11/03/07 22:11:53.77 3lke3L4t
古代に定められた氏族の姓(かばね)の一つだな。
姓は、本来的には8種類あるのだが、平安以降はごく少数の宿禰姓の氏族を除くとほとんどが朝臣姓になってしまった(源平藤橘はすべて朝臣)。
なお当時の朝廷では、諱のあとに朝臣を付けて「○○朝臣」と呼ぶ言い方は、四位の位階の者に対しての呼び方なので、あの場面のセリフから当時の俊基は四位の身分にあることが判る。
まあ最近の大河だと、官途名と同様、一般視聴者には聞き慣れない言葉ということで、NHKが自主規制でもしているのか、まず聞かなくなった。
841:日曜8時の名無しさん
11/03/07 22:34:40.29 giGTh1cJ
質問ばかりですまんが
後ろに「朝臣」をつけるとはいえ、諱で呼ぶのはOKなの?
842:日曜8時の名無しさん
11/03/08 01:29:05.03 hVxcfnt5
>>841
上→下なら構わないよ。
後醍醐が「尊氏!」って呼ぶのもオッケー。
843:日曜8時の名無しさん
11/03/08 02:04:24.30 77usNJqH
霜月騒動の内情は色々あるけど、安達泰盛は最後の鎌倉御家人って感じで
幕府を立て直そうとして倒された象徴的な人だから、その最後(御家人たちが作った幕府の終わり)と
「敵は北条」を視聴者に印象づけるために「太平記」の始まりとしては良かったと思う。
時宗ではギバちゃんがやってたが、太平記のいらない子からえらい出世したなw
844:日曜8時の名無しさん
11/03/08 05:33:06.06 a4D9Z+9j
>>840
俊基が捕らえた時、六波羅の兵が日野朝臣って言ってたね。どんな字なのかと思ってました。
845:日曜8時の名無しさん
11/03/08 05:44:45.37 HLxIgcY+
まあ実際安達氏は平禅門の乱以降得宗外戚(被官)として復権するんだけどね
そのあたりをさして公平な政で名執権と謳われた貞時と言っているんだろうか?
846:日曜8時の名無しさん
11/03/08 06:30:39.97 Y9pRUY/y
>>841
一対一の場合で諱呼びがありかどうかは、当人同士の身分関係や親密さによる。
ただ評定(政務・裁判の処理)の場などで、誰かの個人名(諱)を出す場合には、その人物の身分によって以下のように言い方が決まっている。
公卿身分の場合
大臣以上…「○○公」
大納言以下…「○○卿」
非公卿身分の場合
四位…「○○朝臣」
五位以下…「○○」(呼び捨て)
なお当時の公家日記なんかでの人名表記も、たいていはこれに準じたものになっている。
847:日曜8時の名無しさん
11/03/08 06:44:13.62 Y9pRUY/y
>>845
安達氏は、得宗被官(御内人)ではないと思うよ。
例えば高時生母(覚海尼)が長崎親子と対立する描写がドラマにもあるけど、あれって要するに安達一族出身の覚海尼にとっては、長崎等の得宗被官が主導権を握るのが快くなかったわけで。
安達側には自分は得宗被官とは違うって意識は最後まであるはず。
ただ宝治合戦で滅びた三浦氏なんかには、御家人とはいえ得宗家と一体化しつつある安達氏を自分より低く見る意識があったらしいが。
まあ実際、得宗家と一体化し過ぎた(霜月騒動で叩かれたあとは特に)結果、最後も得宗家の滅亡に巻き込まれて一緒に滅びてしまった感はある。
848:日曜8時の名無しさん
11/03/08 17:00:48.73 g7CjJypf
そういえば佐々木道誉の本名が「高氏」なのはドラマでも出てきたけど、
実は道誉には「貞氏」という名の庶兄もいるんだよね。
この辺について、足利と佐々木は実際のところお互いどう思ってたのかな?
