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そして別れの朝…
ポケセンの職員が家までタブンネを迎えに来た、いよいよタブンネとも別れの時だ。
「預かったタブンネは二度と飼い主が引き取りに来ることはできません、宜しいですか?」
職員はそう言った、どうやらそういう約束らしい。
「頑張れよ、タブンネ!」
「ミッ!」
俺はタブンネと固い握手を交わした。
「ではそろそろお時間です」
タブンネは車に乗せられ、そして車のエンジンがかかった。
「元気でな!しっかりやれよー!」
「ミィィィィィィ!」
タブンネに泣きながら最後の挨拶をすると、タブンネも泣きながら手を振った。
そして車は出発し、車の姿は見えなくなった。
「行っちまったな…アイツ…」
少しその場で立ち止まったあと、俺は家に戻った。
昼ごろ俺は居間でテレビを見ながら飯を食べていると、ふと大事なことを思い出してしまった。
「あ、アイツの特性ぶきようだった…」
俺は冷や汗をかき、箸をポロンと落とした。