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>>238 続き
家につくとタブンネは夕飯も食べずにベッドでグーグー眠りだした。
よほど疲れたのだろう。
朝になると、俺が起きるより先にタブンネが起きていた。
腹が減ってんだろうな。
いつもミミロップとルカリオが座っているリビングのソファーに寄っかかりながらミィミィ鳴いていた。
「すぐにごはん用意してやるから」
と伝えると、俺のパジャマのズボンの裾をつかんでミィミィ鳴いた。
「にがいごはんはやんやだよぅ~。少しだけでいいからあまいごはんがほしいよぅ~~」
と言っている。
おいおい、まだダイエット2日目だぜ?!
意志薄弱にもほどがあるっつうの!
「あまいごはんはお預けってきめただろ!?それにこれはタブンネの為なんだぞ!タブンネがママみたくなりたい!ママといっしょにミュージカルにでたいって言うからはじめたことなんだから!」といつもよりも強めの口調で伝えた。
さすがのタブンネも「ママ」という言葉には弱いのかしぶしぶ諦めた。
いつもより早めの朝食。
タブンネはすりつぶしたオボンの実と「ちからのこな」を混ぜたごはんをいっきにかきこみ、
お水で流した。
食卓には美味しそうなごはんや木の実、甘い飲み物がたくさん並んでいて、美味しそうにミミロップやルカリオ達が食べている。
タブンネが上目づかいでミィミ!と鳴きながらこっちを見てきた。
おそらく「ひとくちちょうだい?」と言っているのだろう。
心読機がなくてもわかる。
俺は「ダメダ!」睨みつけ首を振った。
今日はこいつの特訓以外に行く所もあるので食事が終わるとさっさと片付けしたくした。
ミミロップとルカリオにも今日はいっしょに行くぞ合図した。