【蔑称ではない】鬼子SSスレ【萌なのだ】at MITEMITE
【蔑称ではない】鬼子SSスレ【萌なのだ】 - 暇つぶし2ch2:創る名無しに見る名無し
10/10/23 00:09:14 RyQCVavX
私の名前は日本鬼子(ひのもとおにこ)。
大きな山の古い今は使われていないお寺にすんでいます。

神様は引っ越したみたいなので、代わりに私が貰いました。

般若のお面は母上の形見。

お寺から見る景色はいい景色。

あれ?子供が遊びに来たみたいです

3:創る名無しに見る名無し
10/10/23 00:12:23 RyQCVavX
子供「カブトムシー♪カブトムシー♪」

鬼子「こんなところに一人で来たら、危ないよ…?」

子供「お姉ちゃんだれー?」

鬼子「うーん…誰なんだろね、あはは」

子供「よく見たらお姉ちゃん…頭になにかあるね」

鬼子「これ?」サッ

子供「つ、角だ!!鬼!?うっ…うわぁあああああ!!」

鬼子「えっ…いやっ…」

4:創る名無しに見る名無し
10/10/23 00:17:08 RyQCVavX
子供「ひぃいい!!僕食べてもマズいよぉぉ!!」

鬼子「た、食べない食べない…!」

子供「ひぃいい!!助けてえええ!!!」ダダッ

逃げちゃった…。うーん、やっぱり村の人って鬼は怖いみたい。でも私は人を食べるなんてことしたことありません。私だけでなく…。

鬼子「カブトムシがいそうな所連れてってあげようとしたのに…」

虫は何故か平気なんです

5:創る名無しに見る名無し
10/10/23 00:21:47 RyQCVavX
山の中なのでさほど苦しくない夜を迎えました。

鬼子「ふぅ…」

鬼はこの界隈では私一人だけみたいです。母上は病気で…。

父上は未だに場所がわからない。

それでも私は毎日楽しいです。
美味しいご飯が食べられるから。

6:創る名無しに見る名無し
10/10/23 00:25:22 RyQCVavX
目が醒めると、小鳥のさえずりが聞こえました。

外に出ると、小鳥が屋根に一列にとまっていました。

鬼子「はーい、今日のご飯だよー」

小鳥たちに餌をやっていると、食材があと少しだと気付きました。
そろそろ町に買い出しに行かないと…!

7:創る名無しに見る名無し
10/10/23 00:33:07 RyQCVavX
町はいいです。人がいっぱいいて、とても楽しそうです。

お面の角度をどうにかしたら、角をごまかすこともできます。

「よぉ!お嬢ちゃん!ウチの魚は新鮮だよぉ!どうだい?」

鬼子「え」

「さぁさ、どれがいいんだい?」

鬼子「いや…私…他の…」

「こいつはどうだい?まけとくよ?」

鬼子「あっあの……」

「遠慮することないぜ!!早く決めちまいなぁ」

鬼子「じゃ…じゃ、その…右の奴で…」

「まいどありぃ!」

8:創る名無しに見る名無し
10/10/23 00:34:43 RyQCVavX
リレーの方がいいかな?

9:鬼子ちゃんちゅっちゅ ◆wgtXDfHaPLUF
10/10/23 12:37:58 qrNx4R8T
>>1乙であります!! 
 
リレーじゃないほうがいいかも? 
VIPだったらリレーもありかな 
っとリレーの定義がイマイチ分かってない俺が回答 
 


10:鬼子ちゃんちゅっちゅ ◆wgtXDfHaPLUF
10/10/23 13:04:10 qrNx4R8T
書いたとこまで投下 
 
スレ初期で書き始めたから現設定は破綻してます、スルーでお願い 
みんなの言いたい事はすでに言ったことにしといてくれ  
SS初めて書いたんでと自我の維持のために予防線張らさせてもらうわ 
 


11:鬼子ちゃんちゅっちゅ ◆wgtXDfHaPLUF
10/10/23 13:05:23 qrNx4R8T
小日本「大そうじがたいへんです」 
 
小日本「うんしょ・・・」 
 
小日本「冬支度もこれくらいでいいかな」 
 
小日本「・・・お手洗いっと」 
 
ガラガラ 
 
小日本「ひゃあ!」 
 
小日本「西洋さま!?何してるのですかぁ!!」 
 
西洋「ふふ・・・wトイレでする事なんて5つくらいしかないじゃないの?」 
 
小日本「5つもあるんですか!?・・・じゃなくてなんでいるんですか!?」 
 
西洋「決まってるじゃない?キュートなロリ鬼ちゃんに逢いにきたのよ」ギュ 
 
小日本「手を洗ってください~~~~~!!」

12:鬼子ちゃんちゅっちゅ ◆wgtXDfHaPLUF
10/10/23 13:06:26 qrNx4R8T
西洋「ここに何かしに来たんじゃないのかしら?w見ててあげるわよ」 
 
小日本「早くでてくださいよ!」 
 
西洋「あら失礼wほんとに色々とイジリがいのある子ね。ウフフ」ガラガラ 
 
小日本「なんであんなにいじわるするんでしょ・・・」グス 
 
小日本「てゆーか下着が脱ぎっぱなしなのはなぜなのでしょうか・・・」 
 
-------------- 
居間 
 
西洋「寒くなってきわね・・・」 
 
西洋(あ~ジャパニーズ暖炉あったかいわ)ヌクヌク 
  
西洋(Oh・・・パンツ忘れたわ・・・but後10秒で届くわ。10・・・9・・・)  
 
小日本「西洋さま!!」ガラッ
  
西洋「はやい!w」 

13:鬼子ちゃんちゅっちゅ ◆wgtXDfHaPLUF
10/10/23 13:07:49 qrNx4R8T
小日本「お召し物忘れてましたよ!!」 
 
西洋「オ~ゥソーリーwどんな匂いでしたか?」 
 
小日本「嗅ぎませんよ!」 
 
西洋「全然?w」 
 
小日本「全然です!」 
 
西洋「ん~・・・。こんなに濃密で淫らな香りがするというのに」スーハースーハー 
 
鬼子「おまえは人の家で何をしてるのよ」ゴス 
 
西洋「アウ!」
 
小日本「あ、お帰りなさい」エーン 
 
鬼子「ただいま。またいじめられたの」 
 
西洋「NONO!スキンシップ!大事な交流ね!」 
 
鬼子「半裸で下着嗅ぎながら交流ね・・・」カチャ 
 
西洋「イエス!異文化理解!世界の輪!百合の国!」 
 
鬼子「ないわ!!」ブン 
 
西洋「シラハドリ!!」パン ザクッ 
 
西洋「アウチ」 

14:鬼子ちゃんちゅっちゅ ◆wgtXDfHaPLUF
10/10/23 13:09:03 qrNx4R8T
鬼子「小日本、鹿を獲ってきた。蔵に入れておいてくれ」 
 
小日本「はい!」 
 
小日本「今年の冬はだいぶ余裕ができましたね」 
 
鬼子「去年は働かない舶来色魔が一冬居座ってたからな」 
 
西洋「・・・」 
 
小日本「あはは、では行ってきます。夕飯とお風呂のしたくもすませてますので」 
 
鬼子「ああ、こいつを縛って汗を流してくるよ」 
 
西洋「ひどい!鬼!」 
 
鬼子「ああ・・・鬼さ」グルグル 
  
西洋「Oh!痛い痛い縄が食いこんd・・・新しいなにかに目覚めちゃう!」ジュン 
 
鬼子「やめんか!」パチン 
 
西洋「アヒン」ビクンビクン

15:鬼子ちゃんちゅっちゅ ◆wgtXDfHaPLUF
10/10/23 13:10:28 qrNx4R8T
------------------
 
ああ・・・この世は不公平だ 生まれながらに結末が決まっている 
 
権力者達め・・・俺達を塵同然家畜の様に扱う権力者達め・・・ 
 
恨めしい・・・  苦しい・・・  村を返せ・・・  畑を返せ・・・ 
 
ああ・・・いい物食いやがって恨めしい・・・  まともな肉・・・ 汚れた肉・・・ 汚れた水・・・ 
 
全てが妬ましい・・・ 
 
------------------ 

16:鬼子ちゃんちゅっちゅ ◆wgtXDfHaPLUF
10/10/23 13:12:23 qrNx4R8T
----------------
小日本「ご飯したくできましたよ~」 
 
西洋「ジャパニーズ鍋!LOVE!」 
 
鬼子「お前のはない」 
 
西洋「」 
 
小日本「あはは・・・」 
 
西洋「そんなここ二日何も食べてなくて・・・」ウルウル 
 
鬼子「町まで行って精を吸ってくればいいだろう?」 
 
西洋「NO!男なんて死ぬ寸前まで触りたくないわ!・・・ハッ!鬼子の精をちょっと分けてw」チュッチュッ 
 
鬼子「よるな」ズム 
  
西洋「のおおおおおおおおおおおおお!!目がああああああああああ!!」 
 
小日本「いいではないですか、西洋さまのおぜんも用意してますし」 
 
鬼子「だめだ、甘やかすと居座る。また去年みたいに雪の中買出しに行きたくない」 
 
小日本「去年の3倍の食料は西洋さまの分も入っているのでは?」 
 
鬼子「そ・・・それは・・・あれだ緊急時の時の為だ!」 
   
小日本「あははw今がその時ですねw」 
 
鬼子「勝手にしろ!///」

西洋「鬼子がデレた瞬間なのに前が見えない」シクシク 
 

17:鬼子ちゃんちゅっちゅ ◆wgtXDfHaPLUF
10/10/23 13:15:19 qrNx4R8T
------------  
玄関 

鬼子「今日は塩を手に入れてくる」 
 
小日本「くんせいに使いますしね、ひとつ向こうの町までいくのですか?」 
 
鬼子「ああ・・・あいつは?」 
  
小日本「西洋さまはまだお休みです」 
 
鬼子「変わらんやつだな、これをやろう」 
 
小日本「これは・・・危ないですよ・・・」 
 
鬼子「護身用だ、妙な事したら迷わず刺していいからな」
  
小日本「いえだいじょうぶでしょう・・・たぶん」 
 
鬼子「まぁ念のためにだ。後で客もくるから適当にもてなしてくれ」 
 
小日本「お客さま?どなたでしょうか?」 
 
鬼子「ハハ、西洋が苦手なやつだよ」 
 
小日本「ふふ、にぎやかになりますねー」 
 


西洋「ん・・・アッ・・・鬼子のおっぱいビンタ激しい・・・ウヘヘzzzz」 
 

18:鬼子ちゃんちゅっちゅ ◆wgtXDfHaPLUF
10/10/23 13:17:08 qrNx4R8T
----------- 
台所 
 
小日本「お昼とらないでくるでしょうからしたくしてましょう」 
 
小日本「~♪」トントン 
 
小日本「~~♪」グツグツ 
 
小日本「こんなものでしょうか」 
 
西洋「グッモ~ニン!」ギュ 
 
小日本「ひゃあ!!」 
 
西洋「家庭的なのはいいけど、ワタシの国では裸にエプロンが正装なのよ?」クンクン 
 
小日本「匂わないでください///お料理の途中は危ないですよぉ!」 
 
西洋「あら、お料理の後ならいいのかしら?ワタシが小日本をお料理する番なの?」クンクン  
 
小日本「もおおおおおお///違います!!」

西洋「」 
 
小日本「・・・?西洋さん?」
 
幽霊「・・・色魔を排除。・・・さし当たっての問題は解決」 
 
小日本「あwいらっしゃいませ!」 
 
幽霊「・・・いらっしゃった。護衛」

19:鬼子ちゃんちゅっちゅ ◆wgtXDfHaPLUF
10/10/23 13:18:44 qrNx4R8T
-------------------
峠 
 
鬼子(そろそろ幽霊が着いた頃だろう)スタスタ 
 
鬼子(しかし、妙だな・・・山から生き物の気配が少ない)スタスタ 
 
鬼子(気味悪いから早く抜けるか)スタスタスタスタ  
 
ザワザワ 
 
鬼子「っ!」
 
妖魔「コオオォォォ」 

鬼子「なにか用か?」ギロ 
 
鬼子「妖魔の類か、言葉はわからないのか?」 
 
妖魔「ゥウウルルゥ」 
 
鬼子「随分と妬んでいるようだな・・・。今楽にしてやろう」

20:鬼子ちゃんちゅっちゅ ◆wgtXDfHaPLUF
10/10/23 13:21:07 qrNx4R8T
鬼子の存在に気圧されていた妖魔が黄色い瞳を見開く  
 
妖魔「アヴォ!!」 
 
鬼子を目がけて一直線、右腕を振りかぶり力任せに振り下ろすが  
 
鬼子「んっ!」ドジュン 
 
すでに長刀が妖魔の頭部を破壊した後、 
 
鬼子(長柄に直線で向かってくるか・・・) 
 
鬼子は嘆息と共に妖魔から発せられていた強い恨み、妬みの情にいささか疑念を感じていた  
 
鬼子(知性の低い妖魔があんなにも強い嫉妬心を持つものだろうか・・・) 
   
些細な事だと自分に言い聞かせ、歩みを続けた

21:鬼子ちゃんちゅっちゅ ◆wgtXDfHaPLUF
10/10/23 13:26:07 qrNx4R8T
------------------
山の麓 

鬼子(山を抜けたはいいが、角隠れてるよな?) 
 