849:日曜8時の名無しさん
11/03/08 17:16:19.56 iR9a+NvJ
尊氏と導誉が2人で、
「お互い源高氏ですなあ。ハッハッハ」
とかいうシーンがあれば面白かったけど。
850:日曜8時の名無しさん
11/03/08 18:18:46.64 a4D9Z+9j
今、『鎌倉炎上』見てます。ハンカチの用意をしないとな。
851:日曜8時の名無しさん
11/03/08 20:45:48.38 g7CjJypf
>>840
天武天皇が定めた八色の姓だな。
真人、朝臣、宿禰、・・・の順だったかな(あとは忘れた)
これって中世以降だと、地下官人で官務の地位を世襲していた
小槻氏(後に壬生・大宮の2家に分裂)が唯一の宿禰姓を名乗っている
氏族だっけ?
しかし朝臣を付ける呼び方に拘るなんて、さすが90年代の大河は凄いな。
852:日曜8時の名無しさん
11/03/08 22:10:16.13 Y9pRUY/y
『太平記』の場合、公家の登場人物も結構多いし、朝廷の描写も多いから細部までこだわってみたのかも。
853:日曜8時の名無しさん
11/03/08 22:30:19.18 H65Vaj2F
>>843
長崎高資役の西岡徳馬が時宗では尊氏の先祖の足利泰氏だったなw
しかも反得宗の陰謀にかかわったりしてるし
足利は泰氏の先代の義氏が北条シンパの筆頭格だったんで、それへの反発があったかもしれん
854:日曜8時の名無しさん
11/03/08 22:38:33.23 Y9pRUY/y
で、その西岡徳馬の前妻で、得宗家によって強制離縁させられた桔梗役が阿野廉子とw
855:日曜8時の名無しさん
11/03/08 23:51:03.89 JPRt01wC
徳馬泰氏の全盛期にすでにけっこう爺さんだった高師氏が、太平記冒頭にも出て来るんだよな
お前、一体いくつなんだよww
856:日曜8時の名無しさん
11/03/09 01:01:17.07 7WROPpwS
『北条時宗』は、何故か足利義氏の存在はスルーだったり、設定に謎が多い。
857:日曜8時の名無しさん
11/03/09 07:20:03.86 42W0VLPy
>>856
だって赤マフラー…
858:日曜8時の名無しさん
11/03/09 11:29:09.15 4G5Xnn0n
丁度、長崎殿暗殺未遂~楠木立つまで見終わって今夜借り替えるところ
859:日曜8時の名無しさん
11/03/09 17:14:23.61 Tg94thkr
時宗の時は見てる方は太平記を意識したけど、
脚本家の井上はそうでもなかったかな?
860:日曜8時の名無しさん
11/03/09 19:00:10.17 P3DmDOwo
>>873
>『元就』から大河見始めたから大体の日本史の流れは分かってるつもりだけど、
俺もそうだが、大河で歴史学ぶ、って人、多いんだよなあ、
ある世代までは。
あとからいろいろ調べて、あれ?と思ったり。
この「太平記」見てなかったら、中公の「南北朝の動乱」なんて
絶対読んでないしな。
大河って、歴史学ぶきっかけにはなってる人多い。
だから、今の大河はちょっと創作多くてと思うし。
また、大河スレで史実語るのも、微笑ましいと感じる。
861:日曜8時の名無しさん
11/03/09 20:11:48.89 bBNfGSox
>>859
幼少の高時や尊氏を無理矢理出したのは意識してのことだと思うけど、脚本家主導でできることでもないような気がする
862:日曜8時の名無しさん
11/03/09 20:29:38.37 b6ePNzx9
江なんかメインラインはほぼ史実通りだぞ
主人公が何か引っ掻き回すかのように見えて
実際は何もしない
863:日曜8時の名無しさん
11/03/09 21:35:20.08 Tg94thkr
>>861
まあそうだけど、原作者高橋克彦の影響がまるでないドラマになっているから、ある程度は自由にやっているのかと。
864:日曜8時の名無しさん
11/03/09 22:55:23.01 /NOKYAYd
DVDを見返して見ると、やはり鎌倉幕府の面々のキャスティングが良いね
865:日曜8時の名無しさん
11/03/11 15:03:47.73 FQy6HWwT
長崎円喜邸で円喜が池の鯉に餌をやってるシーン、当然ながら錦鯉ではなく鮒のような地味な鯉だった点がリアルだった。
スタジオセットに池を作ったんだよね。造りが丁寧だな。
866:日曜8時の名無しさん
11/03/11 15:37:53.34 3UaN4gXh
>>864
なんの、公家方も中々のキャストでありゃせられる。
867:日曜8時の名無しさん
11/03/12 16:12:34.87 vUeOhuSZ
>>859
時宗の最期は敢えて意図的に直義の最期とオーバーラップさせてるような気はした。
兄に看取られて(直義は毒を盛られて、だけど)息絶えるって構図とか
868:日曜8時の名無しさん
11/03/13 02:36:38.07 52Svk88o
結局、妖霊星って星は、
何の暗示だったのか?
