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イザベラ・バードの見た横手
彼女は、羽州街道沿いを北上し、横手に泊まった。
「横手は人口1万人の町で、木綿の取引が行われる。
この町の最も良い宿屋でも、りっぱなものは一つもない。
町は見ばえが悪く、臭いも悪く、わびしく汚く、じめじめしたみじめな所である。
町の中を歩いて通ると、人びとは私を見ようと風呂から飛び出てきた。
男も女も同じように、着物一枚つけていなかった。
宿の亭主はたいそう丁寧であったが、部屋には、怒りたくなるほどたくさんのノミや蚊がいた」