10/12/06 13:20:26 BasyDA+T
ヤクルト身売り報道の真相 浮上した2人のキーマン
URLリンク(www.zakzak.co.jp)
4日付の日刊スポーツ1面の「ヤクルト身売り」報道で、球界は騒然となった。ヤクルト球団、
身売り先とされたIT企業サイバーエージェント両者が全面否定し、即座に鎮火する前代未聞の
事態に。その裏には何があったのか?
今、世間を騒がせている歌舞伎役者・市川海老蔵(32)と、今後が気になるヤクルト大物OB
・古田敦也氏(45)という意外な2人の名前が浮上してきた。
『1970年から球団を経営してきたヤクルトが年間20億円もの赤字体質に苦しみ、インター
ネット広告会社「サイバーエージェント」への球団売却を検討。今日4日にも球団側が緊急会見を
行う?。』(日刊スポーツ報道要旨)
今オフは経営難の横浜が住生活グループへ身売りを検討。最終的には破談に終わったものの、
実際、交渉していることが表面化したばかりだけに、ヤクルトもか…と球界、マスコミ、ファンが
色めきだった。
しかし、衝撃的な“スクープ”は、その日のうちにあっさり鎮火した。ヤクルトは「本日、一部
報道で当球団が売却されるとの報道がありましたが、全くの事実無根です」とのコメントを発表。
サイバー社の藤田晋社長(37)も「うちは今、営業利益が100億円くらいの会社。200、
300億円くらいないとプロ野球は難しい。うちはまだ早い」と否定した。
関係者によると、記事が出た経緯は、次の通りだ。3日に刷られた翌4日付の1面記事は当初、
海老蔵の殴打事件に関する“スクープ”「海老蔵といたのは香里奈 松田龍平 ボコられるまでの
状況を聴取へ」だった。捜査関係者の話として、海老蔵が暴行された日にハシゴした飲食店の
1軒で、俳優の松田龍平(27)や女優の香里奈(27)と会食していたと報じ、一部地域で
発行もされた。
だがこの報道は同日夜のうちに、「事実確認が不十分」として、全面差し替えを決定。急きょ、
代わりの1面に“昇格”したのが、「ヤクルト身売り」のネタだった。結果的に、海老蔵の殴打
事件の激しいスクープ合戦が、プロ野球界にまで飛び火した格好となったのだ。
ヤクルト関係者は「これが平日(の報道)だったら、株価にも影響が出ていただろうし、ゴメンで
済まされないレベル。香里奈さんの記事はちゃんと訂正したんだから、こちらもちゃんと対応して
もらえるでしょう」と身売り報道に対し、憤慨している。
しかし、ヤクルトチーム内からは、こんな別の声も聞こえてきた。「もしもサイバーエージェント
が親会社になるのなら、監督は古田さんでしょう」というのだ。身売り先がサイバー社という報道に
至った経緯の中に、古田氏の存在があるのではという見方だ。
IT企業に幅広い人脈を持つ古田氏は、藤田社長ともつながりがあるというのは周知となって
いる。古田氏は4日、藤田社長とは2005年のベストドレッサー賞の授賞式で一緒になっただけで、
深い付き合いはないと強調したが、藤田社長はツイッターでヤクルト買収について「5年前から
ヤクルトファンになったから嬉しい話だけど」と記している。5年前といえば、ヤクルトが古田
監督時代のことだ。
古田氏は06年、大きな期待を背に選手兼任で監督に就任したものの3位。2年目の07年には
21年ぶりの最下位に転落し辞任した。成績不振の責任と、球団幹部に不信感を持ったことが辞任
の理由だった。
その後、古田氏はソフトバンク、楽天とIT企業が保有する球団の監督候補として名前が挙がった
ものの、実現には至っていない。ただ古田氏は、ヤクルトのチームには愛着を持っており、身売りに
よりフロント陣が一新されれば、復帰へのネックがなくなる。古田氏の名前が出てくるのは不自然
ではないが…。
関係両社の完全否定で一応終息したヤクルト身売り騒動。思わぬ? 波紋が広がっている。