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(続き)
清武前代表が解任に追い込まれたその他４つの理由も明記されていた。
〈１〉正当な手続きを経ず独断で１１日に会見したこと。
〈２〉会見で誤った事実や論評を公表し、巨人や読売新聞グループの名誉、信用を
傷つけ、イメージを悪化させた。
〈３〉清武前代表による声明文の中で、「渡辺会長が江川氏をヘッドコーチとし、
岡崎ヘッドコーチを降格させる」と明記するなど、機密事項を暴露して、その実現を
困難にさせた。
〈４〉騒動発生後、清武前代表と何度も話をした桃井社長が「いわゆる謝罪という
形での言葉は記憶していない」と言うように反省を見せることなく、法令及び定款に
従って業務を適正化せず、業務執行を阻害し混乱させ続けている。
清武前代表の後任として、原沢球団副代表が「代表・ＧＭ兼編成本部長」に就任
することが決定。桃井社長は「大変なハンデを背負いますし、相当覚悟を固めて
いかなきゃいけない」と、来季に向けたＦＡ補強などにも障害が発生する可能性を
口にした。
解任という形で今回の騒動に終止符を打とうとした形だが、残した爪痕は簡単に
消えることはない。
◆常勤監査役 ほかに常勤の仕事がなく、会社の営業時間中は原則としてその
会社の監査役の職務に専念する。監査役は、取締役の職務の執行を監査し、取締役が
不正行為をしたときは、取締役会に報告する義務がある。取締役が会社の目的の
範囲外の行為、法令、定款に違反する行為をしたときは、行為の差し止めを請求
できる。報酬などは、定款に定めていないときは、株主総会の決議によって定めるが、
一般的には取締役の３分の１程度とされる。