11/06/01 23:33:59.20 0
不満をパンにぶつけるべくパンの袋を探ると違うものがあった。
赤と白で彩られた球体、モンスターボールだ。
両手が縛られているためおでこで開閉スイッチを押すと...
「ミ...ミフィ...............」
タブンネだ! 自分以上に傷だらけの同胞を見て息を呑む。が、
すぐにママンネはボロンネに癒しの波動を打ち始めた。
手が使えない以上狙いが定まらず効果が落ちてしまうが、
少しずつボロンネの傷が癒え表情が安らいでゆく。
「ミイ......!ミイィ...!」
動けるまで癒えたボロンネはママンネに感謝の気持ちを伝え
ママンネの縄を解いて癒しの波動をお返しした。
「ミィ.....ミミッ!」
傷跡も消えすっかり元気を取り戻したようだ。
2匹のタブンネはお互いの喜びを分かち合うように、
ぎゅっと安らぐように抱擁を交わしたのだった....。
「めでたしめでたし...今のうちだけだがなw」
監視カメラから始終を覗いていた俺がツッコミを入れる。
あのボロンネは峰打ちで徹底的に痛めつけた後、
捕獲した♂のタブンネだ。
「2匹とも仲良くしなよw後のお楽しみがかかっているんだからww」