鬼子(面は・・・。いいか奇人扱いは慣れた) 
 
------------------ 
町 塩屋露店 
 
鬼子「すまないが塩を二ついただけないか?」 
 
塩屋「二袋、20元だよ」 
 
鬼子「いや樽で貰いたい、冬の支度があるんでな」 
 
塩屋「え?あんたじゃ運べないだろ、誰かくるのか?」 
  
鬼子「ハハ無理だな、町の外までは転がして行く。外に荷車があるしな」 
 
塩屋「そうかい、樽は丈夫だが気をつけてな」
 
塩屋「餓死予定のやつが溢れてるからな、襲われんように」 
 
鬼子「そうか、忠告感謝する。では」ゴロゴロゴロゴロ 
  
 
 
塩屋「まぁあんな気味悪りぃ面つけてりゃ寄ってこんか・・・」

22:鬼子ちゃんちゅっちゅ ◆wgtXDfHaPLUF
10/10/23 13:27:17 qrNx4R8T
--------- 
町中 
 
「遭難・・・」  「帰ってこない・・・」   「また警官が畑を・・・」 
  「そうなんです・・・ハイ」  「仕事がねぇよ!!」  「全部日本のガ・・・」 
 「ひどい話だね・・・」  「山に化け物・・・」  「わが国の領・・・」 
 
 
鬼子(人の恨み、妬みの情が流れ込んでくる・・・。)ゴロゴロゴロゴロ 
 
鬼子(町はやっぱ苦手だ・・・。)ゴロゴロゴロ 
  
--------- 
町外れの山道 
 
鬼子(もう誰も見てないな?)キョロキョロ
 
鬼子(樽転がして山越えは無理だわ)ヒョイ 
  
鬼子(面が樽にあたる・・・)ゴッゴッ

23:創る名無しに見る名無し
10/10/23 13:29:09 qrNx4R8T
------------ 
山中 
 
・・・ 
 
男「何者かわからんのか?」 
 
鬼子「ん?」ササ 
 
少女「少なくとも一撃で葬るくらいの力量を持った者としか」 
 
男「むぅ、出来立てとはいえ人の身で抗うには・・・」 
 
鬼子(なんだ?さっきのか?出来立て?) 
 
少女「ええ、怪異的な何かでしょう。歴史に名を連ねる豪傑の如き一撃を放つ・・・ね」 
 
男「まぁ失敗したと上には伝えておこう、後始末をしておけ!先に戻る」 
 
鬼子(おお!?こっちきた!)コソコソ 
 
鬼子(燃やしてるのか、さっきの妖魔を)

24:鬼子ちゃんちゅっちゅ ◆wgtXDfHaPLUF
10/10/23 13:32:14 qrNx4R8T
後始末とやらが終わったのか少女が町へ降りて行く。 
 
危機感…。思わず手を面にかける。 
 
影が歩いているのではないかと思う程、希薄な存在感。 
 
だが愛らしい顔立ちとは裏腹に、見たものは不吉な予感に見舞われる、見なければ良かったという印象を。 
 
自分は強い、いざとなったらどうにでもなると思っている鬼子ですら 
 
冷たい感覚を振りまく相手に、出来ることならこちらに気づかずに去ってくれと願っていた。 
 
鬼子(行ったか・・・樽抱えたまんまじゃ厄介だな) 
 
鬼子(さっさと帰ろう)ヒョイ 
 
樽を両手に担いで駆け足で山を登る鬼子の背中を、冷たい少女が見下ろしていた。 
 
中華「・・・」 

25:鬼子ちゃんちゅっちゅ ◆wgtXDfHaPLUF
10/10/23 13:34:33 qrNx4R8T
----------- 
庭 
 
小日本「そろそろ鬼子さまが帰ってきますよ」 
 
幽霊「そう・・・把握」 
 
小日本「お風呂たいてきますね、幽霊さま入りますか?」 
 
幽霊「いや、遠慮。・・・一番風呂は一番働いた者の権利」 
  
小日本「では鬼子さまの着替え用意してきます」 
 
幽霊(家事全てを遂行。色魔の面倒。だが自分が一番とは思わない、謙虚) 
 
鬼子「おお幽霊!よく来たな」 
 
幽霊「お邪魔してた、待機」 
 
鬼子「え?西洋は?」 
 
幽霊「寝ている、私が気ぜt」 
 
鬼子「まだあいつ寝ているのか!おい!!西洋!!!」ガラガラ
  
幽霊「・・・早計」 
 
           オイ!ナンデダイドコロデネテンダ!!>

26:鬼子ちゃんちゅっちゅ ◆wgtXDfHaPLUF
10/10/23 13:36:55 qrNx4R8T
-------------
居間 
 
鬼子「だいたい他人の家で一日中寝てるやつがあるか」 
 
西洋「ちゃんと朝起きたわよ?起きて小日本を愛でてたら、時を越えて鬼子が目の前にいたのよ」 
 
鬼子「寝てたんだろうが!!後箸で人を指すな!」 
 
小日本「アハハ・・・」チラ 
 
幽霊「・・・」モグモグ 
  
西洋「幽霊?あなた何かしたでしょ?」 
 
幽霊「さぁ・・・不可解な現象」モグモグ 
 
西洋「前と一緒で一日中寝てたのになんか疲れてるわ、呪いとかじゃないでしょうね?」 
 
幽霊「心配無用、魂・・・に直接、衝撃、揺さぶって昏倒」モグモグ 
 
西洋「やっぱあなたじゃない!!」 
 
小日本「西洋さまお料理が冷めてしまいますよ?」 
 
西洋「ほんとあなたイライラするわ」ズズー  

27:鬼子ちゃんちゅっちゅ ◆wgtXDfHaPLUF
10/10/23 13:39:15 qrNx4R8T
鬼子「あ、そうだ。今日買い物から帰る途中にだな」 
  
xxxxxxxxxxxxxxxxxxxx 
 
小日本「おケガはなかったのですか?」 
 
鬼子「ああそれは問題ない」 
 
西洋「一緒にその女もやってくればよかったのに」 
 
鬼子「いや無理だろ、面被ろうかと思ったぞ」 
 
幽霊「中成で戦えば有利、だが塩樽は破壊、塩かき集める作業」 
 
鬼子「考えただけで嫌だなそれ、嫌な事いうのは西洋だけにしてくれ」 
 
西洋「幽霊って性格悪いわよねー?鬼子ちゃん(はぁと」 
 
幽霊「性癖が悪いよりは、圧勝」 
 
西洋「百合を侮辱したわね!」 
 
小日本(それだけじゃないでしょうに・・・)

28:鬼子ちゃんちゅっちゅ ◆wgtXDfHaPLUF
10/10/23 13:40:32 qrNx4R8T
----------
鬼子と小日本の寝室 
 
小日本「明かり消してよいですか?」 
 
鬼子「ああ、いつでもいいぞー」 
 
小日本「おやすみなさい鬼子さま」 
 
鬼子「ああ、おやすみ」 
 
 
鬼子(山中の妖魔…人と似た嫉妬の情…出来立て…) 
 
鬼子(寝よう…) 

29:鬼子ちゃんちゅっちゅ ◆wgtXDfHaPLUF
10/10/23 13:41:54 qrNx4R8T
-------------
------- 
 
髯の男「でていけ!鬼め!」 
 
細身の男「バケモノめ殺してやる!」  
 
鬼子「やめて!」 
 
老婆「こっちにもいるよ!!」 
 
小日本「おにこさま」 
 
鬼子「走って小日本!」 
 
小日本「うぅ…ヒック…」 
 
鬼子「泣くのは後!早く!」 

「侵略者め!帰れ!」 「殺せ!」  
  「非道な民族め」   
      「・・・・・・!!」

30:鬼子ちゃんちゅっちゅ ◆wgtXDfHaPLUF
10/10/23 13:42:54 qrNx4R8T
鬼子「っっ!」ガバ 
 
悪意ある気配を感じ飛び起きる鬼子 
 
鬼子「小日本!!起きろ」バシバシ 
 
気配を探るべく屋内…屋外に神経を巡らせる 
 
小日本「ハッ、ハイ!」 
 
鬼子「外か」ガラガラ 
 
床の間から刀と長刀を掴み庭へ走る。 
 
小日本は自分が何をすれば一番いいのか、寝起きの頭を回転させていた。 
 
鼓動は速いのに考えがまとまらない。 
 
鬼子から譲り受けた小刀を持つ手も震える。 
 
幽霊「大丈夫、護衛」ポン 
 
小日本「わ!…びっくりさせないでくださいよぉ」ジワ  
 
いつからいたのか後ろに幽霊が立っていた。 
 
後ろは壁なのだが…自称幽霊は伊達ではないということだろうか 

31:鬼子ちゃんちゅっちゅ ◆wgtXDfHaPLUF
10/10/23 13:48:02 qrNx4R8T
----------------
庭 
 
庭にでた鬼子がまず目にしたものは塀を乗り越えてくる妖魔達だった 
 
鬼子(塀を登る知恵はあるか…、数は…6匹か) 
 
鬼子(生成でも妬みを感じるな、やはり人の成れ果てか) 
 
先手必勝!一番に降りてきた妖魔に長刀を投げつける。 
 
鬼の力で投擲されたそれは、あっさりと妖魔を貫通し、塀に突き刺さる。 
 
胸に穴を開けて倒れる妖魔を確認し、長刀の回収に刀を抜き走る。 
 
二匹目…!塀にそって長刀に走ってくる。 
 
鬼子「昨日に比べて知恵が回るな!」ブン  
 
刀を二匹目に投げつけるが妖魔にあっさり避けられ、音を立てて落ちた。 
 
刀を拾う妖魔。 

鬼子「残念だが、夢のせいで寝覚めが悪いんだ、好機は与えんよ」

32:創る名無しに見る名無し
10/10/23 13:58:47 u9XvRj9+
ここで規制っ…!!

無念のリタイヤっ……!!

33:鬼子ちゃんちゅっちゅ ◆wgtXDfHaPLUF
10/10/23 15:40:11 C6383QuF
----------------
庭 
 
庭にでた鬼子がまず目にしたものは塀を乗り越えてくる妖魔達だった 
 
鬼子(塀を登る知恵はあるか…、数は…6匹か) 
 
鬼子(生成でも妬みを感じるな、やはり人の成れ果てか) 
 
先手必勝!一番に降りてきた妖魔に長刀を投げつける。 
 
鬼の力で投擲されたそれは、あっさりと妖魔を貫通し、塀に突き刺さる。 
 
胸に穴を開けて倒れる妖魔を確認し、長刀の回収に刀を抜き走る。 
 
二匹目…!塀にそって長刀に走ってくる。 
 
鬼子「昨日に比べて知恵が回るな!」ブン  
 
刀を二匹目に投げつけるが妖魔にあっさり避けられ、音を立てて落ちた。 
 
刀を拾う妖魔。 

鬼子「残念だが、夢のせいで寝覚めが悪いんだ、好機は与えんよ」 
 
すでに長刀を回収した鬼子に首を刎ねられていた。

34:鬼子ちゃんちゅっちゅ ◆wgtXDfHaPLUF
10/10/23 15:42:46 C6383QuF
刀を回収し、長刀を構える。 
 
屋内に入ったのが2匹見えた。 
 
鬼子(幽霊が中にいるから小日本は大丈夫だろう) 
 
風呂に入り飯を食い、睡眠を取り壁をすり抜け、不可思議な攻撃を繰り出す不思議の塊に任せれば問題ないだろう。 
 
そんな幽霊は聞いたことがないと追求しても、頑として自分は幽霊だと言って聞かない。 
 
鬼子(西洋は…寝てるかな)ハハ 
 
呆れ笑いを浮かべ3匹目を両断する。 
 
実力差が判断できる知恵もあるのだろう4匹目が来た道を戻っている。 
 
妖魔「ギイィィ!!」 
 
ごぉうっっという音を立てて炎に包まれる妖魔。 
 
萌えながらのたうち回るその様を見下ろす冷たい少女。 
 
中華「随分と知的な鬼がいたものね」

35:鬼子ちゃんちゅっちゅ ◆wgtXDfHaPLUF
10/10/23 15:45:40 C6383QuF
鬼子「お前はっ!!」サッ 
 
今回は頭にかけてある面をすぐに被る。 
 
中成。生成よりも一段と鬼としての本質、般若の面に蓄積された嫉妬の情念を現す。 
 
面を受け継いだ当初は嫉妬の情に飲み込まれそうになり、持つことさえ嫌で堪らなかった。 
 
だがこの少女を前にしてそんな事も言っていられない。 
 
呪詛の様な妬みが直接脳内に響き渡る中、鬼子は問う。 
 
鬼子「まともに会話ができそうだな?」 
 
面で篭った声に答える少女 
 
中華「始めまして、古来よりこの国を見ている者、中華と申します」 
 
鬼子「率直に聞こう、なんの用だ」 
 
中華「用はないわ」 
 
鬼子「用もないのに妖魔をけし掛けるのか!」 
 
意図の読めない相手と脳に響く恨み言のせいでつい声を荒げる。

36:鬼子ちゃんちゅっちゅ ◆wgtXDfHaPLUF
10/10/23 15:47:26 C6383QuF


37:創る名無しに見る名無し
10/10/23 18:04:14 RyQCVavX
乙です

38:創る名無しに見る名無し
10/10/24 01:17:30 N0RNdJGT
乙です

39:創る名無しに見る名無し
10/10/24 23:51:15 1dtcbJhx
乙です

盛り上がってないなあSSスレ


40:創る名無しに見る名無し
10/10/25 00:01:39 YwkNVAOo
宣伝が足りないからか?もっかい張ってこよう

41:創る名無しに見る名無し
10/10/25 00:41:58 dF9fOsd8
1レスで終わる単発もここに書いていいのか?

