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住生活、横浜球団買収へ TBSと月内にも基本合意2010/10/12, 14:00, 日経速報ニュース, 851文字
住宅設備最大手の住生活グループは12日、TBSグループからプロ野球の横浜ベイスターズを買収する方針を固めた。
球団の基本的な資産査定をこのほど終え、球団の財務内容に問題がないと確認。球団株式の50%超の取得を目指し、
グループの認知度向上を狙う。経営資源を本業の放送事業に振り向けたいTBSもこれを受け入れる方向で、月内にも
買収について基本合意する。
住生活首脳は12日朝、日本経済新聞に対し「球団に財務的な問題はないことがわかった。今後、各選手の契約内容などを
確認するが、(球団買収について)自分の考えに変更はない」と言明した。球団の資産や収益見通しに関する査定結果をふまえ、
この日の取締役会でも財務上の問題がないことを報告するとした。
TBSも「住生活との月内めどの合意は可能だ」(幹部)と見ており、事務レベルでは来シーズンのテレビ放映権料などに
ついても交渉を進めている。ベイスターズがフランチャイズとしている横浜スタジアムとの交渉は住生活主導で進める方向だ。
住生活は選手の契約内容などに問題がないか精査した上で、月内にTBSと買収について合意、4~9月期決算と同時に
11月1日の発表を目指す。取得する株式の比率や買収価格は今後の交渉で詰めるが、TBSグループが保有する69.2%を
すべてを買い取るのではなく、TBS側が一部の株式を継続保有する方向で調整している。
横浜球団の試合中継はTBSのBS放送とCS放送の主力コンテンツで、TBS側は株式売却後も試合の中継を続ける構え。
住生活もTBSの株式保有と試合中継の継続がファンの拡大につながるとみている。
TBSは2002年にマルハ(現マルハニチロホールディングス)から140億円で同球団を買収したが、球団の収入減に合わせて
評価損の計上を続けており、売却額が50億円程度でも売却益を計上できる見通しだ。
球団株はフジ・メディア・ホールディングス傘下のニッポン放送も30.8%を保有している。球団のオーナー企業の変更は
04年のソフトバンク以来となる。