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なでしこへの助成金が20万円に倍増! スポーツの助成金って、どうやって決まってるの? 2011.10.14
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6~7月に開催された女子サッカーW杯で優勝し、いまもフィーバーが続く“なでしこジャパン”。その活
躍を受けて、文部科学省は女子サッカー日本代表の21選手を対象に、助成金増額を決定した。
発表によれば、日本スポーツ振興センターがW杯参加選手に支給してきた助成金を、一人あたり月額
10万円から20万円に倍増するという。アルバイトで生計を立てながら練習を続けている選手も多いとい
う彼女たちの競技環境が、これによって少しは改善されるかもしれない。
ところで、このスポーツ助成金の額は、どんな形で決まっているのだろう? 調べてみると、助成額は、
日本オリンピック委員会(JOC)がオリンピックや世界選手権大会などの成績をベースに設定する「JOC
強化指定選手」のランク、「エリートA・エリートB・ユースエリート」に対応しているようだ。
支給額は、「エリートA」が月額20万円、「エリートB」が月額10万円、「ユースエリートは」月額5万円と
なっている。実は今年8月までチーム競技の助成金額は最高でも一人あたり月額10万円だったが、なで
しこジャパンの活躍により倍増され、個人競技と同額に引き上げられたのだ。
昨年10月の資料によると、強化指定選手の数は夏季競技で1306人、冬季競技で363人。この8月には、
女子体操の田中理恵選手(日体大大学院)が「ユースエリート」から「エリートB」に昇格した、というニュー
スもあり、見直しも定期的に行われている。
一方で、個人に支給される助成金とは別に、JOCの強化費も、競技を支えている。五輪競技が「特A・A・
B・C」の4段階、非五輪競技はその下の「D」とランク付けされており、支給額には大きな差が。2008年には
「特A」扱いで年間7000万円の強化費が支給されていたソフトボールが、五輪競技から外れてしまったた
め「D」に格下げされ、翌年から300万~400万円に激減……というニュースも話題になった。
ちなみに、現在の特A競技は、柔道、水泳、レスリング、フィギュアスケートの4競技。サッカーはAランク
に位置している。本年度のランクはすでに決まっているが、今後サッカーが、なでしこの活躍で特Aランク
になることも考えられる。
文部科学省は9月、「スポーツ庁」の創設を発表。国を挙げて大々的にスポーツ振興に力を入れるという。
オリンピック競技に限らず、マイナースポーツで頑張っている選手たちが競技に打ち込めるよう、バックアッ
プを期待したいところだ。
(佐藤大智/blueprint)