42:創る名無しに見る名無し
10/10/25 00:56:10 YwkNVAOo
>>41
まってたー!良いよー。書いてってー!
何しろ人がいないからorz

43:創る名無しに見る名無し
10/10/25 01:31:34 cnGrx31j
今のところ鬼子の設定を決める、だけで止まっちゃってるからね。
むしろ周辺の設定は決めるなって本スレで言われちゃってるから
語るに語れないし。

44:創る名無しに見る名無し
10/10/25 01:42:24 YCws0dAV
んー、あれは鬼子自身の大まかな設定が決まる前に周辺語るなってだけで、別にもう語ってもいいと思うけど。


45:創る名無しに見る名無し
10/10/25 02:01:06 VLvEWqy/
言葉足りなくてゴメン
議論中に他の事議論すると流れがgdgdになるからだよ
ここは議論の場ではない!
さぁ…こっち側に来いよ…

46:創る名無しに見る名無し
10/10/25 04:01:13 YwkNVAOo
鬼子!鬼子!鬼子!鬼子ぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!鬼子鬼子鬼子ぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!日ノ本鬼子たんの黒色ロングストレートの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
vip1スレ目の鬼子たんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
創作発表でも1スレ目が1000まで決まって良かったね鬼子たん!あぁあああああ!かわいい!鬼子たん!かわいい!あっああぁああ!
創作発表で2スレ目も無事立ってされて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!創作発表なんて現実じゃない!!!!あ…vipも創作発表もよく考えたら…
鬼 子 ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!山奥住まいぃいいいい!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵の鬼子ちゃんが僕を見てる?
表紙絵の鬼子ちゃんが僕を見てるぞ!鬼子ちゃんが僕を見てるぞ!挿絵の鬼子ちゃんが僕を見てるぞ!!
創作発表の鬼子ちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕には鬼子ちゃんがいる!!やったよ小日本ちゃん!!ひとりでできるもん!!!
あ、創作発表での鬼子ちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあ西洋鬼子ぉぉお!!中、中華支那子ぉ!!東洋鬼子ぉぉおおおおおお!!!台巴子ぉぉおおお!!
ううっうぅうう!!俺の想いよ鬼子へ届け!!山奥住まいの鬼子へ届け!

47:創る名無しに見る名無し
10/10/25 04:02:01 cnGrx31j
小日本「・・・・・・・・・・・・」

鬼子「なに?」

小日本「いいね」

鬼子「何が?」

小日本「鬼子はいいよね」

鬼子「だから何が?」

小日本「色々決まっていって」

鬼子「だから何がよ?意味がわからないわよ」


48:創る名無しに見る名無し
10/10/25 04:03:26 cnGrx31j
小日本「設定とか見た目とか」

鬼子「開始早々からメタ視点!?」

小日本「私の設定とかないし。誰も書こうとかしないし」

鬼子「ほら、小日本ちゃん?今はほら、色々と始まったばっかりで混乱しちゃうから」

小日本「どうせこんな企画途中で潰れて私の絵を書く絵師とか出てこないんだ」

鬼子「なんかキャラを借りた作者の愚痴になってきた!?」

小日本「大体日本人は基本ロリコンなんだから、もっと私の設定を詰めなさいよ!別スレたてなさいよ!」

鬼子「言論の自由ってすばらしい」

小日本「鬼子ちゃーん、買い物いこー」

鬼子「すばらしい話題転換ね。小日本が日本人を貶すとかちょっとシュールだったけど」

おわり!フン!

49:創る名無しに見る名無し
10/10/25 04:23:43 riy4A15y
鬼子ぉぉぉおおおぉぉぉ
もっとだ!もっと書いてくれ!

50:創る名無しに見る名無し
10/10/25 04:27:40 VLvEWqy/
>>46
絶対誰かやると思ったwwww

>>47
日本乙子
決定までの流れは理解出来たから鬼子以降は早いと思うんだぜ

51:創る名無しに見る名無し
10/10/25 11:10:41 Cj67y8nq
小説を投下するならナカグロやめろ

52:創る名無しに見る名無し
10/10/25 17:12:42 lbl6ITeY
支援に一本書き始めたんだけど、さっき長女設定だったことに気づいたorz
倭子・鬼子・小日本の順に年長の三姉妹なんだが、このまま書き続けていいだろうか?

53:創る名無しに見る名無し
10/10/25 17:59:13 U2DvGmsj
>>52
姉妹設定ってまだそこまで固まってないことね?だからいいんじゃない?
というか個人的にお姉さまはいて欲しいというだなぁ(ry

54:創る名無しに見る名無し
10/10/25 18:07:25 ZKO+MpB4
ことしのコミケを鬼子で荒らしてほしいと思うのは俺だけか・・・?

55:創る名無しに見る名無し
10/10/25 19:15:14 YCws0dAV
魔子「ねえ、鬼子の住んでるとこってどんなとこ?」
鬼子「ん? なぁんにもない、山の奥だよ。特にこれといった特徴は無いかなあ」
魔子「へぇー。寂しくないの?」
鬼子「え、そんなことはないよ。お友達がたくさんいるから」
魔子「友達?」
鬼子「うん、だけど夜はみんな凶暴になっちゃうのが玉に瑕かなあ」
魔子「なになに、どんな子たちなの? クマとかオオカミとか?」
鬼子「クマやオオカミもいるけど、夜凶暴になっちゃうのは……あれ? あの子達ってなんて種類はなんなんだろう? たぶんミミズ、なのかな。
   ……とにかくその子たちは夜になるとヌルヌルヌメヌメして凶暴になっちゃうんだ。だから遊びに来る時は昼間のうちに来てね!」
魔子「え、でもミミズでしょ? 私、ミミズに負けるほど弱く無いわよ?」
鬼子「何言ってるの! ものすごくおっきくて、クマのダイゴロウくんも痔になるほど苛められたって言ってたんだよ!
   夜のあの子達はとんでもなく強いんだからね! 馬鹿にしちゃ駄目だよ」
魔子「え、痔? ダイゴロウくん? ……もしかして、一部の女の子たちに人気あったりする?」
鬼子「あれ? よくわかったね? うん、何人かあの子達にメロメロの女の子がいるよ」





魔子(Oh……tentacle……)

56:創る名無しに見る名無し
10/10/25 19:17:31 d8EWsXDr
色んな人が色んな設定が書いて行って、
刺さったのが残るって感じで良いのでは? 


57:創る名無しに見る名無し
10/10/25 19:20:40 riy4A15y
>>55
Oh...tentacle....じゃ、ねーよwwwww
久々にSS投下されたと思ったら・・・











・・・ウッ!

58:創る名無しに見る名無し
10/10/25 19:28:59 EXAWP2uC
百合SSを書いてもよろしいか

59:創る名無しに見る名無し
10/10/25 19:42:39 1cW7XPou
かまわん、やれ

60:創る名無しに見る名無し
10/10/25 19:55:23 EXAWP2uC
おk
現行スレに貼ったのに付け加えた奴だけど

鬼子「……」
魔子「ん?どうしたの鬼子?」
鬼子「いや…魔子ちゃんの服って露出度高いなあ、って思って」
魔子「え?何?着たいの?」
鬼子「え…や、そうゆうんじゃなくって…」
魔子「ふふふ…じゃあ今からウチに来なさいよ」
鬼子「え?い、いいよ…」
魔子「いいからいいから♪」グイッ
鬼子「ちょ、ちょっとお!」

~魔子の家にて~
魔子「うふふふ~、次はこれを履いてみましょうかぁ~♪」
鬼子「やっ…そんな恥ずかしいの履けないよう…って、きゃあぁっ!」
魔子「ほらほら、そんな色気のないの早く脱いじゃいなさい…あら、これもこれで可愛いわね…」
鬼子「ひゃんっ…だめえぇっ!!」

61:創る名無しに見る名無し
10/10/25 20:31:01 7F0hifRp
今書いてる鬼子は天涯孤独設定なんだが…orz

薙刀・年十六くらい
っていうのしか設定守ってないけどいいかね?

62:創る名無しに見る名無し
10/10/25 20:45:20 dF9fOsd8
>>62
いいんでない?
色々な鬼子がいてもさ

63:創る名無しに見る名無し
10/10/25 20:46:50 YCws0dAV
>>61
まるで構わない


64:創る名無しに見る名無し
10/10/25 20:56:40 dF9fOsd8
ごめん>>62>>61へだ
何やってんだ俺

65:創る名無しに見る名無し
10/10/25 22:36:28 dF9fOsd8
鬼子「うう~、寒い」
魔子「そうかしら?」
鬼子「魔子ちゃん、よくそんな服で寒くないねー。胸元とか特に」
魔子「胸元はあなたと違って豊かだから、その分寒くないのよ♪」
鬼子「……ギリッ」
魔子「すいませんでしたごめんなさい」

66:創る名無しに見る名無し
10/10/25 23:50:34 7F0hifRp
SS書きオワタ\(^o^)/
連投してもいいかね?
※多数の矛盾がある記述だけど気にしないでくれorz

67:創る名無しに見る名無し
10/10/25 23:55:47 NumyfPhK
>>66
おう、全力で来いよ

68:創る名無しに見る名無し
10/10/25 23:59:37 7F0hifRp
>>67おk
0時5分から俺無双するわ

69:創る名無しに見る名無し
10/10/26 00:04:48 dF9fOsd8
期待
百合は受けないのだろうか…

70:名も無き鬼の子
10/10/26 00:05:52 yt55kTwq
時は平安魑魅魍魎が溢れかえる現世の地獄・京都

黒き雲に覆われたそこに日の光が当たることはない

人々は物怪と目をあわせぬよう俯いたまま足早に帰路につき、
物怪に憑かれた者は光の灯らない目をして大路を闊歩している

その夢も希望も奪い去られた死と絶望の町に一刃の薙刀が舞う…

肉を切り裂く音と水が飛び散る音が町に木霊する

「これで今日五十匹目…」

齢十六、七の女、頭の横に般若の面をつけ、手には血に濡れた薙刀を持ち、美しい衣に身を包んでいる

容貌は整っているが、双眼には憂いと冷たさを湛えている
顔は面の様で笑い顔など見せたこともない

彼女に名前は必要ない

親は物心ついた時にはもういなかった
知り合いなどいない、友人などもってのほか

人知れず物怪と戦う彼女の頭には二本の角

そう、彼女は人々に疎まれる存在…鬼の子なのだから

71:名も無き鬼の子 五月蝿い隣人
10/10/26 00:07:20 yt55kTwq
「しかしここらにも物怪が入ってくるとは…そろそろ塒の変え時か」

彼女の今の仮住まいは人間の家である
元の主人は物怪に喰われてしまったのだろう、空き家になっていたのをしばし拝借していたのだ

「ここは村外れだから人間どもに見つかりずらいし、
喰い物にも困らないしで随分住み心地がよかったのだが、致し方ない」

あくまで人目につかない場所へと、鬼の子は今日の塒を探す…



一刻程の後…
「この家でいいだろう」

鬼の子が新しい塒に足を踏み入れる
障子は破れ畳は腐り釜には蜘蛛の巣がかかっている

他に家財がない様子を見るに大方盗人でも入ったのだろう
家主がどうなったかは大黒柱の黒い染みが物語っている

(まっ、私には関係ないがな)
思いつつ鬼の子は畳の上に寝転がる
(少し寝よう…さすがに殺し疲れた…)



