11/01/21 02:23:01 gtYzonPj
社員の皆さんへ
社員の皆さん、日々の業務運行の確保、そして営業活動の推進にご努力いただき、
ありがとうございます。
今年末年始業務運行は、昨年の宅配便事業統合時の送達遅延の問題もあり、当社に
とって絶対に失敗の許されないものでありましたが、皆さんの大変な努力により、お
歳暮ゆうパック、年賀状とも、オペレーションに特段大きな混乱もなく、順調に乗り
越えることができ、お客さまからの信頼回復につなげることができました。本当にあ
りがとうございました。
さて、そうした中で、昨年末から、一部マスコミにおいて、当社に関して「大リス
トラを検討」「成果主義の給与体系へ転換」「500億円コスト削減」等々の報道が
なされ、皆さんも大変不安を感じておられるではないかと思います。しかし、これは
当社として、決定・公表したものではありませんので、まずそのことを皆さんにお知
らせしたいと思います。
一方、年頭メッセージでもお伝えしましたように、当社の経営環境が以前にも増し
て厳しい状況にあることは事実であり、平成22年度中間決算において、営業利益で
928億円の赤字を計上し、また、通期見通しにおいても1,050億円の赤字を計
上する見込みとなっており、早急に収支改善に取り組む必要があります。
今年は、この赤字を改善していくために全社員が一丸となって、何とか改善の道筋
をつけていかなければなりません。現在、社内において、そのための具体的な方策に
ついて検討しているところですが、この改善の取組みは皆さんのご協力なしには到底
成し得ないものであります。したがって、今後、皆さんにお知らせできる状況になり
ましたら、まず、皆さんにきちんと説明し、ご協力をお願いしたいと考えているとこ
ろです。
ご承知のとおり、当社の経営状況や経営課題に対するマスコミの関心は大変高く、
今後もマスコミにおいて、今回のような報道がなされることがあるかもしれません。
しかし、そうしたマスコミの報道に一喜一憂することなく、まずは日々の職務に専念
していただくようお願いします。
郵便事業株式会社
代表取締役社長
鍋倉 眞一