11/05/07 16:20:38.95 0
>>481続き
慣らしとしてこんなもので良いだろう
翌日は昼過ぎにタブンネの部屋を訪れる
『・・・・・・ミッ!』
私がドアを開けた途端、タブンネは直立不動のまま固まった
躾けの成果だろう
だらけていれば即、制裁を加えられるという、反射を身体に植えつけたのである
私は自宅用のボックスから、代理父となるポケモンを選定した
トゲキッスの♂である
性格は控え目、個体値は31-6-30-31-27-31、と申し分の無い能力の持ち主だ
私がかつてトレーナーとして旅をしていた頃、シンオウ地方で知人の女性から頂いたタマゴから孵ったポケモンだった
現在は私が引退しているため、家業の手伝いとして働いてもらっている
タブンネと共通の妖精グループであり
てんしのキッス、アンコールといった強力な補助技の遺伝経路となることから、今回の助手として抜擢したのである
「遠慮はしなくていいぞ。多少、手荒に扱ったところで死にはしないだろう」
私がそう言うと、トゲキッスはバタバタと羽を震わせて喜んだ