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【日本の野球力】第３部検証“ＷＢＣ効果”（１）巨人開幕戦１３・３％の意味
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＞第２回ワールド・ベースボール・クラシック（ＷＢＣ）で「侍ジャパン」が連覇を達成した１０日後。
＞４月３日、巨人開幕戦（対広島）の平均視聴率は１３・３％に終わった（関東地区、以下はいずれもビデオリサーチ調べ）。
＞日本代表を指揮した原監督が率いるリーグ連覇中のチームの開幕戦。
＞中継する日本テレビは急きょ開幕カード３試合の放送時間延長を決めたが、驚くような数字は残せず。
＞４月平均でも前年比で１・８増の１２・２％にとどまった。
＞ＷＢＣでは日本戦の中継が高視聴率をマークした。
＞１次ラウンド（テレビ朝日系）では中国戦が２８・２％、韓国戦が３７・８％、韓国との順位決定戦が３３・６％。
＞２次ラウンド以降（ＴＢＳ系）もすべての試合が２０％を超え、韓国との順位決定戦では４０・１％をたたきだした。
＞決勝も３６・４％。ＴＢＳは「女性層をはじめ、あらゆる層から広く注目された。
＞『（早朝や平日の昼間の）あの時間帯で、それだけ取れるのか』というのが現場の声だった」と振り返る。
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＞立命館大の種子田穣教授（スポーツビジネス専門）は
＞「ＷＢＣは五輪やサッカーのＷ杯と同じスポーツイベント。視聴率は一過性の数字で、ＷＢＣの高視聴率が野球人気を裏付けるものとはならない」と指摘する。
＞さらに「今回のＷＢＣでは日本の大リーガーも代表に参加し、米国や韓国と対戦した。これほどナショナリズムをくすぐるイベントはない」と分析した。
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＞その一方で、地方のフランチャイズでは今季の開幕戦でも高視聴率が記録された。
＞同じ４月３日、日本ハム戦を中継した日本テレビ系の札幌テレビでは、平均視聴率２７・３％をマーク（札幌地区）。
＞またソフトバンク戦を放送したテレビ西日本も、２２・５％（北部九州地区）。
＞しかし現状では、東京のキー局が巨人戦の放送枠を確保しないと、地方で同じ時間帯に地元チームの中継を放送することは困難だ。