子供の頃は宮沢りえと沢口靖子の両方、つまり複数の女性を同時に愛するって気持ちが理解できなかったが
869:日曜8時の名無しさん
11/03/13 02:40:30.59 52Svk88o
42歳の今は、やんわりと分かる。どちらかか本気でどちらかか遊び(浮気)というのは、単なる法律的/道義的な区分であって、心情的にはどちらも真剣な愛情だよ。
だから靖子に「お前は俺の宝ぞ」との台詞には
870:日曜8時の名無しさん
11/03/13 02:41:43.29 52Svk88o
素直に共感できた。
871:日曜8時の名無しさん
11/03/13 09:15:41.60 aobx4jYv
>>868
そりゃ鎌倉幕府(北条氏)滅亡の暗示だろうよ
872:日曜8時の名無しさん
11/03/13 10:05:55.44 kPttSpgI
>>869>>870
まあ、登子にとってはくだらぬ男の言い訳でしかないし、実際にそういう行動をとる男は侮蔑の対象でしかない。
「理解してもらわなくても構わない」というのも所詮男の欺瞞ということ。
873:日曜8時の名無しさん
11/03/13 12:24:13.45 xn4vkNXz
そういや「男は一度に複数の女を愛する事が出来る」なんて話をどっかで聞いたな。
京の宮廷や18世紀フランスだと男女関係無く伴侶以外の相手と
交際するのはザラでお互い干渉しないのが当たり前だったらしいけど
武家社会だとそうはいかないのか。
874:日曜8時の名無しさん
11/03/13 19:03:36.53 rqmD4U9K
洋の東西とか武家と公家とかじゃなく、価値観の違いかと
人間は本能を理性で抑えられる生物だから、男だからと言って皆が複数交渉できるわけじゃないし
いわゆる肉食と草食は、お互いのことをわかりあえないだろうから
875:日曜8時の名無しさん
11/03/13 19:27:03.33 fkpJvTHR
DVDを見てますが親子兄弟関係が上手く描かれているような…湊川の楠木親子のシーンを見て思った。貞氏と高氏のシーンや円喜が高資をボコボコにするシーンが印象的。
876:日曜8時の名無しさん
11/03/13 20:26:23.02 dxWl2Kyr
>>875
同感です。北条泰家が殆ど登場しなかったのはそういう意味で残念。
この兄弟のエピソードもドラマで見てみたかった。
877:875
11/03/13 21:48:15.27 fkpJvTHR
追加になりますが北畠親子のシーンも良かったよ。正成亡き後、南朝のエースに推された顕家の苦悩、顕家の最期を聞いた親房の悲しみ…
878:日曜8時の名無しさん
11/03/14 04:39:29.23 o1U8t2P5
正行に死んで来いと命じたのは親房だぜ?
