10/11/04 18:28:49.56 GNnoLtAk0
「あれ? キョンくんどこいくの?」
試合開始直前にもかかわらず席を外そうとした俺を見て、妹が声をかけてきた。
「ああ、ちょっと俺の部屋に用事があってな」
「キョンくん、試合見ないの?」
「いや、見るさ。だが、テレビは俺の部屋にだってあるだろ?」
「ええー、キョンくんどうしてここで見ないの? みんなもいるのにー」
妹のツッコミも当然だろう。このリビングにはSOS団を始めとした関係者が詰め掛けているんだからな。
そいつらを放っておいて自室でテレビ観戦なんてのは、正気の沙汰ではないってことは自分でもよくわかっているさ。
だが、今日だけは見逃してくれ。そう言ってやりたい気分だった。
「すまん、俺はもう行くぞ。時間がないんでな」
「あ! もー、キョンくんてばー」
妹の抗議を振り切り、階段を一段飛ばしで駆け上がる。少しでも早く、部屋で待たせてるあいつに会いたかったからな。