな?」

献立も決まり、野菜も必要な分をそろえたボクは霧切さんを探すことにした。

「確かこのあたりのはず…」

330:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 02:48:25 QDU/+TFe
霧切さんが指差したあたりに来て、あたりを見渡してみる。
すると、後ろのほうかかズゴゴゴゴゴと、まるで雪崩のような音が聞こえてきた。
何事かと思い振り返ると、そこにはカゴ一杯のカップラーメンと、
それを掴む黒い手袋が見えた。
ボクは、この手袋の主が霧切さんじゃないと良いなぁ…、なんて思いながら顔を上げた。

「あら、苗木くん。
もう買うものは選び終わったみたいね。
私も今決めたところよ。さあ、お会計に行きましょう」

霧切さんだった。
カゴ一杯に同じカップラーメンをぶち込み、あまつさえ嬉しそうな顔でそれを見ている。
貴重な笑顔をこんなところで使わないでもらいたかった。

「えっと……、霧切さんってカップメンが好きだったんだね。
あはは、知らなかったよ」

ダメだ、自然に笑えない。

「…?
ああ、これのこと?
そういうわけではないのよ」

どうやらカップメン中毒とかではないようだ。少し安心した。

「私料理ができないのよ。
でも外食だと高いし、時間は掛かるしで続ける気にはなれなくて……、
だから一週間分の食事が安く手に入って嬉しかったのよ」

同じカップメンで一週間過ごすつもりらしかった。
流石にそれは不味いと思ったボクは、思わず次の言葉を口走っていた。

「それは健康に悪すぎるよ。
なんだったら昼休み中はボクが食事を作ろうか?」


331:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 02:49:05 QDU/+TFe
「…え? いいの……?
迷惑じゃないかしら?」

「そんなことないよ!
霧切さんには世話になりっぱなしだし、
それに体調不良でも起こしちゃったら後悔してもしきれないし」

「そう……、じゃあお願いしようかしら」

そう言って、カゴ一杯のカップメンを売り場に戻す霧切さん。
こんな感じで、ボクは今夜霧切さんの食事の世話を見ることが決定したのだった。



フライパンの上の麺がクリームベースのソースと絡み、良い匂いをあたりにまき散らかす。
ボクはあらかじめ炒めておいた野菜をそれに混ぜ、軽くさえばしでかき混ぜる。

「うん、こんな感じかな」

ボクは2人分の夕食を作り終わり、それを2枚の皿に盛る。

「運ぶのは手伝うわ」

「あ、…うん。ありがとう、霧切さん」

「礼を言うのはこっちのほうよ」

霧切さんと2人で料理を運び、食卓につく。
なんだか家族みたいである。いや、他意はないよ?

「いただきます」

「はい、召し上がれ」

出来立てのパスタをフォークに絡めて口に運ぶ。
うん、おいしい。
ソースは市販のものだが、野菜が取れる上に簡単なパスタは1人暮らしの友である。
ふと、霧切さんの方を見る。

332:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 02:50:54 QDU/+TFe
「……」

フォークを手に固まっている。
既に一度口に運んでいるようなのだ。もしかして口に合わなかった?
カップメン大好き疑惑がボクの脳裏をよぎるが、霧切さんは基本嘘はつかない。
だとすると、どうしたというのだろうか?
先ほどまで特に体調が悪いとか、そんなそぶりはなかったが…。

「あの…霧切さん…?」

「…苗木君」

「あ、うん。
どうしたの?口に合わなかった?」

「私は今始めてあなたを尊敬したわ」

「あ、不味かったわけじゃないんだね」

良かった反面、なんだかとても残念な気分だ。
まあ、超高校級の高校生(つまり普通の高校生)のボクが、
その世界の一流の人たちから尊敬を集めれるはずもないのだけど…。

「でも、霧切さんが料理が苦手なんて意外だなあ、
なんとなく、何でもできるイメージがあったから…」

「苦手じゃないわ、できないのよ。
手のことで避けていたら完全に機会を失ってしまったわ」

「手って…、前話してくれたあれのこと?
部屋の中なら誰も見てないから外せると思うんだけど…」

確かに手袋を着けたまま料理はやりづらそうだけれど、
もしかしたら手袋の下が何か関係しているのだろうか?
あまり詮索したくはないのだが、つい口から言葉が零れ出てしまう。

