10/12/30 15:42:23 WwYeWXgg
北条政子の話が他でもずっと引き合いに出されてるから言っておく、政子はお飾りではなく、
実際に最高権力者になった女だ。長男の二代将軍頼家を引きずり下ろして、
二男実朝を後継にし、その幼少期と死後は実権を握って御家人達の賞罰を采配し、
実朝の後継もその存命中から政子が京側と交渉している。
また承久の乱では弟義時が全面に出されるが、実際に積極的に京攻撃を唱え、、
武士達を鼓舞して団結させ、後鳥羽上皇を攻撃する最終決断を下したのは政子だ。
三人の上皇を配流という前代未聞の所業は尼将軍政子の決断の元にされた事。
『草燃える』では義時主導で政子は流されるばかりな描写だが、
幕府の史料では、主体は政子と大江広元で、義時はパシリに過ぎない。
血筋で言えばたかが伊豆の土豪の娘だが、身分血筋最高峰の上皇を罪人として
処罰し、新たな天皇も尼将軍政子率いる幕府の意向で決められた。
江と同列に語れるような人物ではない。