10/10/12 20:36:56 TxTNgV7C
>>668
642 :日曜8時の名無しさん:2010/09/03(金) 08:48:12 ID:GlNq7PTk
「慎ノ字、おれは脳をやられている。もう、いかぬ」
それが、竜馬の最後のことばになった。言いおわると最後の息をつき、倒れ、なんの
未練もなげに、その霊は天にむかって駆けのぼった。
天に意思がある。
としか、この若者の場合、おもえない。
天がこの国の歴史の混乱を収拾するためにこの若者を地上にくだし、その使命がお
わったとき惜しげもなく天へ召しかえした。
この夜、京の天は雨気が満ち、星がない。
しかし、時代は旋回している。若者はその歴史の扉(とびら)をその手で押し、そして未来へ押
しあけた。 (完)
が司馬さんの『竜馬がゆく』の終わりかた
で俺の『龍馬伝』は「・・・・・・・・・・・この日も波が打ち寄せては引いていく。 (完)」