微睡み始めた矢先に何者かの悲鳴、距離にして約三百丈
(この声は…幼子か?
まぁ所詮は人の子一人の命、私には関係ない…)
そう思い再び微睡みの中に堕ちようとする

するのだが、その間も幼子の悲鳴は続く
心の中で悪態をつきながら立ち上がり壁にかけてあった薙刀の柄に手をかける……

72:創る名無しに見る名無し
10/10/26 00:07:46 nZFlT6Rl
何という伝奇アクション
これは期待

73:名も無き鬼の子 陽光との邂逅
10/10/26 00:10:30 yt55kTwq
少女は駆けていた
薄い赤色の衣の裾を膝までたくしあげ、襲い来る物怪から己を一寸でも遠くへ追いやろうと路地を右往左往し
民家を横切り助けを求めて喉が張り裂けんばかりに叫んでいた
喉は枯れ足は擦りきれ血が滲んでいたが構わず走り声を張り上げ続けた

しかし救いの手はさしのべられない

後ろからは物怪が大小併せて廿、卅ほど迫ってくる
幼子の足の速さなどたかが知れているが物怪は敢えて幼子が諦めず走り続ける速さを保っている
幼子が苦しむ姿を見て楽しんでいるのだ

しかしそれもこれまで

幼子が力尽きて足を滑らせたのを機にその子を喰らわんと口を開けて子に迫る


(南無…阿弥陀仏…)
涙ながらに念じた幼子の目の前に光る雷

しかし後に続くはずの雷鳴が一向だに聞こえてこない

「全く、うるさい餓鬼だな」女の声


その声に呼応するかのように、
此の時まで雲一色だった空が裂け、一筋の陽光をその女に降り注いだ
黒光りする長い髪、整った容貌、冷たい目、美しい衣、頭の横につけられた般若の面、血塗られた薙刀、そして二本の角

鬼の子が、そこに立っていた

幼子が雷だと思っていたのは鬼の子が腕に抱えている薙刀の刃

「どうした物怪、私は早く眠りたい、お前達が来ないなら私から行くぞ」
言うが速いか少女を蹴り飛ばし薙刀を片手に鬼の子は物怪のもとに駆け寄り最初の一振りで五匹の物怪を殺める
その隙に懐に入ってきた物怪の首を虫を払うように吹き飛ばす
背後に回って襲いかかる物もいたが肘鉄で心の臓を粉々にする
薙刀を両の手で持ち振りかざして十匹を斬り殺す

幼子が立ち上がった時には全てが終わり、残されたのは肉塊と大量の血とその中に佇む女


74:名も無き鬼の子 血と肉と涙と
10/10/26 00:12:21 yt55kTwq
「お前、喰われたりしてないのか」鬼の子は真にどうでもよさそうな口調で言った

「…はい」涙ぐんだ目を手でかきながら幼子が答える

「そうか…人間どもは魑魅どもに喰われた所から腐っていくからな
お前は幸運だったんだろう」
「あの……ぉ…」
「なんだ、用事がないなら私は塒に帰って寝たいのだが」
「ぉ、お礼を、お礼をさせてください!」幼子は未だ震える体でそう言った

鬼の子は一瞬口を開けたまま棒立ちになったが
「お礼なら今後物怪どもに襲われようと大声をだすな」
「そうじゃ……なくて……」
「私にとってはそれが一番大事だ、というか人間に礼を受けても嬉しくもなんともない」いいつつ物怪の血溜まりの中を立ち去ろうとする鬼の子

「せめて…せめて名前だけで「名前はない」

鬼の子の冷たい言葉に肩を震わせ唇を噛み涙を堪える幼子

(人間の餓鬼はこんなに面倒くさいのか…)溜め息を付き、頭に乗った般若の面をもてあそんでいると、一つ妙案を思い付いた

「そうだな、ならお礼は私にお前が名前を寄越す、これでいいだろ?」
鬼の子にしてみればなんてことのない提案に顔を綻ばす幼子
(全く、名前一つですぐ機嫌を治すとは…
人間は単純だな…お、今度は唸ってる。私の名前なんて何でもいいから早く決めてくれ)
体が重くなっているのを感じて早急な答えが欲しい鬼の子は幼子に半分睨みを利かせる

それに終始気づかなかった幼子の顔が再び綻ぶ
(決まったみたいだな…ようやく解放されるか)
目も虚ろになりはじめ、体が鉛のようになっている…




「聞かせろよ、お前が作った、私の、なま…」
最後まで言う前に狭まる視界、重くなる体…鬼の子の意識は暗い深淵の中へと堕ちていった…

75:名も無き鬼の子 鬼の名
10/10/26 00:15:05 yt55kTwq
「……こ…ちゃん……お…こ…お姉…ゃん……鬼子お姉ちゃん!」

声に導かれるように鬼の子は目を覚ました

まず目に入ったのが幼子
鬼の子を真上から覗きこんでいる
次に見えたのが茅葺き屋根、所々穴が空いている

「此処は?」鬼の子がしわがれた声で聞く

「あたしの家です
もう長くあたし以外に人が出入りしたことがないからぼろぼろだけど
お体の具合はどう?
鬼子お姉ちゃん体からいっぱい血が出てたから一時はどうなるかと思いました」

「あぁ…体を無理に遣ったからね…」言いながら起き上がる鬼の子

「寝てなきゃダメですよ!
すごい量の血だったんですよ!」
「私は鬼の子だ
心の臓が無くなるか首を跳ばされたりしない限りは死なない」いいつつ衣に手を伸ばす

衣には血糊がこびりついている…はずなのだが目立たないほど血の色は薄くなっている

「ここ二日間ほど物怪も現れなかったので着物のお洗濯をしておきました」
「そうか…」
自分の体を見回すと腹回りに薄い赤色のさらしが巻いてある
(どこかでこの色を見たことがあるような…たしかこの餓鬼の…)

幼子をよく見るとこの前見たときより服の裾が五寸ほど短くなっている
色合いもさらしと違わない

(こいつは全く…)思いつつ鬼の子は今までに味わったことのないくすぐったさの様なものを感じながら、目覚めたときから疑問に感じたことを口に出した

「鬼子、というのが私の名前か?」
「はい!日本鬼子!あなたのお名前です!」幼子は目を輝かせながら言った

「あたしを助けてくださった時、太陽の光の本に立っていた姿がきらびやかでしたので、日本」
「で、鬼の子だから鬼子…と?」
「はい!」

つく溜め息をさえ失った鬼の子は衣に身を包み戸に手をかける

76:名も無き鬼の子 幼子の願い
10/10/26 00:16:42 yt55kTwq
「もう行ってしまうんですか?」
「もう用事はないからな、世話になった」
「あと一日「必要ない」裾を指が白くなるほど強く握って泣きそうになるのを耐えながら幼子が呟く
「お礼」
「ん?」
「看病したお礼」
「なっ、(なんという厚かましさ、此れが人間か!)」
「看病したお礼に…また遊びに来てください」
「あっ」鬼の子の息が詰まった
(あっ、あくまで恩返しだからな、仕方ない、うん仕方なくだ)

「…考えておこう」

それだけいって鬼の子は戸外へと飛び出した

(日本鬼子……か)

目には優しさと暖かさを、口元に笑みを称えながら…。

77:創る名無しに見る名無し
10/10/26 00:19:17 yt55kTwq
連投終了
本スレやSSスレの元気付けてくれたみんなに感謝するわ

78:創る名無しに見る名無し
10/10/26 00:20:31 vG1nJFQe
小日本 ○○(こひもと なんとか 例:撫子・紅葉)はちょっと気弱な普通の女子○学生
しかし実家の倉で偶然見つけた呪いの般若面を頭にかぶって二拝四拍一拝(出雲式)すると
護国少女・日本鬼子に変身するのだ!
昨今の国際情勢で不安の増大した日本国民の心に巣食う邪悪な鬼を退治するため
大神さん(柴犬っぽい何か)、ヤタくん(ひよこっぽい何か)と共に今日も拍手を打つぞ!
般若面(CV:若本or小杉十郎太)はマスコット扱いで喋るが毒舌で小日本はいつも涙目

ライバルの西洋魔子は英国系大財閥のゴスロリお嬢様留学生で同級生だがお互い正体を知らない
お供は黒いインパネスを着て片眼鏡をかけた渋い老執事(実は超強い悪魔)
魔子の目的は国際貿易の円滑化のために国家間のパワーバランスを是正すること
そのためにまず日本国内の不安要素を取り除いて政治と円相場の安定を図るべく鬼を狩る
なので鬼子とは一応の目的の一致を見ているため直接争うことはないが何かと対抗はしてくる
鬼子のピンチを最初はニヤニヤ見ているが本気でヤバくなるとつい手助けしてしまうテンプレ的ツンデレ

中華支那子は近所で評判の本格中華料理店「大熊猫飯店」の一人娘で例によって同級生で同上
なまじ家が繁盛しているため自分の祖国(中国)に少しずれた優越感を抱いている
常に中国の美点を称えて周囲を目下に見た発言をするが優れたものは劣ったもの、弱いものを
守らねばならないという責任感の裏返しでもある
理不尽な暴力や差別に対する嫌悪感は恐らく3人のうちで最も強いが、やはり頂点に立つべきは
自分(中国)であるという中華思想からは逃れられていない
店の看板娘なので夕飯時にはチャイナ服○学生という大きなお友達の憧れを体現しつつお手伝い

ちなみに変身前は当然ながら全員幼児体型だが、その中にも微妙ながら
支那>日本>西洋という差が存在しており、西洋の秘かなコンプレックスとなっている
何の差かは秘密
変身後は支那>>肉まんいくつ入れてんだという壁>>西洋>人種の壁>日本となる

という設定で誰かSS書いてくれんものか
俺は文才がないからここまでだ

79:創る名無しに見る名無し
10/10/26 00:35:34 yt55kTwq
書いてみて思ったけど戦闘描写って難しいのな
インデックスとか戦闘描写ばっかで楽そうだなwwとか思ってたわ
鎌池和馬先生すいませんでしたorz

>>69百合むちゃくちゃすきですお(^ω^)
ただふたなりになるとまだレベル高い希ガス

>>72結果的によく分からないものになっちまったぜww
次書く機会があったらフルボッコ物でも書いてみるわ

ただフルボッコにできる敵キャラがいないww
どうせ戦闘するならスプラッタくらいやりたいから西洋鬼子とかでやると(ry

80:創る名無しに見る名無し
10/10/26 00:42:56 tSq7zubG
鬼子「ふぁあ…今日も色々疲れたなぁ…そろそろお家帰ろ…」

ポンッ

鬼子「っ」

「ダーレだ」

鬼子「……」タラ-…

鬼子「魔…子さん…」

魔子「イェス!あったりぃ!!」

鬼子「遠路遥々ご苦労様といいたいんですけど、連絡くらいくれても」

魔子「アポ無し訪問に意味があるんじゃないのさっ」

鬼子「と…とりあえずもう家すぐそこなんで…」

魔子「お、さんきゅっ」

81:創る名無しに見る名無し
10/10/26 00:45:56 tSq7zubG
魔子「え…と、この国じゃ靴脱ぐんだっけ?」

鬼子「あぁ、はい」

魔子「ふぅ…去年も来たけど変わんないねー、ここもアンタも」

鬼子「あはは…」

魔子「成長の様子が見られないしぃ」プニッ

鬼子「ちょっ…ちょっとくらいしてますよソコは!」

魔子「ホントにぃ?」ニヤニヤ

鬼子「ホン…多分してますよ…多分…」

82:創る名無しに見る名無し
10/10/26 00:47:51 ob/afJsD
>>79乙です!
なんという第一話っぽさ。

確かにまだ敵キャラや鬼子の能力とかが模索中だから
バトル物は難しいのかも。


83:創る名無しに見る名無し
10/10/26 00:49:03 tSq7zubG
鬼子「もうすぐ夕飯の支度できますんで待っててくださいねー」

魔子「なんか手伝うことあるー?」

鬼子「いえいえ、一応お客なので余計なことしないでくださいねー」

魔子「アンタサラッと棘のあること言うわよねぇ」

鬼子「うー…ん、じゃ、薪割りしてもらえます?夕飯出来たら呼びますので」

魔子「はいよー」

84:創る名無しに見る名無し
10/10/26 00:51:37 tSq7zubG
魔子「薪かぁ…こんなもん羽で切り刻めるんだけど…まぁいいか」

魔子「よっ」
スパパパパパッッ

魔子「ふぅ…薪って案外固いのね、羽痛くなっちゃった」


鬼子「出来ましたよー」

魔子「はいはーい、今行くー」

85:創る名無しに見る名無し
10/10/26 00:55:27 tSq7zubG
魔子「うんっ相変わらずの美味さだ」

鬼子「どっ…どうも…///」

魔子「あたしゃ無理だわー、目玉焼きくらいかねー作れるの。なんだっけ?ソイソース?私のとこにゃないからさー」

鬼子「お醤油でしたら、よかったら、差し上げましょうか?」

魔子「あぁ気持ちはありがたいけど遠慮しとく。多分コーヒーと間違えるから」
魔子「さてと、ご馳走様っと…」

鬼子「あ、お風呂入ります?薪も十分割ってもらったみたいなんで」

魔子「おう、悪いね」

86:創る名無しに見る名無し
10/10/26 01:01:10 tSq7zubG
鬼子「ふーっふーっ湯加減どうですかー?」

魔子「いい感じー」

魔子「でもなんか申し訳ないなぁ…」

魔子「そうだ、一緒に入れば暖かいでしょ!」

鬼子「えっ」

魔子「ほれ、入った入った」

鬼子「いや…あの…」

魔子「えぇいまどろっこしい!」

鬼子「あっ…ちょ!脱がさな…!!」

87:創る名無しに見る名無し
10/10/26 01:03:10 tSq7zubG
ガタンッ!

