11/11/06 12:44:24.10 orlmzf6o
NHK「龍馬伝」とTBS「仁」はともに坂本龍馬が登場するドラマだった。
「仁」と「龍馬伝」の視聴率差は数%程度だったが、世間的に「仁」
は視聴率で大成功した作品と認識され、「龍馬伝」は惨敗した作品
と認識されている。
作品の中身の評価は雲泥の差があり、「仁」はNTT子会社が今年6月
に行った「後世に残したいドラマ」調査によると、なんと1位だった。
「龍馬伝」はもちろん圏外。後世にぜんぜん残さなくていい作品。
両作品の根本的違いは江戸時代の描かれ方にあったと思う。
「仁」で描かれた江戸時代の夕陽は今の東京の夕陽より美しかった。(御茶ノ水の高台のね)
ところが「龍馬伝」に登場する江戸時代の空や空気感は、光化学スモッグの
21世紀の北京の空より汚かった。
江戸時代の不条理が「仁」のエピソードのテーマになることが多かった
が、江戸時代の人々の生き様も道徳観も素晴らしかった。その象徴が
綾瀬はるか演じる橘咲だった。江戸時代のほうに日本人の理想像があった。
「龍馬伝」は真逆だった。特に武市半平太の終焉あたりは、日本の
江戸時代がいかに人類史上最悪の時代だったか、いかに残虐だったか、
畳み込むように執拗に執拗に日本の江戸時代が血まみれにまるまで
袋叩きにしていた。日本は悪い国だったというサヨク史観ね。
烏帽子は権力者ぽいから透けさせるとかきれいな服は権力のニオイ
がするから汚くするとか、基地外ワールド確定。「平清盛」は。