11/06/19 03:01:26.10 p/gtuP4Z0
>>663
士官である前にまず紳士であれ
URLリンク(gentilhomm.exblog.jp)
↑
これを読みなさい。
明治期から戦後までの教育制度では、旧制中学から旧制高校に進学し、その
後帝国大学に進むのが真のエリートコースであり王道だった。
帝国大学の目的は国家枢要の人物を育成することにある。
鎖国をし遅れた農業国家だった日本を、優れた官僚、学者、技術者、医師等
を養成することにより近代国家に変身させ、欧米に追いつき列強の仲間入り
を果たそうとした。
その教育機関が帝国大学であり、その入学者を事実上選別していたのが高等
学校(旧制)だった。
だから一口にエリートと言っても、経済人を養成する目的の東京商科大学と
はエリートの次元が違うんだよ。
当時は官尊民卑が激しく、同じ大卒でも官僚と経済人では身分に天地の差が
あった。
現在の感覚で戦前の社会を見ていては事実を見誤るよ、当時の国民がどのよ
うに考えていたかが大切だ。
当時の人は「一中、一高、東大(帝大とも言う)」「末は博士か大臣か」と言って
いた。
以前読んだ本に載っていたが、戦前三菱重工の社長が海軍横須賀工廠を訪問
した際、守衛に「商人!お前は裏門へ回れ!」と怒鳴られたそうだ(笑)
これなどは戦前の経済人がどういう扱いをされていたかよくわかるエピソー
ドだと思う。