魔子「!?」

鬼子「!」

ヒュ~ドロドロ…

魔子「な…なに…?」

鬼子「もう…また来たみたい…」

魔子「何が?」

鬼子「幽霊ちゃんです」

魔子「ghost!?」

88:創る名無しに見る名無し
10/10/26 01:09:29 tSq7zubG
幽霊「こんばんわ」

鬼子「こんばんわ、今日は何の用ですか?」

幽霊「いやぁ、最近怖がらせる人がめっきり減っちゃってさ」

鬼子「昨日も聞きました」

幽霊「聞くところによると、山に鬼がいて誰も近づかないとか…アンタだよね?」

鬼子「だから、私だって好き好んで怖がらせてる訳じゃ…」

幽霊「天然で怖がらせるっていうさりげない自慢でしょ!!それー!」

鬼子「えっ…えぇっ?」

幽霊「あー頭来た!勝負よ!決闘よ!デュエルよ!」

魔子「なんだなんだ」

鬼子「魔子さん服着てから出てきてください」

89:創る名無しに見る名無し
10/10/26 01:13:29 tSq7zubG
鬼子「まったく…私だってあんまり喧嘩なんてしたくないのにー…」

鬼子「…今日だけですよ?」

鬼子「破っ」パンッパンッ

魔子(手ェ叩いてなにやってんのあの子)

鬼子「やっ」 ボッ

戦鬼子「さて…さったと終わらせてもらうぞ…」

幽霊「えっ、さっきと雰囲気…てか姿が…うぇえ!?」

90:創る名無しに見る名無し
10/10/26 01:16:23 tSq7zubG
戦鬼子「般若、薙刀」

般若「え?ごぶっ」

戦鬼子「歯が手に当たってる、人が手突っ込んでる時に喋るな」

般若「ゴベベベッ」
ジュボ

戦鬼子「さ、どっからでも来い」スラ…

般若「げほ…げほっ…」

91:創る名無しに見る名無し
10/10/26 01:19:31 tSq7zubG
幽霊「そ、そんなのただの虚仮脅しよ!ポルターガイストの前には無力なんだから!」

ビュンビュン

魔子「わわっ岩飛ばすとか…加減しらないんだから…!!」

戦鬼子「遅い」ヒュン

幽霊「えっ」

幽霊(斬られ…!!)

ピタッ

戦鬼子「お前の負けだ」

幽霊「うっ…」

92:創る名無しに見る名無し
10/10/26 01:28:50 tSq7zubG

魔子「なるほどねー」

鬼子「はい…」

魔子「前にシナ子になんだっけ?おにぎりを盗まれたとかで、さっきのあんな感じになったことあったかな」

幽霊「お、おにぎりで…」

鬼子「食べ物を粗末にする人は許せませんっ!」

魔子「まぁ、どうでもいいとして、自分で変身できるようになったんだ、へぇー…」

鬼子「はい、近々妹がこっちに来るので、姉としてですね…」

魔子「ほほう、ところで幽霊ちゃん」

幽霊「な…なによっ」

魔子「アンタ散々暴れちゃってさぁ…私にまで岩飛ばしてさぁ…」

幽霊「あ…あんたがあんなところに、しかもぜ、全裸で…!」

魔子「反省の色無しかー」

魔子「おーにこ、ちょっとこの子借りてくねっ」グイッ

幽霊「は、はなせー!」ズルズル

魔子「ダーメ、悪い子にはお仕置きしないとネ」グイグイ

「はなせったらー!」ズルズル

「オーッホッホッ!!」グイグイ

鬼子「…あーあ…あの子も開発されちゃうのかぁ…」

鬼子「小日本も開発されなきゃいいんだけど…………」

おわり

93:創る名無しに見る名無し
10/10/26 01:34:30 hiDhSlbQ
小日本「・・・・・・・・・・・・」
鬼子  「なに?」
小日本「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
鬼子  「小日本ちゃん何か言ってよ」
小日本「ナカグロサイコー!」
鬼子  「今日もメタSSなのね…」
小日本「何が『ショーセツトーカスルナラナカグロヤメロブヒー!』だ!」
鬼子  「最後の鳴き声言ってないし、そもそも小日本ちゃんの使ったナカグロって環境依存文字と言って…」
小日本「ウルチャイウルチャイウルチャーイ!!!」
鬼子  「ツンデレキャラ日本代表!?」
小日本「ワタシの名前は小日本中黒ですから、ナカグロ使うのはとーぜんざーますのよ!オホホ!」
鬼子  「設定ないのをいいことに勝手に設定作ってる!」
小日本「そもそも環境依存文字とかって全世界がワタシの環境に合わせればいいだけの話であってワタシが
     世界に合わせる義理はない!」
鬼子  「セカイ系ってこういう人のこと言うんだ…」
小日本「大体、本スレでやっとワタシの可愛い可愛いイラストが投下されたってのに、あの周りの反応何?」
鬼子  「可愛いって言われていたじゃない」
小日本「もっとレスがあるべきでしょ!ねずみさんと同じくらいちっちゃい小日本ちゃん萌え萌えーブヒー!
     とか100レスくらい無いとおかしいでしょ!」
鬼子  「その鳴き声好きね。でもちっちゃい小日本ちゃんは確かに可愛かったよね」
小日本「ちっちゃいっていうなー!」
鬼子  「他人がいうとダメなんだ!?」
小日本「それに何?鬼子ったら又、いっぱいいっぱいイラスト投下されてたじゃないのよ、何?あの量?
     尋常じゃないわよ、常人じゃないわよ!」
鬼子  「うまいこと言いつつ絵師を傷つけた!」

94:創る名無しに見る名無し
10/10/26 01:35:16 hiDhSlbQ
小日本「それに何よ、SSの方でも何かかっこいいバトル物?的な?かっこいいね、よかったね、シリアス鬼子だね」
鬼子  「嬉しいです…」
小日本「んでんで、ワタシの設定が投下されたと思ったら何?これ?ワタシが変身して鬼子になる?ハー?
     あんたバカー?ワタシがなんでこんなド貧乳女に変身しないといけないのよ!」
鬼子  「一応Cカップ設定なんですけど…」
小日本「ワタシ、155cmで100-50-100だから」
鬼子  「無設定の有効活用化!?ちなみに何カップ?」
小日本「……E…くらい?」
鬼子  「ハト胸選手権優勝!?」
小日本「鬼子ちゃーん、お食事にしよー」
鬼子  「相変わらずの話題転換ね。それ言えば話終わらせられる体にするわけね」

おわり!フン!

95:創る名無しに見る名無し
10/10/26 01:38:48 f6ICsB+c
SSが増えたー。書き手さん乙ですー

鬼子VSメカ鬼子とか浮かんできた。ゴジラじゃないのにー

96:創る名無しに見る名無し
10/10/26 02:59:20 h0EF5w9Z
性格とか口調なんか何でもいいから投下していこうぜ
後で議論する際のネタにもなるし

ナカグロって・・・・←これなんだな…初めて知ったよ
微グロみたいなグロい描写の事かと思った
ちょっと賢くなったぜ
便利だから使うけどな

97:創る名無しに見る名無し
10/10/26 03:17:12 yt55kTwq
>>96ナカグロってそれか
使いまくってますたorz

98:創る名無しに見る名無し
10/10/26 04:38:35 fNO/BAbq
>>55の続き? どうにもまだキャラが見えないから書きづらい。

魔子「ねぇ、あなたってなんでいつもお面持ってるの?」
鬼子「えっ」
魔子「えっ」
鬼子「……普通持ち歩きませんか?」
魔子「いやいや、持ち歩かないわよ」
鬼子「え、じゃあどうやってヒーローごっことかやるんですか?」
魔子「え、そんな子供みたいな遊びしてるの?」
鬼子「ヒーローごっこ馬鹿にするとクマのダイゴロウくんが怒りますよ」
魔子「……所詮クマでしょ?」
鬼子「……その言葉は真に遺憾です。訂正してください」
魔子「ご、ごめんなさい」
鬼子「とはいえ、まあ確かに所詮クマなんですけどね。ミミズさんにも負けちゃうし」
魔子「…………」


ヒーローごっこ
ダイゴロウくん「ウガァァァ!(ふははは覚悟しろ般若仮面!)」バゴス
鬼子「グエーッ!」

99: ◆xBDQYgw7Bg
10/10/26 05:30:34 oECtKDoT
天涯孤独ツンデレ武士っ娘設定で投下してよかですか?
小日本ちゃんごめんね

100:創る名無しに見る名無し
10/10/26 05:36:36 fNO/BAbq
>>99
かまわん、やれ

101:日本鬼子むかしばなし1/4 ◆xBDQYgw7Bg
10/10/26 05:40:50 oECtKDoT
 鬼子という、齢十六、七と思しき娘ごがいた。ひとりでお山に棲んでいる。お山を下りれば里があり、沢山の里びと達が賑やかに暮らしているというのに、鬼子はひとりきりなのだ。
 時折里に出ては、お山では手に入らぬ食べ物を蓄えたり、戯れに人と交わったり、下賎なあやかしを気まぐれにとっちめたりするのであるが、どうにも思うようにゆかぬのであった。

 「おお!これは何という魚じゃ」
 別嬪さんよ、晩飯にどうだい。声をかけられ立ち止まった鬼子は興味津々、灰青色の魚を指差した。
 「なんでぇ嬢ちゃん、娘が鱒も知らねえってんじゃ、おっかあが嘆くでよ」
 「……母上はもうおらぬ。余計な世話じゃっ……」
 「そいつぁ悪かったな。そうだ、こっちの雑魚は小さくて売りもんにならねえんだ。持ってきな!」
 途端にしょげて小さな唇を尖らせた鬼子に同情したのか、男は脇のざるを示しとりなす。
 盗まず堂々と貰えること、何より人の気遣いや好意を受けたことが嬉しく、こそばゆい。鬼子の気分は一気に高揚した。
 「よ、良いのかっ!?」
 「はっは、機嫌が直った、か…っ…!」
 「ん、どうした。早うこちらの籠に入れ…」
 「おま、おまえそそそその目、目がっあ、あかあかあかっ!赤くっ!」
 俄かに慌てふためく男に鬼子ははっとした。
 里では人になりすます為、豊かに艶めく黒髪と般若の面で角を隠し、妖気を抑え赤い眼と鋭い爪を隠している。
 しかし気が立ったり奮ったりすると、自ずと妖気が溢れ止めようもない。鬼子はまだ若かった。


102:日本鬼子むかしばなし2/4 ◆xBDQYgw7Bg
10/10/26 05:42:13 oECtKDoT
 「鬼が出たあああ食われるうう!!」
 「むっ、無礼な!誰が貴様なぞ食うものか!……あ、待たぬか。こちらは大事な売り物であろうっ?」
 「ぎゃああああ!!」
 捕らえられると思い込んだ男は一目散に駆け出した。鬼子は忘れ物を渡してやろうと追った。が、その光景に畏れおののき里びと達が逃げ惑い、次々と門戸が閉まり、辺りががらんとしたのに気づくと、鬼子は立ち止まった。
 「なんじゃ……」
 俯きすんと鼻をすすると、ざるが落ち散らばった雑魚を背負った籠に入れ、男の魚籠を見遣る。
 「これではまるで、奪い取ったようではないか!」
 誰にともなくそう言うと、鬼子はむくれ―極めて不満げに―男の去った方へ足を向け、彼の家らしき平屋の軒先に魚籠を置いた。
 「鬼の話を聴きもせず逃げるとは、人は卑怯者じゃのう!」
 という捨て台詞と共に。

