11/05/19 09:01:19.34 lUbfNEdr
ある夜店の射的屋が開店記念に三角クジ抽選を始めました。
その店の三角クジの当たりクジは、固くて大きい紙でした。
それを知る夜店仲間は、三角クジを引く担当を立てました。
その夜店仲間担当者は、毎日開店と同時に一番で三角クジの箱に手を入れて
「固くて大きい紙で出来た三角クジ」を探しました。手探りでもスグに分かるからです。
箱の中に「固くて大きい紙で出来た三角クジ」がたくさん有れば仲間に知らせます。
箱の中に「固くて大きい紙で出来た三角クジ」があまり無ければスグに帰ります。
何も知らない一般の夜店客のほとんどは、なかなか当たりくじが引けません。
当たりくじが多い日は、夜店仲間が早くから当たりを引いてしまうので残りはハズレばかり。
当たりくじの少ない日は、大勢のお客で少ない当たりを取り合うので結局ハズレばかり。
開店間もない頃には、当たりくじを期待して多くの夜店仲間が開店から並び
大盛況な雰囲気を醸しだし閉店時間の頃には、多くの一般客に期待を抱かせるために
その日の当たりを大々的に発表して店の出入り口に並べて飾りました。
毎年恒例の縁日の頃には黙っていてもお客が来るので当たりくじは少ししか用意しません。
結局、当たりくじが引けない評判が出始めると・・・・・・