「理由は色々あるけど半分意地みたいなものよ。気にしなくて良いわ。
それとも苗木君は私の家族にでもなってくれるのかしら?」

あ、ボクをからかう時の霧切さんだ。
つまり、この話題は特別地雷とかではないのだろう。
だったら楽しい会話をするのも悪くないかな。

「ボクは是非とも申し出たいんだけど、学園長が許してくれるかどうか…」

「あら、嬉しいわね。
だったら2人であの悪の根源を倒しましょうか。
苗木君の家族になるのは楽しみだわ、おいしい料理が食べ放題だしね」

333:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 02:51:44 QDU/+TFe
「…ボクの価値って料理だけなんだね」

しかも、それも人並みだし。
少し凹んだふりをしてみる。

「そうは言ってないわ。
そうね、例えば……私より身長が低いところとか素敵ね、可愛くて」

「それはありがとう。
ところで出口は後ろだよ」

「…冗談よ」

おかしそうに笑う霧切さん。
めったにこういう会話をする機会がないからとても新鮮だ。
自然とボクも笑いがこみ上げてくる。

「まあ、ボクも冗談なんだけどね」

「ひどいわっ!家族になりたいなんて言葉で騙したのね、信じてたのに…」

「えー……、流石に無理があるよ霧切さん」

今ので騙されると思われてるならちょっとショックだ。
どれだけ馬鹿だと思われてるんだボクは。

「ふふふ…、でも嬉しかったのは本当よ。
久しぶりに楽しい食事ができたわ。ありがとう苗木君」

「どういたしまして」

暖かい空気が流れる。
なんだかとても穏やかな気分だ。

「ご馳走様。洗い物はやっていくわ」

食事を終えて、食器を片付ける霧切さん。
手袋の件もあるし、水仕事を任せるべきじゃないだろう。
ここは止めることにした。

「いいよ、水に浸しておいてくれれば」

「流石にそれは悪いわ。
私としても収まりがつかないし…」

「いいんだって!
大した手間じゃないしさ。
それよりさ、お願いがあるんだけど…」

334:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 02:52:27 QDU/+TFe
「…なにかしら?」

いまいち納得のいってない表情で霧切さんが振り返る。

「明日から料理を手伝ってくれるかな?
簡単なことから始めようよ、僕の負担も軽くなるしさ」

多分、こういう言い方をしないと彼女は納得しないだろう。
そして、その後ボクの本心を彼女にぶつける。

「それに…、2人で食事をするのも楽しかったし、
できれば冬休み中は一緒に食卓を囲みたいなあ、なんて」

うーん…、少し恥ずかしい台詞だ。
でも、妹の受験とか言って格好つけてたけど、実際は軽いホームシックなのだ。
霧切さんも、ボクの本心を読み取ったのか、食器を水に浸してこちらに戻ってくる。

「そういうことなら仕方ないわね。
私はおいしい食事にありつけて、料理を覚えれるし、
苗木くんは手間が省けて、楽しい食事ができる、と。
一石二鳥だわ、断る理由がないわね」

「あはは、
うん、そうだね。それじゃあこれからよろしく」

「ええ、よろしく。
……それと、苗木君」

霧切さんが机を挟んで正面に座り、今日見たどんな笑顔とも違う笑みで、
ボクに笑いかけてくる。

「ありがとう」





まあ、微妙なのは妄想なので勘弁を。
スレ汚しすまんかった。

335:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 03:04:18 uS9ehSBd
>>334
スレ汚しなんてとんでもない!感謝してもしきれんくらいだというのに!
ボリュームあっても無駄な部分はないし、最後までテンポ良く読ませるのが凄いぜ

2人の間に漂うアットホームで穏やかな空気感が辛抱たまらんですorz
もうそのままパパギリをビシっと論破してめでたく家族になっちまえYO!w
というかもうね、すでに「新婚乙」な雰囲気なのに実際そうなったらどうなってしまうんですか?!
教えて十神君!!

336:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 10:17:06 MqEevbQT
>>335
十神「な、なぜ俺に聞く…? そうだな…苗木は学級裁判で終始、霧切に正解へ誘導されていた。
   夫婦になっても苗木が上手くコントロールされるに決まっている。昼夜を問わずだ!

