11/03/29 15:40:32.78 0
>>192 続き
子タブンネがきてから1ヶ月が経過。
与える食事はなんでも食い、バトルでのレベル上げも順調なせいか、子タブンネはすでに見た目も中身も子タブンネではなくなっていた。
相変わらず、ミミロップにはべったりなついている。
身長はミミロップのほうがあるものの体重は遥かに重く、時折タブンネが寄っかかったり、膝枕をしてきたりするとミミロップはちょっと迷惑そうな顔をするようになった。
そしてタブンネのほうはというと、さすがに姿見を見つめる時間が多くなってきた。
それも以前のように喜んでいるのではなくちょっと落ち込んだようなカオをしている。
1ヶ月も辛抱して世話をした甲斐があった。
俺はさも、心配しているような表情をして心読機を使い語りかける。
「タブンネ、元気ないけどどうしたんだ?」と。
するとタブンネは、
「すききらいしないでごはんも食べて、いっしょうけんめいバトルもがんばってるのに、ちっともママみたくならないの…。タブンネ、はやくママみたくなりたい」
となきだした。
まだ、ミミロップになれると信じていることにむしろ俺の心は晴れやかになった。
すかさずタブンネに語りかける。
「じゃあ、ひとまずご飯をちょっぴり工夫しようか?それとバトルのあとのオボンの実やミックスオレをやめてお水とお薬にしよう。そしてバトルのあとにすこしだけ運動しよう!そうしたらすぐミミロップみたくなれるよ^^」と。
するとあれだけ落ち込んでいたのがウソのようにタブンネは泣き止み「がんばる!!!」と言ってミミロップの居る部屋は駆け出して行った。
俺は日が暮れないうちにホドモエシティの漢方薬屋に向かい、「ふっかつそう」や「ちからのねっこ」などを大量に買い込んだ。
明日からタブンネのバトル後のご褒美はにが~いにが~いちからのねっこ。
どんなカオするのか楽しみだな。