 とぼとぼと歩を進める先に、幼子が賑やかに戯れる神社の境内が在った。
 羨ましげに遠目に眺めていた鬼子は、ただ賑やかというのとも様子が異なるのを察した。
 「やめてよう……」
 「おれらが先に遊んでたんだぞっ」
 「おれは先一昨日から今日此処で遊ぶと決めとったんだ」
 「そんなん狡いや!」
 まだ五つ六つの幼子と、やや年嵩の一人が諍いを起こしていた。子供にも縄張り争いはあるようだ。鬼子は溜息をつきそっと離れかけた、が。
 「……!あれは、あやかし!」
 鬼子に背を向ける位置に来た年嵩の男児を睨む。
 後ろ頭にべとりと張り付いている小さな異形はしかし、本人にも他の子供にも視えてはいないらしい。
 実体を持たぬ低級妖怪だ。故に人に取り憑き、その心の弱きを啜り妖気を蓄え、やがて宿主に成り代わる。


103:日本鬼子むかしばなし3/4 ◆xBDQYgw7Bg
10/10/26 05:44:37 oECtKDoT
 「童子を狙うとは誇りの欠片もない下衆め。放っておいては危険じゃの……」
 鬼子は背負った薙刀を抜き、それを縛っていた襷で素早く袖を処理すると、えいやあと踏み出す。
 その場の支配者は幼子達からいじめっこの男児へ、そしてあっという間に鬼子へと移った。
 どうやら鬼に目を付けられていないと踏んだ幼子達は、わっと蜘蛛の子を散らしたように逃げてゆく。
 だが、的となった男児はすっかり怯えへたり込んでしまった。無理もない。立派な角を生やし斜めに被った般若、文字通り鬼気迫る赤眼に獲物を携え、己に向かって鬼が突進してくるのだから……。
 「きええい!」
 「うひいぃ……っ!!」
 引き攣った声を漏らし頭のてっぺんを抱えうずくまった男児が、―いや、男児に取り付いた妖怪が―素早く体勢を変え起き上がる、鬼子は咄嗟に回り込み、妖怪が男児の体を仰向けに倒す前に、しゅぱんと一閃―。
 仕留めたのは、姑息にも宿主を盾にせんと企んだあやかしだけ。男児にはかすり傷一つ無い。
 鬼子はふうっと息を吐き、努めて妖気を鎮めた。角が元の短さに戻った感覚がある。
 はて童子はと振り返り覗き込む。前に流れた真っ直ぐな長い髪を耳にかけた。
 「おぬし。邪を祓うて、すうっとしたじゃろう?もう大丈夫…」
 優しく微笑み手を差し延べると、べそをかく男児はしかし尻でずり下がった。わななく脚で辛うじて立ち上がり鳥居まで後退ると、突如身を翻す。
 「ひ、ひ、ひ、ひやああああ…っ…」
 鬼子はその背中がよたよたと遠ざかるのを、ただただ、じっと見送った。
 その時間は永遠のように長かった。

 あれだけ騒がしかった境内が、今は驚くほど閑かだ。
 「憂さ晴らしに具合が良かっただけじゃ。別に構わぬ……礼が欲しかった訳ではないわ。慣れておる故。べ、別に…ひぐっ」
 強がりも此処まで。とうとうしゃくり上げて、あの男児のように泣き出してしまった。


104:日本鬼子むかしばなし4/4 ◆xBDQYgw7Bg
10/10/26 05:46:00 oECtKDoT
 寂しかった。
 もどかしく、哀しかった。
 「また、うまくいかなんだ……」
 本当はいつも友を求めているのだ。だが如何せん要領が悪く、失敗ばかり。
 本当は心優しき鬼子のことを理解してくれる里びとは、現れそうにもない。
 こうして少しずつ、鬼子の素直な心は捻くれ、傷付かぬよう固い殻を纏うようになってゆく。
 けへけへけへ。
 座り込み、終には薙刀も投げ出し両手で顔を覆ってしまった鬼子は、微かな声を聞き顔を上げた。
 「ん?あのあやかしの仲間、か…なな何じゃこれは!」
 きゅうん。
 座る鬼子の視線、その僅か下。厳めしい般若面が小首を傾げゆらゆら揺れ、実に庇護欲をそそる愛らしい声を漏らした。
 「犬……ああ、そうか。立ち回った折に面を落としたか」
 それをくわえたりつついて戯れる内に、たまさか被ってしまえたのだろう。
 「ぷっ……おおすまぬ、笑うつもりは、ふ、ふふふっ」
 大泣きして、笑って。鬼子の無防備な様子に安心したか、その似合わぬ顔を赤べこのように揺らす四本足は、そろそろと近付いてきた。
 「温かいのう」
 撫でた毛並みも涙の跡を舐める舌も、鬼子には好ましかった。孤独にひりひり痛む心を癒してくれた。
 「おぬしもひとりか?お山で暮らす気はあるかのう?……そうじゃ、我が供となるが良いぞ!」
 きゅわっ。
 「これ。返事か欠伸かはっきりせい!ふふふ」
 鬼子は嬉しげに笑った。友ではないがお供が出来た。もう、ひとりではない。

 但し残念ながら、前述したように鬼子は要領がすこぶる悪い。
 この出会いもまた、「お山の鬼が奇っ怪な妖怪を仲間にし使役し始めた」と噂になり、更に里びと達から畏れられる元となるのであるが……。
 それはまた別のはなし。

105:創る名無しに見る名無し
10/10/26 06:17:43 NGloYQUt
鬼っ子カワイソス
馬鹿だったり可愛いのもいいけど切ないのも良いな

106:創る名無しに見る名無し
10/10/26 06:29:43 8r+HURAg
折角深夜なので、人目もはばからず、チラシの裏で電波妄想投下……させてくださいな

あくまでもスターシステムの一環、パラレルワールドの一つの可能性としてみて下さい

新しく誕生したキャラクター、鬼子ちゃん
彼女をどうやったら魅力的な女性キャラクターとして育ててあげられるか、考えてみました

まず、もし、彼女が活躍するストーリーを作るとするなら、一般的な少年漫画やライトノベルに多く使われている、
 ・勧善懲悪
 ・厨二能力バトル
 ・ボーイミーツガール
 なんかの形式が、鬼子の「つよさ」「はかなさ」を強調できるし、感情移入しやすくていいんじゃないだろかと考えた
 そのうえで、以下に書いてあるのがぼくのかんがえたさいきょうの鬼子ちゃんすとーりー(ありがちなのは気にしない)

ちなみに、「」は、一般名詞の強調のためのカギカッコで、『』は、この世界観独自の用語を表すためのニジュウカギカッコとして使い分けてます

 ・テーマは、人の差別心 人間なんてどこの国の奴でも大体一緒 あと鬼子ちゃん最強かわいい
 ・舞台は現代日本
 ・この世界での鬼子は女子中高生 と見せかけて、単独で『鬼』退治を出来る唯一の(ここ重要)存在 実態は人と『真の鬼』のハーフ

 ・敵役は、『鬼』と呼ばれているけれど、本来は、人の嫉妬心や差別心が実体化した、幽霊みたいな鬼型クリーチャー
 ・『鬼』は、なぜか20年ほど前から、ひっそりと出るようになった(ラスボスのフラグ) 一回出現すると、自衛隊でも出てこない限り倒せないくらい強くて、無差別殺人とか平気でする
 ・鬼子の父親は、日本ではあらかた淘汰されてしまった最後の、「本物の妖怪の」一員で、鬼子が幼いころに、『鬼』から人間を守って亡くなる 優しい青おに?のイメージ 
 ・鬼子の父のような『真の鬼』は、世間を騒がせる『鬼』とは別物なのだが、悲しいことに一般人は同じものだと思ってる

 ・↑鬼子が戦う動機 『真の鬼』への誤解を解きたいから戦ってるけど、ツンデレなのでなかなか打ち明けてくれない
 ・ちなみに戦闘開始前には女子高生鬼子ちゃんから半分鬼の鬼子ちゃん(公式イラストのイメージ)への変身シーンがあります

 ・ヒロイン鬼子を魅力的に見せるには、↑みたいな鬼子の視点は出来るだけ謎にしといて、ワトソン的な近くの観測者の目線を借りるのがいいと思う
 
 ・ということで、主人公は一般的な青(少?)年だが、鬼子を理解してあげられる唯一の(ここ重要)近しい人間
 ・基本的なキャラクターは、努力家ではあるものの、性格がへたれなよくある「俺ら」が感情移入しやすい雰囲気のフツメン
 ・でも、ここはあえて、主人公は、日本語が堪能な中国人留学生という役割にする 名前はまだない

 ・初期状態は、田舎から出て来た鼻の高いエリート 本当はアメリカに留学しようとしたけど、定員漏れとかで日本に行くしかなかった的な、意図しないアクシデントで留学先が日本に決まった
 ・なぜなら、普通の中国人よりちょっと強めに中華思想を受け入れている家庭環境で育ったので、少し日本を馬鹿にしていた所があったから
 ・いざ日本に来てみると、折角友達になった日本人はぼんやり大学生ばかりで、ちょっと前までGDP世界二位の座を奪えずにいたことを不名誉に思い、ますますバカにする
 ・そんな態度だからだんだんボッチになり、心ない右翼のおっちゃん(感情移入しにくいタイプのおっちゃんが望ましい)に中国人だからと理不尽な言葉を吐かれるなどして、さらに傷つく
 ・その結果、なんかの不幸が引き金になって、『鬼』を産んでしまう (理不尽に差別を受ける心の痛みを知る的なイベント)

 ・鬼子ちゃん登場 うざくない程度に説教かます 『鬼』と一緒に、主人公のすさんだ心も切る 読者スッキリ

 ・その後、主人公改心 あんなに馬鹿にしてた日本人の友達が意外と努力家だった事を知ったり、近所のおばちゃんに優しくしてもらったりでホロっとくる
 ・実家の家族に、「日本も悪くない」的な手紙を書いて第一話終了

 ・第二話くらいで、主人公再び『鬼』に出くわし、オロオロしてピンチになったところを鬼子ちゃんに助けられる
 ・その後鬼子と少し話し、見た目こそファンタジーな雰囲気とは言え、彼女も理不尽な差別と戦っていることを何となく察する
 ・で、なぜか『鬼』退治の資料探しとかに付き合わされて、友達になる(ラブ展開は自重してもいいし、しなくてもいいし)
 ・コンビ結成、みたいな

 ・最後は20年前から『鬼』を実体化させてた90年代風カルト教団のボスをたおして大団円

何が言いたいかというと、誰か形にしてくださいおね(ry

107:創る名無しに見る名無し
10/10/26 07:03:02 fNO/BAbq
>>106
自分で書いちゃいなよ

108:創る名無しに見る名無し
10/10/26 13:09:02 XFb9Ghbo
ガラッ!
鬼子「鹿退治よっ!」
倭子&小日本「」
鬼子「さあ早く!」
小日本「え?ひぃゃぁぅ! 痛いです! 耳を引っ張らないでくださいー あああ、ああああー!」
倭子「こらこら、いきなり帰ってきて鹿退治って言われても何のことかわからないでしょう? まず説明をお願いするわ」
鬼子「ご、ごめんお姉」
倭子「それで?」
鬼子「えーと、そう!里の人が困ってたから助けようと思って」
倭子「人助け?」
鬼子「そうそう!近頃鹿の被害が後を絶たないんだって」
倭子「・・・鹿は人に害を与えるような危険思考の持ち主だったかしら?」
鬼子「鹿キックで入院とかじゃなくて、食べちゃうのが迷惑って聞こえた!」
小日本「確かに鹿さんは農作物の芽や、人さんが育てている木の皮を食べちゃったりしますね はうー」サスサス
倭子「ああ」
鬼子「そう!それで、近ごろ鹿がものすごい増えてるんだって!だから数を減らしに」
小日本「だ、だめです! 私たちは人さんの道理から外れた存在、個々別々に影響のあることならまだしも食物連鎖に関わるようなことに手を出すなんてどうなることフグゥ・・・!!?」
倭子「まぁまぁシャオ(小)ちゃん落ち着いて? [退治]と表現しているんだからぁ、無差別に○してしまって解決なんてことはなさそうよ?」
小日本「フッ・・・フグフグゥ!」ジタバタ
鬼子「そうだぜ。 無差別に○すなんてことは猟師でもできる! そんなんじゃおもしろくないから片っ端から懲らしめてやるのさっ!」
倭子「(数が増えてしまったところを懲らしめてどうするのかしら?)」
倭子「シャオちゃんはどう思う?」
小日本「プハッ! え、えーと、、近年鹿さんの数が増えてきたのは積雪量が減って越冬できる個体が増えたからと言われています。
    自然現象が原因で生息数が増えて、餌場を求めているところを懲らしめても、それは鹿さんが困るだけで何の解決ももたらさない気がします・・・です。」
鬼子「」
小日本「あの・・・グー(鬼)姉ぇ? 怒らnフグッ!?」
倭子「(言葉で説明させるのもめんどうだから、一度やらせてあげればどうかしら?)」
小日本「(だめそうだったら止めるということですか? お姉さまが)」
倭子「(そうそう。 誰が止めるかはTPOでね)」ニコッ
小日本「」
倭子「いいわね、グーちゃんをリーダーにして一度やってみましょう」
鬼子「ほんとっ!? じゃあ準備してくるから二人もしといてくれよな!」ピュー