   あと、この際だからはっきりさせておこうか。
   このスレでは俺が変態扱いされているようだが、それは誤解というものだ。
   この十神白夜に恥ずべき所など何もない。
   つまり俺はオープンなだけで、男はみんなスケベだ!!」



< ト ガ ミ ビ ャ ク ヤ  さ ん  を  つ う ほ う  し ま し た >

337:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 10:39:18 U/k3hyrv
投下してくれた方々皆GJw
つか、明らかに投下頻度が凄すぎる気がするんだが
これもナエギリ愛のなせる技なのか

>>336
クソワロタw
確かに何故かませは変態扱いされているのかw
個人的にスケベキャラは葉隠なんだが…
まあ普通すぎて面白くないかw


338:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 11:18:57 tucwLlj5
>>325 >>334
激しくGJ!! やべえ2828が止まらねえww
ナエギリ皆に愛されてるようで嬉しいわw
これはあれだ。霧切さんが「超高校級の苗木の嫁」なんじゃなくて
苗木君と霧切さんが二人揃って「超高校級の夫婦」なんだよ!!w

339:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 11:23:32 KS+Klzaq
突然現れた十神君に(犯行現場に)拉致されそうな苗木
その時の霧切さんの対応は?

①「ふふ、腐川さんが待っているわよ」通報しました
②「苗木君は私と捜査するのよ」クーデレギリ
③「彼は私のも(ry、ではなくて助手よ///」テレギリ
④口出しはしないが後でちょっと拗ねるスネギリ

340:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 11:38:34 U/k3hyrv
>>339
①と④に合わせ技に一票。
腐川(ジェノ)に十神の場所をリークして十神と苗木を引き離しつつ
十神にほいほい付いていった苗木に拗ねる、と。


電波が降りてきたんで投下。
むしろ苗木メインになっている気がして怖い。


「や、やめてよ皆! 正気に戻って!」

 僕、苗木誠は、今寄宿舎の脱衣所の壁に追い詰められている。
 目の前からじりじりと僕を追い詰めているのは、山田君、不二咲さん、葉隠君、腐川さ…もとい、ジェノサイダーさんの四名。
 その瞳はどこか狂気を孕んでいるようにすら感じられ、僕はさながら肉食獣に狙われる鹿、もしくはジェノサイダーさんに狙われる被害者だ。
 まあ、後者に関してはあながち間違っていないのだが。

 そんなことを考えているうちにも、皆は僕に迫ってくる。
 手にはそれぞれ思い思いの得物。それを見る僕の、意外と芯の方は冷静みたいで、これはもう逃げられないな、なんて覚悟を決めていたりする。

「うわあああぁぁぁぁ!!」

 そして僕は、四人の魔手に絡め取られてしまったのだった―。

「苗木君!? 一体何が―」

 ああ、どうやら僕の悲鳴を聞きつけて霧切さんが来てくれたみたいだ。
 でも時既に遅し、というやつだ。僕はもはや、変わり果てた姿になってしまっているのだから。
 自分でも、こんな姿を霧切さんに見せたくはないけど、仕方ないよね。僕は自分の姿を隠しきることも出来ないのだから。
 霧切さんの目が驚きで見開かれているのが分かる。こんなことになって、もしかしたら嫌われてしまうかな。

「苗木……君…?」

 僕をこんな姿にした張本人である四人は、まるで自分達の芸術作品を見せびらかすかのように、ただ立っていた。
 霧切さんが僕に向ける視線を遮らないように、ご丁寧に僕の横に並ぶようにして、にやにやと笑いながら。
 舞園さんじゃないけど、エスパーじゃなくても四人の考えていることが分かるようだ。「どうだ」ってね。

「……っ!」

 霧切さんは顔を俯かせると、きびすを返して走り去っていってしまった。
 どんな表情をしていたのかは僕には分からなかったけど、もしかしたら本当に嫌われてしまったかもしれないな。
 無理もないだろう。だってこんな……こんな―

341:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 11:39:33 U/k3hyrv
「酷いよ皆。なんだってこんな……」

 僕にこんな、女装なんてさせるんだ!
 髪をストレートに梳かして、服は女子生徒用の制服(葉隠君が購買で買ってきた)、顔には軽くメイク(監修:江ノ島さん)を施され、山田君の要望で、なぜか袖が余って手が半分隠れるくらいのカーディガンを着せられた。
 こんな格好を見られたりなんかしたら、霧切さんが走り去るのも当然だろう。

