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セがシーズン打ち切り検討…公式戦がCSまでズレ込んだ場合
セ・リーグが、今季から導入されるクライマックス・シリーズ(CS)まで公式戦がズレ込んだ場合、
シーズン打ち切りを検討していることが11日、分かった。
打ち切るか全試合完了か、6球団の意見は二分されており、23日の理事会で結論を出す。
セが発表している今季の公式戦日程は9月26日までで、他に4試合が未発表。一方でCS開幕は10月13日からの週末が濃厚だ。
公式戦からCSまで、2日間の余裕を持たせることが確認されており、
13日開幕なら10日までにシーズンを終わらせなければならず、余裕は14日間しかない。
ところが過去10年間、当初日程より全日程終了が14日以上遅れた球団は半数近くもある。
本拠地が屋外の阪神、ヤクルト、横浜、広島では60%が完了できなかった。
予備日程は優勝争いが優先されるため、優勝が14日以上遅れたケースはないが、
CS出場権のある3位まで確定できずに終わる可能性は高い。
そのための打ち切り検討だが、阪神など3球団は、リーグ優勝をシーズン1位とする
公式戦尊重の精神を損ねることになると全チーム144試合の完全実施を求める。
逆に打ち切りを求める球団は「新たな試みのCSを盛り上げるためにも、あいまいな形を避けるべき」と主張する。
試合数の違いは個人成績にもはね返ることから、選手会の反対も予想される。
23日までに複数案が提示される見込みだが、調整は難航しそうだ。
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