だいたい顕家を可憐な青年みたいに勘違いしてる奴が多いけど、
あれは後醍醐にバシバシ苦情を言ってたウルトラ保守派のトラブルメーカーだぜ
せいせいしたよ、あんな邪魔なのに引っ張られて北陸の新田軍が壊滅したら何にもならん
879:日曜8時の名無しさん
11/03/14 05:46:29.70 MCoAclge
正成も死んでこいと坊門清忠に言われたようなもの…楠木親子は気の毒。
民放だったら太平記のスピンオフ企画をやりそう…
直義の『兄上、事件です』
正季の『どついたるねん』
実際に正季は赤坂・千早の戦いで右ストレート炸裂。
880:日曜8時の名無しさん
11/03/14 11:15:31.52 xIX8Gv9Q
坊門みたいな直球じゃないだけで、親房も相当に黒いしエグい
881:日曜8時の名無しさん
11/03/14 16:39:51.18 K5P3UnWD
てんぐるま、てんぐるま
882:日曜8時の名無しさん
11/03/15 09:22:14.22 D8lqYFkB
史実じゃ坊門より親房のほうがはるかに黒いと思うけどなぁ。
坊門は単に正成の和睦論・遷都論と意見衝突をきたしたに過ぎないと思うけど、
北畠父子の新田一族に対する態度は、完全に南朝内部の主導権争いの一貫でしょ
対足利構想を潰しておいて、義貞戦死後に同じことを自分がやってると言うのは…
883:関東在住者
11/03/15 11:10:06.65 nNoTw3VE
もう駄目だ!?六波羅が落ちた!新田軍が攻めてくる!俺には逃げていく場所
などない!無能な関東電力はまじで死んでくれ!?
884:脇屋義助
11/03/15 21:17:37.40 XIum7EK4
あんちゃん?!おらのあんちゃんだろ?
885:日曜8時の名無しさん
11/03/15 23:04:23.83 l5J54BM8
六波羅はもう、どうでもよい!by金沢貞顕
886:日曜8時の名無しさん
11/03/16 01:31:15.32 b4AwqIfo
実際は千寿王参陣はよく分からず、新田軍+参着した武士で鎌倉攻め落としたみたいね
しかも新田一族が義貞の指揮下に参集したわけではなく
稲村ヶ崎の直前に戦死した大館宗氏は独自行動を取っていた
利根川渡って最初の戦いに勝ったら決まり、早い者勝ちだな
887:日曜8時の名無しさん
11/03/16 11:28:08.52 vnEu2DF8
>>884
義助「本当におらのあんちゃんか?」
義貞「本当にあんちゃんだよ!」
義助「じゃあ答えてみろ。鎌倉を攻める時に一番効率の良い攻め口はど~こだ?」
義貞「江ノ電!」
義助「やっぱりあんちゃんだ!」
888:日曜8時の名無しさん
11/03/16 15:43:56.47 RqB1D0GU
>>882
息子まで玉砕させてるしね。
889:日曜8時の名無しさん
11/03/16 16:15:07.64 rXKXPRYg
最近出版された「鎌倉幕府の滅亡」って本の中では
末期鎌倉幕府の支配者層は、地方の領地との結びつきが弱く
都市鎌倉と幕府の機構に依存して生きる存在って分析していた。
「鎌倉炎上」の巻で高時が鎌倉を脱出するのを拒み円喜がそれに同意して
鎌倉死守を決意するシーンの説得力が妙に増したよ。
890:日曜8時の名無しさん
11/03/16 16:45:23.66 RqB1D0GU
室町幕府に比べりゃ鎌倉幕府の方がマシ。
891:日曜8時の名無しさん
11/03/16 17:07:20.21 KdgDDuer
室町幕府は、江戸幕府みたいに強権で全国を支配していた…
そんなふうに思っていた時期がありました。
というか家康は室町幕府を反面教師にしたんだろうか
892:日曜8時の名無しさん
11/03/16 19:23:19.17 +EvMmEoy
吾妻鏡とか読み込んでたそうだからね家康
893:日曜8時の名無しさん
11/03/16 19:41:05.19 4an7RJxG
>>887
ダンバインじゃないんだから(苦笑)。
894:日曜8時の名無しさん
11/03/17 21:57:33.12 MrW4O/s6
オープニングはピカイチだったね
895:日曜8時の名無しさん
11/03/17 22:19:18.65 GaOkBivI
見てみようと思ったのにOP動画が見つからない!