「はぁ……あ、ちょ、写真はやめてよ!」

 溜め息をついて失望に浸る暇すら与えられずに、山田君が様々な角度から写真を撮ってくる。
 それを止めさせて、周りの皆から揉みくちゃにされ、着替えて部屋に戻る頃にはもう一日が終わろうとしていた。

「つ、疲れた……」

 あまりの疲労感にベッドに倒れこんだ僕は、部屋の鍵をかけるのも忘れ、そのまま眠り込んでしまった。


「ん……」

 妙な圧迫感というか、不思議な感覚を感じて目が覚めた。
 目を閉じていてもまぶたの裏に感じる明るさ。そういえば、電気をつけたままで寝てしまったんだっけ。

 ガタガタガタッ!

「え、な、何!?」

 と、いきなり大きな音が鳴り響き、寝ぼける間もなく飛び起きる。すると、部屋の中には人影が。

「き、霧切さん!? ど、どうして僕の部屋に? それも、カメラなんて持って……」
「そ、それは……」
「そ、それより大丈夫? なんか、転んだみたいな音が……?」

 起き上がって霧切さんに駆け寄ろうとするが、なにか違和感を感じて立ち止まる。
 腕が動かしづらいような気がしてふと見てみると、僕はなぜか女子生徒用制服を身に纏っていたのだった。

「え、ええ!? な、なんで?」
「……ぃ」
「え?」
「……しょうがないじゃない、似合ってたんだもの。ふ、深い意味はないわ。ただ、ファッション的な興味というか、マネキンを観察するのと似た種類の興味というか……」

 しどろもどろに話し始める霧切さん。こんな霧切さんを見るのは初めてかもしれない。

「え、っていうか、霧切さん、僕のこと嫌って逃げてったんじゃなかったの?」
「あれは、どうしたらいいかわからなかったから……。それに、この程度で苗木君のこと嫌うわけがないじゃない。どんな格好をしていても苗木君は苗木君だもの」
「……ちょっと複雑だけど、ありがとう」
「それで、一つお願いがあるのだけれど」
「あ、大丈夫。霧切さんが部屋に入ったこととか、この服着せたこととかは誰にも言わないよ」
「そうじゃなくて……その、よかったらまた今度、女装……してくれないかしら?」
「え゛?」

342:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 12:02:53 U/k3hyrv
書き忘れてた。
以上です。スレ汚し失礼しました

343:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 12:06:04 TX+zGUm+

メンツの中でも低身長だし似合いそうだよねホント
ちょっと独占欲あるのがnyny

344:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 14:08:20 x1LzPEUE
SS職人多いな・・・
まとめとか欲しい



345:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 14:19:23 7bzHlDmC
俺もSSを書くぜ!
宣言しておかないと途中で投げそうになるので自分を追い込んでみる。

346:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 14:50:28 QWiKtTJT
>>342
乙!!
今回の件で霧切さんの中の何かが覚醒→ひふみんと翔さんのテコ入れ→ヲタギリ誕生ルートもまたをかし…かもしれんし違うかもww
女装への興味を「ファッション的な興味」と言い張る霧切さんにワロタwそして萌えたw

>>344
だなあ、そろそろまとめは必要かも
書き手へのインセンティブになる面もあるしここのいっそうの活性化にも繋がりそうだ
相当のノウハウを持っててそれなりにマメな方はいないもんかね…ちなみに俺はそういうのからきしダメだすまんorz

>>345
なんという殊勝な心がけw陰ながら応援させてもらおう!

347:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 14:54:35 MqEevbQT
>>345
上でもwikiの話が出てたけど何をどうすればいいのか、わからないorz
できる方、どなたかいませんかね? 

348:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 14:54:39 ZqqTyM4B
俺もちょっと書いてみるかな・・・・・
なんかこのスレの雰囲気はホント愛に満ちていて楽しいわw
常駐していた別ゲーの萌えスレがなんかコテに荒らされててがっくりきてる俺としてはここは心のオアシスだぜー

349:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 14:55:42 mrfPjt4c
おいお前ら!すごいことに気がついたぞ!
霧切さんと葉隠の胸囲が同じだったんだ!

350:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 14:56:10 MqEevbQT
アンカミスった すいません
>>347>>344宛てで

351:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 14:56:23 y0nu+D7/
そりゃあスレの5割はキリギリさんの自演だからな!

352:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 14:58:57 QDU/+TFe
俺が、俺達が!霧切さんだ!

353:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 15:10:14 QWiKtTJT
>>349
なん…だと(くれぐれも御曹司風に

そしておそらく触った感触もほぼ同じという(ry
…いや、霧切さんのことは勿論愛してるぜ?


354:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 15:39:03 7bzHlDmC
>>349
葉隠って意外に華奢なのか。
ボリュームのある髪にうっかり騙されるところだっただべ。

355:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 16:11:00 5weXjX/M
あまり掘り下げてもスレチかと思うが…男子は怜恩はアレだが「スポーツマン!」って感じのがいないもんなw
山田はもちろん苗木十神葉隠は石丸より筋肉自体少なそうだ
でも葉隠は身長あるし胸板もそれなりに広いイメージがある…




ここで浮上する新説

霧 切 さ ん 思 っ た よ り お っ ぱ い あ る ん じ ゃ ね ?

356:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 16:22:15 ZqqTyM4B
着やせするタイプか・・・・ふむ・・・悪くない
露出しないからな、霧切さん
貴重な霧切さんの水着写真をモノクマから受けとったかませ眼鏡は調査そっちのけで部屋に籠ってたんだろうな、最終話のメガネ全く推理に役立たなかったし

357:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 18:27:42 xS3/PReb
ここもう時々かませ眼鏡スレだったかと勘違いするぜ

358:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 18:29:15 zF6aU7WH
明かされる御曹司の真実

それはそうと>>272様は消えてしまわれた?
投稿されてからズボン脱いで待ってるから風ひいちったってさ。御曹司が

359:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 18:42:50 ZVELXy8i
霧切さんの貧乳疑惑を払拭する説も唱えられてなんだかとてもいい流れねw
何ら無関係のはずの私までなんだかいい気分だわ
その説に更なる信憑性を持たせるべく、十神君が受け取ったという例のスク水写真を根拠に霧切貧乳説を唱える不逞の輩を私がここで論破しておくわね

まず一般論として、スクール水着を着用することによって女性の胸がどの程度圧迫されるかどうかは、単純な胸のサイズだけでなくその肉質も大いに関係しているの
そして、霧切さんと舞園さんの胸囲差は1~2㎝程度で、2人には著しい体格の差もみられない…
これらのを念頭に置いて例の写真を見ると、分かるのは次のことよ
→霧切さんの胸は舞園さんと比較してスク水による圧迫を受けやすい
→つまり、より柔らかい肉質であると考えられる
→ゆえに、触った感触は…


…ここまで言えば分かるわよね?苗木君


360:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 18:50:51 xS3/PReb
>>359
どこが無関係なんだべ?霧切っち?


361:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 18:58:31 f8uZFwIE
萌え総合でもかいたんだけどもし霧切さんが2chで

【超高校級】苗木誠は普通可愛い【幸運】

みたいなスレ見つけたらどういう反応するだろう ただこんなスレあったら
他の仲間達も常駐してそうだけどw

362:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 19:19:45 xS3/PReb
>>361
とりあえず来そうなのは
霧切さん 舞園さん 十神だね

かませ「なにっ……苗木のスレだと……?」
十神家の復興ほっぽらかしてスレに入り浸りそうだな

363:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 19:33:06 f8uZFwIE
書いたあとに思い出したけど、実際希望峰学園スレみたいなんが立ってるんだから
そこの在校生・卒業生のスレがあってもおかしくないよな
今回の78期生だと一番人気あるのはやっぱり舞園なんだろうけど
やっぱり苗木のケースは珍しいから意外と有名になってそうだもんな 苗木って

364:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 20:21:17 +RxNR81o
実質が似てるかはともかく苗木は杉村太蔵みたいな扱いかもね

365:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 20:48:17 5jHCjd6H
霧切さんがみんなの前で手袋外してくれたのにグロいとか言ったモノクマは許さない、絶対に

366:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 21:07:08 ujKAoV/b
>>359
苗「そうか! あくまで衣服の圧迫を受けているからそう見えるだけであって、本当は脱いだらすごいってことなんだね霧切さん!」
十「なるほど…。だが実際に見て確認してみないことには分からないな…。
 よし、脱げ」

367:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 21:19:44 ZVELXy8i
>>366
霧「どうやら腐川さんとの間のホットラインを役立てる時が来たようね」

368:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 21:20:55 lbnibdRH
希望があったので投下>>272の続き

いざ、覚悟を決めて苗木君の部屋の前に来たものの・・・
苗木君の部屋になんて何度も入った事があるはずなのに、なぜか緊張する

「ふぅ・・・」

位を決して・・・ドアをノックする

コンコン・・・

少しの静寂の後、部屋の主がドアの間から顔を見せる

「あ、霧切さん、どうしたの?」
「苗木君に少し確かめたい事があるのだけど」
「確かめたいこと?」
「そう、時間あるかしら」
「うん、大丈夫だけど」

そのまま苗木君の部屋に入る

「えっと・・・ その、確かめたい事って何かな?」
「・・・今日、朝比奈さんや腐川さんの部屋に苗木君が入って行くのを見かけたのだけれど、この状況下の中、女性とはいえ他人の部屋に入る危険性をわかっているの?」
「えっ!? あ、あれは、その・・・ 二人に部屋に来ないかって誘われたから」
「苗木君は誘われたら誰にでもついて行くのかしら?」

聞きたい事はそんな事では無いはずなのに関係の無いことばかり聞いてしまう
何をしていたのか・・・ただそれだけの事が少し怖くて聞けない自分が情けない

(続く)かも  駄作でごめん

369:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 21:24:15 lbnibdRH
自信が無くなってくる・・・
だんだん駄作になっていく気がする

異性からの視点だから難しいのかなぁ?

370:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 21:31:34 L2D0/yXa
>>362
なんだろう・・・・そのスレでは

十「苗木、俺と来い。」
苗「え?」
十「お前は凡人の割に頭も切れる、その頭を十神家復興に使ってやる」
苗「十神君・・・でも、僕には」
十「口答えするな、お前は黙って俺についてくればいいんだ」
苗「・・・・・」
十「それに世界はあんなふうになってるんだ、お前だけではすぐに死ぬだろう。だが俺とついて来てみろ、俺がお前を守ってやる 十神家に名にかけてだ!」
苗「十神君」
霧「ちょっと待ちなさい!」
苗「霧切さん!?」
十「なんだ」
霧「話は聞かせてもらったわ。でもあいにくね 苗木君は私とついて行くことになっているのよ」
十「なん・・・・だと」
霧「当然よね だって苗木君は私のこいb・・・じょっ助手なんだから!」
十「助手だか何だか知らんが苗木は俺が連れて行くぞ」
霧「ダメよ、私とついて行くの」
苗「わわわー 二人とも腕を引っ張らないでぇ~」
葉「そんな時こそ占いだべ。 苗木っちがどっちについて行ったら幸せになるか占ってやる、俺の占いは3割当たる!」
霧・十「うるさい!!」
葉「・・・・あはは・・・・・苗木っち、すまねぇ」
苗「誰か助けてぇ~(泣)」

と言う展開が毎回行われている気がしたwwww
微妙にBL気味でごめんなさいww

371:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 21:35:48 ht6IZ9CZ
霧切さんだけ個別スレがあるってことはやっぱり一番人気あるのかな

372:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 21:41:57 x1LzPEUE
立ち絵の霧切さん色白ってレベルじゃねーぞ

373:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 21:44:07 e6FoCLmB
セレススレもあるぞ
俺はキリギリさんスレも見てるけど

374:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 21:53:22 0SvQibyI
板違いだけど舞園さんスレもあるな。

ただまあ、このスレはSSの頻度が特に異常ww
後このスレに足りないのはwiki技術者だと思われ

375:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 21:54:17 kmw/Y1/6
舞園さんのスレもあったりする

376:名無しさん@お腹いっぱい。
10/12/08 22:04:47 ujKAoV/b
>>370
十「なん…だと…。俺がBLになどなるか…! 俺はオープンなスケベだが、男に興味はない!」
苗「十神クン…」
十「フッ、安心しろ苗木。いい医者を紹介してやる。もちろん金は惜しまんから心配するな」
苗「それは違うよ!?」
十「! そうか、苗木は男であるからこそだな…。そうだ…そのままでいい。十神家の名にかけて、俺はありのままのお前のすべてを受け入れてやる。だから一生俺についてこい。十神家の復興を俺の隣で見届けさせてやろう…!」
霧「……行きましょう苗木君」
苗「うん…」
BLに振り切るとこんな感じかw


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