11/05/12 08:16:18.70 wnZ7KNOb
このドラマに足りないものは、喜怒哀楽だね。
感情の起伏が、非常に小さい。特に江の秀吉に対する怒りと悲しみ。
夫といきなり離縁させられても、ちょっとの間は怒り、悲しんでいたものの、あっさり
秀吉と和解。
本当なら、かなり心のキズになると思うけどね。
旭の嫁入りにも、「一応反対しといた」程度の感じで、全然ひきずらない。
どんな目に遭わされても、結局秀吉の世話になっているし、姉は秀吉の妻になると
いう矛盾が出るから、あっさり流して曖昧にしておきたいんだろうけど。
(だから、周りの人間はみんな秀吉をいい人だと言ってるし、話してみたら誠が
見えた、なんて、インスタント食品みたいな手軽さでまとめたりしてる)
「何故自分をひどい目に遭わせた人間に従って生きていかなければならないのか」
という部分って、江の人間像を作る上で核心の部分だと思うけどな。
そこの掘り下げが杜撰だから、全然納得できないし、江の苦しみが見えない。
うす~いコメディドラマ。