11/03/29 18:56:57.71 0
>>231続き
約束どおりモーモーミルクをタブンネに渡してやるとイッキに飲み干した。
それでも朝食&数回にわたる「ちからのねっこ」の投与で舌の苦みは完全には消えていないようだ。
このままではダイエットを止める、と言い出し兼ねないので俺はタブンネにこう伝えた、
「今日はタブンネすごくがんばってるから、泳ぎ終わったら、ライモンシティのミュージカルグッズをいっしょに買いに行こう^^」と。
すると、さっきまで弱々しく座り込んで、カラのモーモーミルクの瓶をいつまでも舐めていたタブンネの顔色がパァ~と明るくなった。
海に向かってミィミィ♪と叫びすタブンネ。
なんて扱いやすい奴だ。
勿論、ミュージカルグッズなんてタブンネに買ってやる気はない。
買ったとしてもミミロップかドレディアに着ける用だ。
ま、店が閉まる前にこいつがちゃんと泳ぎ終えればの話だが。
いちいちポケモンが出てくると面倒くさいので俺はゴールドスプレーをこまめに使いながらタブンネのなみのりを楽しんだ。
最初こそスイスイ泳いでいたタブンネも徐々にスローペースになっていき、しまいにはちょっと泳ぐと止まるを繰り返すようになった。
止まってる時間が長いせいか夕日が沈みだす。
それでも
「まだ半分しかおわってないよ!頑張らないとお店、しまっちゃうぞ」
と伝えるとちびりちびりと泳ぎだした。
なんで、タブンネに「なみのり」が覚えられるのかまったく不思議でしょうがない。
タブンネがノルマを達成する頃には辺りはまっ暗になっていた。
ライモンシティに寄るどころかいつもだったらおいしいご飯をたべて、お風呂に入っている時間だ。
海からあがったタブンネは寒いのか、腹が減ってるのか、プルプル震えながらフィ~フィィ~と鳴いていた。
俺は「明日は海底遺跡巡りでもしようかな~」なんて思いながら家路についた。