896:日曜8時の名無しさん
11/03/17 22:24:17.31 Ga6cs+uY
YOUTUBEで見れるだろ
897:日曜8時の名無しさん
11/03/17 22:43:50.57 GaOkBivI
大量に細切れ動画がありすぎて
いざOPを見ようと思って開けても開けても
ドラマの途中とかなんだよ
898:日曜8時の名無しさん
11/03/17 23:04:55.59 EOeiQn2w
>>895
URLリンク(www.youtube.com)
899:日曜8時の名無しさん
11/03/18 00:13:16.95 Nn7Ys2dv
かっこいい曲と絵づらだとは思うが
川の画を撮った徳川家康とか
まんま風林火山な武田信玄のほうが
わかりやすいテーマをそのまんま絵と曲にしたって感じで好きかな
900:日曜8時の名無しさん
11/03/18 00:59:15.09 mHyyS17j
>>890-892
幕府内部の仕組みで言えば、室町幕府が一番将軍個人による強権的な
感じだけどね。
鎌倉幕府は、当初は評定衆などを中心とした合議体制だったものが、
徐々に得宗専制化していって、それが限度を超えたところで、不満が一気に
噴出して滅亡した。
室町幕府は、当初は直義を中心に得宗専制化する以前の鎌倉幕府のような
政治体制に戻そうとする志向があったが、結局義詮期から義満期にかけて、
将軍による専制的な体制になっていった。
その後の織豊政権や初期の江戸幕府も、基本的には天下人個人への
権力集中の強い専制的な構造は変わっていないが、江戸中期以降になると
結局老中会議などによる合議体制になっていく感じ。
最終的に江戸幕府が中期以降、ある意味合議体制に回帰していくのは、
家康よりもむしろ家光が敷いたレール(家光期に行われた幕府機構の整備)
の結果のようが気がする。
901:日曜8時の名無しさん
11/03/18 01:09:33.42 mHyyS17j
>>886
当時の戦争って、勝ち組に乗ろうとして勢いのあるほうにみんな
殺到するから、軍勢の数が芋づる式に増えていくみたいだし、とても大将の
元に一糸乱れず行動するような軍隊ではなかったらしいね。
これは幕府滅亡時の新田軍に限った話じゃないけど。
>>889
あの場面は、冷静な高時・円喜と完全に気が動転している貞顕の
コントラストが凄かった。
902:日曜8時の名無しさん
11/03/18 02:32:14.56 GYGAxkK8
高氏謀反を知って、悠長な長崎親子と、貞顕のテンパリぶりも、
キャラだけじゃなく、それぞれの人物背景に沿った反応でよかったな。
鎌倉の中だけで権力が肥大した井の中の蛙な御内人の長崎氏と、
六波羅探題を努めて在京経験があり、北条一族内部の権力争い(嘉元の乱)
をくぐってきた貞顕の違いは当然あるだろう。
903:日曜8時の名無しさん
11/03/18 08:10:39.89 AOA4fPZf
赤橋守時の出陣のシーンも泣ける。守時△
904:日曜8時の名無しさん
11/03/18 08:50:59.54 yInco/wE
母御前が
905:日曜8時の名無しさん
11/03/18 11:32:08.78 B1wpzlbW
>>889
そりゃ北条氏って、頼朝以前からの本領は伊豆のほんの僅かな土地で、あとは幕府成立後に急速に所領が増えていったような感じだから、個々の所領の在地との繋がりは薄いだろうね。
906:日曜8時の名無しさん
11/03/19 06:47:08.72 +KtNEW9r
中先代の乱をはじめ北条残党による抵抗も結構あっけなかったからな
907:日曜8時の名無しさん
11/03/19 15:03:03.88 mSNlNabB