自分の文才に絶望した。会話のみで進めるなんてこと今までしたことなかったことに気づいたww
倭子→長女、あらあらうふふ 鬼子→次女、アホの子、キレるとサイキョ 小日本→末っ子、解説ロリキャラ
こんな設定でドタバタさせたかった。

109:えせ関西弁鬼子
10/10/26 19:59:54 NGloYQUt
日本鬼子は女子高生である!
今日も制服ばっかりの学校に朱紅葉柄の超ミニ着物と編み上げニーブーツで登校するのだった!
で、最初の舞台は生徒指導室。
ニーブーツを脱いだ日本鬼子が、硬くて冷たい床に正座して俯いている。
長くて艶のあるみどりの黒髪がさらりと垂れて眼を隠し、その表情は伺えない。
日本鬼子を見下ろすように仁王立ちした生徒指導の稲垣教諭通称ガキさんがドスを効かせた声をかけた。
「ゴルァ!日本ぉ、貴様何回いったらわかるんだぁ!」
「うーん……貴方のために歌うのがこんなに辛いなんて……zZZ」
謎の寝言をほざく日本の首がかくっと前に傾いだ。
「何の夢見てんだ……」
ガキさんはガイルみたいな軍人苅りの頭に青筋を浮かべて、
担当クラスのかったい学生名簿の角で日本のつむじを打ち据えた。
「あっー!!いったぁ…何すんのやガキさん!あたま悪なるやんか!」
頬を膨らませる日本鬼子。
その目は上目使いで睫毛が長く、馬鹿なガキなら騙せる魅惑に満ちていた。
自分の可愛さを理解して武器にするあざとさ。
「ああん?日本ぉ!ブリッ子やめんかぁ!お前は元から馬鹿なんだよゴルァ!!」
でもこっちのガキさんには通じなかった。
ガキさんは日本鬼子のコスプレ和装の袖を掴みあげた。
「んだこの服はぁ?制服着てこいっつってんだよ!!そんで、真剣の薙刀を学校に持ってくるな!!」
日本鬼子はにっこり笑って、
「ほんなら次ゃ長巻きにしますよって。もうゆるしてぇなガキさん、そろそろ頃合いやねん」
ガキさんは怪訝な顔。
「得物持ってくんなって言ってんだよ!頃合いって、なんか大事な用事があるのか」
「そや、歴史の授業が二限目にあんねん。あたし、歴史好きやん?」
「知らんわ、お前の好きな科目なんか。もういい、反省文五枚書いてこい。今週中に親呼ぶからな」
「あいあいさー。ガキさん、またなー」
日本鬼子はニーブーツを肩に引っ掛けて、そのまま廊下をぺたぺた走っていった。
「まったくどうしよもないな。日本みたいな奴を歴女と言うのだろうか。……ん?薙刀どこいった?」
ちゃっかり薙刀も担いで。


110:創る名無しに見る名無し
10/10/26 20:08:34 yt55kTwq
>>109乙の閃!
これまた新しい鬼子ですな

111:創る名無しに見る名無し
10/10/26 21:33:40 tWDged+C
支那子「竹島は鬼子のでいいけど、釣魚島は私がもらってあげるんだから、ありがたく差し出しなさい!」

鬼子「…ふぇえ!?だ、ダメですよぅ」



棒子「独島は俺たちがもらうニダ!尖閣諸島?鬼子のにしといてやるニダ!」

鬼子「…そんなぁ、無理ですよぅ」



魔子「多数決したらいいじゃない?えーっと、尖閣諸島は鬼子2票、支那子1票ね。竹島は鬼子2票、棒子1票ね☆」

支那子、棒子「な、なんだってーー!!」

鬼子「ありがとです。鬼子、支那ちゃんも棒子ちゃんも本当はいい人だってわかってましたもの、本当にうれしい」
鬼子の目に涙が光る。

そして背景では支那子と棒子が責任の擦り付け合いをいつまでもしているのでした、とさ。

112:創る名無しに見る名無し
10/10/26 23:17:46 T+1sSLrf
>>111
島の問題はどうなのかなとも思ったけどオチが良かったwGJ!

113:創る名無しに見る名無し
10/10/27 00:11:33 REBbw/WR
魔子「ねぇ、そのお面ってさー」

鬼子「これがどうかしたの?」

魔子「勝手に動いたりすんの?」

鬼子「しっしないよ!怖いこと言わないでよ…もう…」

魔子「いや、でもさっき口開いてたのに今は…」

鬼子「いやぁあああああ!!!」

114:創る名無しに見る名無し
10/10/27 00:28:41 4pTMAaVd
絵スレで性格とか決めてる人がいるけど
それにとらわれず自由に書くって方向でおk?

115:創る名無しに見る名無し
10/10/27 00:32:06 huDDFZNY
>>114
性格:おとなしいがキレると怖い
だけだから、そこから膨らませればいいんじゃね

116:創る名無しに見る名無し
10/10/27 00:38:31 REBbw/WR
口調が定まってないな、どうしたものか

117:創る名無しに見る名無し
10/10/27 00:45:55 4pTMAaVd
>>115書いてるうちにクールになってますた/(^o^)\ナンテコッタイ

…一人の心に一人の鬼子(笑)

118:創る名無しに見る名無し
10/10/27 01:58:20 it3uQDId
―人のいない山奥の小屋。

魔子「(ジロジロ)」

鬼子「・・・・・・?」

魔子「・・・うーん・・・」

鬼子「魔子さん?私、何か顔についてますか・・・?」

魔子「ちっちゃいわね」

鬼子「!?」

魔子「・・・うん・・・、やっぱちっちゃいわ」

鬼子「な、なにがですか!」

魔子「何が・・・?ってそりゃ、角に決まってるでしょ、角」

鬼子「え?あ・・・あぅ・・・角の話でしたか・・・」

魔子「ふふふ、・・・もしかして胸の話だとでも勘違いしたの?意外と色欲鬼ね、貴女♪」

鬼子「ち、ちがいますちがいますっ!//」

魔子「そんなに気にする必要ないじゃない・・・・・・丁度良い大きさなのですしねぇ♪」

鬼子「ひゃっ、ちょっ、ゃめ・・・やめてくださ、いぃっ!」

119:創る名無しに見る名無し
10/10/27 02:01:05 it3uQDId
魔子「とまあ冗談は置いといて、角」

鬼子「はぁ・・・はぁ・・・もう、いったいなんですかっ・・・」

魔子「貴女、わざと短くしてるでしょ?」

鬼子「・・・・・・・・・・・・。」

魔子「全く・・・鬼のプライドである角を短くしてどうするのよ・・・そんなに山の下の者達と仲良くしたい?」

鬼子「私は・・・みんなと仲良くしたいです。魔子さんとも、山の下の方々とも。・・・駄目でしょうか」

魔子「あらそう。・・・駄目なんてことはないわ。でも、ここには貴女の角を見て怯える者はいないわ?だから―」

魔子「―せめて私達がいる時だけは自らを誇り、鬼として対等で喋りなさいな。それに貴女の角は、綺麗だしね」

鬼子「・・・はい。魔子さん、ありがとうございます」

魔子「いえいえ。それで?意外と胸が大きかったりCぐらいあったりする話だったかしら?」

鬼子「ち、ちょっと魔子さん!ちがいますよ、もう・・・//」


初SSです
鬼子は礼儀正しい感じ、魔子は色々と知ってるお姉さん風?
鬼子と魔子の初めての真面目な話という感じで脳内補完お願いします

120:鬼の人
10/10/27 02:07:24 KH51X2Y9
 『鬼の里 小噺』


 鬼と女とは、人に見えぬぞよき

            虫めづる姫君
 


 異能の力を宿して以来、その少女は人との触れ合いを断ちきり、山に籠った。
 怖かったのだ。自己を失い人を傷つけてしまうのではないかと言う危惧が叫んだのだ。
 そして畏れたのだ。到底力及ばぬはずの異形に自らが変異してしまったことに。
 角が生えた。歯も伸びた。眼が紅く染まった。一殴りで獣を昏睡させられるようになった。変わらなかったのは、白磁の肌と容姿だった。だが救いにもならなかった。
 元より少女に身よりの者など存在せず、山に逃げ込むことを後押しする要因となった。
 少女は今日も今日とて、建物と言うにはおこがましい掘立小屋で目を覚ますと、漏れこむ日光に“黒い”瞳を瞬かせると、ほう、と息を吐き、すぅ、と吸い込み朝を楽しんだ。
 季節は初夏に差し掛かろうと言うところ、彼女が住む山中はどこか涼しげで、緑黄に土色の息づく美しき大自然。まず、布団代わりの布切れを体に抱くと、寝まきと言うよりボロ布のような服をいそいそと脱ぎ始める。
 恥じらおうにも、山中で人気そのものが無いのだから、必要が無い。
 上を脱げば、年頃の娘の絹肌が露わになるか。均整のとれた胴の中央は左右共に内側に曲がり、肌を押し上げる筋肉の線が陽の光と相成って、色の移り変わりを描き出している。
 視線を上に追うなら、人体の支えに持ちあげられている程良い大きさの双丘が見えてくるだろう。春夏だった。白磁、象牙、雲、曇りなき肌は腕の付け根から持ちあがっていて、触れれば弾かれるような若さが光っていた。
 見よ、肢体を。鶴のような首、そこから経由する鎖骨の先に彫像のような細腕。爪は計算された楕円。
 そして脚は、余りに自然に落ち込んだ臍から下の部分から繋がり、見る者を圧倒する曲線美があった。男なら生唾を呑み凝視するだろうか。
 白磁に鴉の濡羽色の髪が流れる。
 腰まで届かんと言う長さ。手入れをしても居ないはずというのに、流水が如く艶やかに屈託なく笑っていた。身じろぐ度に全てが集合体であるようにふわり、さらり、と音を立てるようだった。
 そして目は夜空を煮詰めた色で、脇差で斬り込みをいれたように輪郭があり、まつ毛が長い。
 彼女の頭の先から伸びるは、本人の主観で醜いと思っている二本の角。
 少女の名を、日本鬼子といった。
 鬼子は、手早く服を脱ぎ捨てると、己が鬼になる前の財産であった和服に手を伸ばした。紅葉が咲き誇る、見事な服を時間をかけずに着てしまう。
 右左の重ねを間違えぬように注意を払いつつ、帯をしっかりと巻くと、おもむろに部屋に立てかけてあった金棒を取って、空いている方の手でそれを頭に被せた。
 それは醜悪な表情を浮かべて睨みを利かせる鬼の仮面であった。
 鬼子は、仮面を頭の横に斜に乗せると、金棒を重力を無視したように細腕で肩に担ぎ、小屋の扉を開けて出て行った。
 小屋の周囲は習慣としている草むしりや掃除のお陰で掃き清められており、丁寧に踏まれて作られた獣道に砂利を撒いて補強した道が伸びていた。
 近くには小川。そして深き森。
 人里から離れたこの地に、彼女は経った一人で毎日を送っているのだった。
 否、少々うるさい子供と、妙な色の髪の毛をした何でも違う国からやってきたという変わり物が度々訪れて来ることがあるから、完全にはそうとは言えぬか。
 どちらにしろ、今はたった一人だった。
 なぜか甲虫やら蝶々やらに好かれるが、この際その話は割愛する。
 朝飯代わりに小川で唇を濡らし、手の甲で口元を拭うと、天を眺める。青かった。雲があった。鳥が飛び去った。風が吹き、黒髪を揺らし、紅葉模様の和服をはためかせた。
 鬼子は和らいだ表情を見せたのもつかの間、目じりに力を結ぶと、金棒片手に歩き始めた。
 そして駆けだすや、瞳の色が“赤”に変貌した。

