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【自動車】ハイブリッド車戦争の後に控える 完成車と基幹部品の海外本格移転 (DIAMONDonline)[11/06/27]
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日本ではすでに地歩を築いたハイブリッド車だが、世界全体で見ればシェアは1%前後。
ハイブリッド車バトルの場は、徐々に海外市場に軸足を移していくことは間違いない。
その動きは日本の自動車産業の生産のあり方をも大きく変える可能性がある。
メーカー各社は現時点では、付加価値の低いクルマは部品を含めて海外で生産しつつも、
最先端の環境対応車やその基幹部分は日本で生産するという棲み分けを維持している。
実際、トヨタはプリウスαの欧州、米国での月間販売目標を各2000台とするが、
すべて日本からの輸出で賄う。また、トヨタもホンダも一部ハイブリッド車の海外生産を
始めているものの、電池やモーターなどの基幹部品はすべて日本から持ち出している。
しかし、こうした生産棲み分けは限界に近づいている。メーカー各社は、日本での生産には
「円高、税金、自由貿易協定(FTA)、労働規制、温暖化対策、電力問題の“6重苦”がある」
として、悲鳴を上げているのが実情だ。
じつはホンダでは、主力の鈴鹿製作所で、これまで海外に移転することが難しいとされた、
ハイブリッド車の基幹部分の生産ノウハウを海外移転するための検証作業を、この2年間にわたって
進めてきた。
「いかに過剰投資せず海外でもハイブリッド車が生産できるか。ようやくその構想が出来上がった」
(ホンダ幹部)
モーターとIPUといわれる内製チップの海外生産はほぼ可能になり、
「あとは現地での材料の調達をどうするかという段階」という。
さらには、基幹技術の開示を求められ、メーカー各社が本腰を入れていない中国での
ハイブリッド車生産についても、「それでも検討しなければならない時期にきた」(ホンダ幹部)
と明かす。
URLリンク(www.excite.co.jp)
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