鎌倉幕府滅亡から数年後に南北朝の分裂が発生したため、反足利の人々にとっても、北条残党を担ぐより南朝と結んだほうがメリットが大きいということになり、北条の存在は急速に忘れられていった感じかな。
908:日曜8時の名無しさん
11/03/20 14:24:20.92 jray/F/z
いやいやどうして、北条時行は前後20年にわたって抵抗してる
北条派の抵抗は根強いよ
909:日曜8時の名無しさん
11/03/20 15:29:46.23 9g3JnKVf
時行は鎌倉脱出時は幼児だから、物心付いてから
死ぬまでずっと戦っていたわけだね
910:日曜8時の名無しさん
11/03/20 20:39:35.21 Z9+LTy4y
時行の場合南朝の赦免を得てるからちょっと特殊
純粋な鎌倉幕府再興という意味でのいわゆる中先代の乱自体はすごくあっけない
911:日曜8時の名無しさん
11/03/21 00:00:13.01 EbFJtWAI
しかし吉野と北条残党が手を組む構図は
お互いに背に腹は代えられないとは言え
いささかグロテスクだ
912:日曜8時の名無しさん
11/03/21 04:09:36.85 //B8kAdP
というか中先代の乱のときには、時行以外にも泰家とか名越時兼とかっていう名前が出てくるが、それより後になると実名がわかる北条残党は時行くらいしかいなくなる。
913:日曜8時の名無しさん
11/03/21 04:21:19.79 //B8kAdP
>>910
一時的にせよ、中先代の乱のときの時行軍があんなに勢いを得たのは、やはり建武政権に対する地方の武家の不満が爆発した結果だと思う。
でも、尊氏が京都を離れて東下し始めた途端に、そうした武家達は時行を捨てて、新しい武家の盟主として尊氏のほうを選択した。
結局北条残党って、武家にとっても、その程度の価値しかなかったということなんだろうな。
あるいは、建武政権の実情にも幻滅しているが、かといって以前の得宗政治に戻るのにも抵抗がある、というような意識が強かったのだろうか。
914:日曜8時の名無しさん
11/03/21 06:37:40.10 6cYuGYeO
鎌倉末期の北条は自分たちだけで政治も領地も独占し他の御家人の反感を買ってたからな
そりゃ最後は鎌倉を死守する以外に道がなくなるわけだ
915:日曜8時の名無しさん
11/03/21 16:59:55.66 U9Go2VPE
冠者は寝ぼけに金蹴るやー
ってどういう歌詞なのよw
916:日曜8時の名無しさん
11/03/21 17:21:31.48 x7v+ltQb
冠者は妻設けに来んけるは
917:日曜8時の名無しさん
11/03/21 17:47:57.72 6cYuGYeO
超要約すると夜這した女の顔を見てみたらビックリだったてことだろ
918:日曜8時の名無しさん
11/03/21 17:52:25.00 RI0bWcFO
北条得宗家がはたして「領地を独占」していたかどうかは留保するとして、
討滅戦の過程で九州・京・鎌倉と一族が族滅状態になったにも関わらず
建武親政後も西園寺~泰家~名越~時行の北陸・信州の同時挙兵が可能だったこと、
諏訪氏・葦名氏らが参加して成良親王を直義が擁する鎌倉府を一蹴していること、
時行が中先代の乱の惨敗にも関わらず20年にわたり抵抗が可能だったこと
などを考え合わせると、北条与党の勢力は侮れないでしょうな。
919:日曜8時の名無しさん
11/03/21 18:29:18.66 qRtoDnrA
ドラマ中では覚海尼や赤橋守時が北条が土地などを独占しすぎたため反感を買っていると主張してるよな
長崎円喜は朝廷や公家はもっと広大な土地を持ってるだの、召し上げた領地は金沢ら他の一門にも分け与えてるだの言って交わしてたけど
920:日曜8時の名無しさん
11/03/21 18:30:19.66 //B8kAdP
諏訪も芦名も一族のすべてが北条残党に与同していたわけでもないのだけどね。
921:日曜8時の名無しさん
11/03/22 20:04:15.38 kEfqWxHB
北条・得宗家領とされてきたものを見ていくと、結構、他の御家人と北条一門が混同されている例があるらしい
922:日曜8時の名無しさん
11/03/22 21:58:41.97 tiyyQyoG
不満があれば政権担当者へ怒りが向かうのは当然だわな
空が青いのもポストが赤いのも北条氏がいかんのだ
923:日曜8時の名無しさん
11/03/23 13:43:37.61 EuyjnFMd
やっぱ元寇が痛かったよ。
アレが無けりゃもう少し持ったろう。
924:日曜8時の名無しさん
11/03/23 13:47:01.30 osmRk+CJ
顕家は、豊島河原の合戦(尊氏を九州へ追い落とした時)はともかく、
2度目の上洛は鎌倉を占領するだけで精一杯だったな。
鎮守府は坂東もテリトリーなんだから、鎌倉に居座ったほうが効果的だったかも
信濃・伊豆の北条時行与党、越後・上野の新田義興もそれなりに動員力があるし、
無理に上洛せず坂東から陸奥を固めて、機に応じて越後越中を脅かすほうが連携としてはよかった
新田、中先代、顕家(1回目、建武年間)は、比較的短期間で鎌倉を制圧しているが、
延元の2度目の上洛は多賀城を失っているうえに、鎌倉到達にかなり時間をかけている
しかもその直後にはもう鎌倉を退去した桃井たち防衛軍が結集して追尾している
東海道中でもかなり凄まじい略奪をやったのは太平記ですら記すところ。とても京に行くの無理でしょ
925:日曜8時の名無しさん
11/03/23 13:52:50.61 osmRk+CJ
>>923
永井晋によると
①小氷期突入による農業生産への打撃
②公家両統の争いに巻き込まれたこと
を御家人制の衰退、幕府改革の挫折より前に挙げているんですな。
安東氏の騒乱も①の打撃が顕著な陸奥での政治的帰結と解釈するようだ
926:日曜8時の名無しさん
11/03/23 22:03:12.64 omM2eQ11
まあ元寇から幕府滅亡まで50年もあるわけで。
元寇の影響を無視するわけでもないが、元寇ばかりを幕府滅亡の要因として過大評価するのも、どうかとは思う。
927:日曜8時の名無しさん
11/03/23 22:06:01.65 3k+FW5nq
無理に上洛する必要があったんでしょ?
ドラマでは書かれてないけど
新田あたりには「早く上洛しろ」って矢のような催促があった。
顕家は公家の出だから律儀に無理をしたんだよ。
928:日曜8時の名無しさん
11/03/24 01:46:18.23 emLYG3Zw
てゆうか、建武政権下での北畠親子の陸奥下向は、赤松への不当な恩賞と同様に、本来的には大塔宮派の政権中枢からの排除であったはずなのに、その後の北畠が律儀に南朝方になるのも不思議だ。
929:日曜8時の名無しさん
11/03/24 06:57:23.24 6VFxjCHT
北畠と新田は連携とらなかったんじゃなかった?
新田のいた越前方面には向かわず伊勢、大和方面に行っちゃったり
930:日曜8時の名無しさん
11/03/24 12:47:27.24 emLYG3Zw
それについては、北畠軍に加わっていた北条時行を、新田義貞と対面させないための配慮なんて説もあったな。
931:日曜8時の名無しさん
11/03/24 14:34:31.32 MBYA/ovE
>>928
北畠親子は後醍醐帝を批判したりもしているけど、所詮南朝方であるから力があったようなもんだし。
北朝の天皇支持したり足利方に寝返っても居場所ないだろう