 「人里を狙うなんて、許さない」

 呟いた言葉は震えていた。
 鬼子は、今となっては同類とも言える物の怪の類の気配を辿り、人里の方角に近付けないよう追い払うべく地面を蹴り飛ばした。

 ※ ※ ※ ※


121:鬼の人
10/10/27 02:08:11 KH51X2Y9

 「……どうぞ」
 「Halo、鬼子ー」

 昼過ぎに戸を叩いたのは、金髪に同じ長髪をした一人の女だった。
 鬼子は決して教養があるほうでもなかったし、読み書きが十分にできるほうでもなかったが、少なくとも「へろう(本人にはそう聞こえている)」なんて言葉を使っている人間を見たことが無かった。
 戸と言うより板を開ける。青目に金髪。見たことも無い黒いひらひらとした服。堂々たる凹凸が目に飛び込んでくる。
 着物を着る関係上体の線が分かりにくい鬼子と違い、その相手はどう考えても意図的に胸を見せたがっているようで、服の胸元が開いている。
 文明の衝突と言うべきなのか、初対面の時に鬼子は「この人は身を売って生活しているのだろうか」と考えたほどだった。
 もちろん鬼子だって動きやすいようにと着物の脚の部分を短くしてしまっているが、必要に迫られたからそうして居るだけで普段はそうではない。
 金髪の女の名を、西洋魔子、といった。
 それは本名なのかと怪訝な目で尋ねたことがあるが、曖昧に答えをはぐらかされた。
 日本が何かを言う前に、西洋が腕を使い豊満な胸の内に誘った。身長差から、丁度頭から胸に導かれる格好となった。
 よしよしと言わんばかりに魔子は鬼子の頭を撫でる。

 「なにをしているのですか………」
 「スキンシップよ? 知らないの?」
 「すきんしっぷ?」
 「そうそう。仲良くなる為には、私の国では抱擁をせよとのことなの」
 「本当………なのですか?」
 「ええ。とあるクニでは頬を合わせたりするそうよ。知らないけど」

 どうにも掴みにくい人だな、と鬼子は思いつつ、胸の大きさに改めて驚愕するのであった。
 位置関係的に、魔子の頬が緩みっぱなしなのにはこれっぽっちも気がつけなかったが。
 悲しいかな、一介の町娘に過ぎなかった鬼子にはその手の知識が紙切れほどになかったのだ。


122:鬼の人
10/10/27 02:09:35 KH51X2Y9
創発の意地を見せてやんよってことで書いた。
絵のクオリティーに勝てないなら小説を投稿してやるのだウハハハハ  ごめんなさい。

123:鬼の人
10/10/27 02:13:08 KH51X2Y9
ちなみに薙刀は次回登場予定です。ご期待ください。
鬼子と魔子はとにかくサブキャラをどうしていいかわからないのでアイディア求む。

124:創る名無しに見る名無し
10/10/27 02:15:17 NWtH6P0k
>>121
何処からともなくマスターチーフが乗り込んで来そうですね

125:鬼の人
10/10/27 02:18:06 KH51X2Y9
凄まじい勢いで誤字してるわー
ライフルで殴って下さい

126:創る名無しに見る名無し
10/10/27 07:19:32 ywL+GmL3
創作の人ですか
お邪魔してます


127:創る名無しに見る名無し
10/10/27 11:05:17 +HxlKwIT
スレリンク(news4vip板)

128:創る名無しに見る名無し
10/10/27 12:20:03 D1j/hSCr
「鬼子姉様お昼寝で御座いますか?」
居間でまどろむ鬼子を少女が不思議そうに覗き込んだ
昨今曇りがちの天気のように、鬼子は少し怪訝な面持ちと何かを払うような仕草で呟く

鬼子「偏西風のせいで急に寒うなっての、こう薄着ではさすがに敵わん」
「では膝掛けなどお持ちいたしましょう」
鬼子「東洋、どこぞにカシミアのショールがあろう、それを持て」

東洋と呼ばれたその少女は足を止め、ショートボブの淡い色の髪を翻し
鬼子に向かい直すとこう言い放った
東洋「東洋鬼、とフルネームでお呼び下さいませ、お姉様。さもなくば・・・」
鬼子「おお恐や、恐や」

我が子を愛でるように微笑む鬼子、オレンジのショールと笑顔の東洋鬼
ああ、秋あらねどもちはやぶる

129:創る名無しに見る名無し
10/10/27 15:21:43 Ove+30sO
木竹米栄(キタケヨネサカ鬼畜米英ではない)とかってキャラもアリなのかなぁ。

130:創る名無しに見る名無し
10/10/27 19:04:46 REBbw/WR
木竹餅栄きたけもちさかはどうだ

131:創る名無しに見る名無し
10/10/27 19:16:28 it3uQDId
しかし鬼子のキャラはどうなるのかねぇ
大人しいけど切れると怖いが基本設定だけど、
姉御系鬼子も悪くないからなぁ

132:創る名無しに見る名無し
10/10/27 19:28:50 Iq0lAF98
結局見た目から連想される性格に落ち着くよ
絵が決まれば自然に固まる

133:創る名無しに見る名無し
10/10/27 20:13:16 4pTMAaVd
一回目の選考まであと四時間切ったか
それまでにSS書き上げたいけど難しそうだな
鬼子一人なら三人称視点で書けるから楽だけど登場人物が
二人以上になると言葉の掛け合いが単調になって難しいわorz

134:創る名無しに見る名無し
10/10/27 23:27:31 DIXnM2TF
鬼子「……ジー」
魔子「ん?どしたの?」
鬼子「え?い、いや、何でも…」
魔子「…アタシの胸、見てたでしょ?」
鬼子「ッ!…つい、うらやましくて…」
魔子「ちょうどいい大きさで、アタシは好きなんだけどなー」
鬼子「でも、もう少しくらいは欲しいな…」
魔子「そういえば、揉むと大きくなるって話を聞いたことあるわね…
    そうだ、二人で揉み合いしたら、両方大きくなってお互い得するんじゃない?」
鬼子「えっ、でも、恥ずかしいよ…」
魔子「いいからいいから♪今からアタシの家に来なさいよ。
    …大きく、なりたいんでしょ?」
鬼子「…うん。がんばる」

魔子(フフフ…計画通り。楽しい夜になりそうだわ…)

135:創る名無しに見る名無し
10/10/27 23:46:39 4pTMAaVd
あともうちょいで書ききるけど連投する関係上
今日付けで終わらないから本スレに顔出してSSは明日うpするわ

すごく負けた気がするorz

136:創る名無しに見る名無し
10/10/28 00:17:57 CiZXe1vL
①鬼武者のような姉御口調鬼子
②奥ゆかしい敬語鬼子
③突っ込み担当タメ鬼子
④感情の乏しい無口鬼子
⑤ヤンクールなデレ無し鬼子
⑥幼馴染なツンデレ鬼子

137:創る名無しに見る名無し
10/10/28 00:34:26 Bben6N00
公式決まったら↑の鬼子さんも取り消しにせにゃイカンのかなぁ

138:創る名無しに見る名無し
10/10/28 00:48:46 Bben6N00
まーどっちにしろ絵でしか盛り上がらないし勝手でいいか

139:創る名無しに見る名無し
10/10/28 00:49:58 udhqhsv+
大丈夫!おれはお前らのSS好きだぞ!絵だけじゃない!

140:創る名無しに見る名無し
10/10/28 01:01:58 W1z8cShl
SS執筆中。
明日当たりに書きあがりそうな感じ。っても大した出来じゃあないですが。

141:創る名無しに見る名無し
10/10/28 01:09:42 Bben6N00
よっし鬼の里も明日というか今日の予定

142:創る名無しに見る名無し
10/10/28 01:22:19 Bben6N00
むこうは完全にVIPノリだがこっちは創作ノリだな

143:創る名無しに見る名無し
10/10/28 02:14:56 Bben6N00
とりあえずスレ建てちゃおうとか、VIPってみんなこんな感じなの? すごいな。違う意味で
流されるスレがあんのよ。過疎に加速をつけさせるつもりか

144:創る名無しに見る名無し
10/10/28 02:16:14 /Nu9NUHy


145:創る名無しに見る名無し
10/10/28 02:17:18 udhqhsv+
まあVIPは思いつきでスレたてて遊ぶところだから・・・板の90%は糞スレだしな・・・
方向性が違う・・・

146:創る名無しに見る名無し
10/10/28 02:21:46 Bben6N00
とりあえず建てようぜって奴なんとかしてくれよ
避難所に建てろよ。何のための避難所なんだよ

147:創る名無しに見る名無し
10/10/28 02:25:52 udhqhsv+
もうそれとなく諭したけど聞いてるかどうかはしらんなあ。
人が集まるってことはそれだけ荒れるってことだからなぁ・・・
言い方は悪いが、荒れないように誘導するしか無い。

148:創る名無しに見る名無し
10/10/28 02:27:40 Bben6N00
そのうちあれだろ?
vipにあるような訳のわからんスレばっか建てて愉快なことにしてくれるんだろ?
愉しみにまってるよ^^

149:創る名無しに見る名無し
10/10/28 02:32:03 udhqhsv+
煽るなら別のとこでやってな。VIPスレがここに立つわけがない

150:創る名無しに見る名無し
10/10/28 02:36:41 Bben6N00
煽ってるように聞こえるなら素晴らしいな
マジで怖い。過疎板に大勢流れ込んできて占領されるんじゃないかと。
既に書き込み量的にほぼ食われてるし

151:創る名無しに見る名無し
10/10/28 02:47:27 Bben6N00
まぁだから書くんだけどね

152:創る名無しに見る名無し
10/10/28 12:53:58 AI94XXUH
ここは変なのが沸いてなくて安心した
ゆっくりなんか書いてこよう

153:創る名無しに見る名無し
10/10/28 14:48:24 00mOTzra
ss書いたんで連投したいんだけど平気かな?
レスなきゃ55分から勝手にあげるけど

154:創る名無しに見る名無し
10/10/28 14:49:21 udhqhsv+
無問題

155:創る名無しに見る名無し
10/10/28 14:49:59 00mOTzra
ちなみに>>77の続きらしきものってことで

156:薄汚き少女
10/10/28 14:55:30 00mOTzra
吹き荒ぶ風とほの暗き大地を、人間を喰らう魑魅魍魎が闊歩する

ここは現世の地獄・京の都

そのあれた京の都の外れに一軒の申し訳程度に茅葺きを蒔いた襤褸の家がある


家中の畳の上に鬼の子が一人
齢は十六、七と言ったところであろうか
墨を流したように美しく長い黒髪に切れ長の目
頭の横に般若の面をつけており、端整なその顔には憂いがみてとれる

もともと鬼の子に家、などという場所はない
いついかなる時も住み心地の良く、人目に付きにくい空き家を仮の住みかとし、
住みづらくなったら次の空き家を探す

幸いこの家は人目につきにくく、住み心地も悪くない

鬼の子の憂いの原因は己の目の前で飯を炊く一人の少女

齢五、六程であろう、首と肩の付け根辺りで不恰好に切り揃えられた枯葉色の髪、
羽織っている薄い赤色の服の裾はこれまた不恰好に短くなっている



157:創る名無しに見る名無し
10/10/28 14:56:24 wVT1IPaN


158:薄汚き少女 都での暮らし
10/10/28 14:58:34 00mOTzra
せわしなく飯炊き処を裸足で歩く幼子が鬼の子に問う

「鬼子お姉ちゃん、粟には魚がいい?それとも鳥がいい?」
「どちらでもいい、なんなら餓鬼を肴に酒を飲んでもいいんだぞ」鬼の子、日本
鬼子は憮然とした面持ちのまま告げる

鬼に睨まれれば大の大人でも持っている物一切合切を放り投げ一目散に逃げ去る
しかしこの幼子は睨み付ける鬼の子に恐れるどころか笑みを返している

敬語は難しいから嫌だ、と鬼に対して砕けた口で話す少女

(やりづらい…餓鬼一人に何をてこずっているのだ…)

「夕御飯ができたよ」幼子は端の欠けた盆に粟と魚、それに野菜の浸し物を
二人分装って危なげな歩みでゆうげを持ってくる

鬼の子はもちろん、幼子も一切の職を持っていない
それでここまで多くの品数を揃えているのだ

(あらかた、餓鬼が市から盗んでくるのだろうな)
幼子が朝早く一人で外に出掛けていくのを何度か鬼の子は見ていた

なにぶんこの混沌の地で一番に優先すべき事柄は生きることだ

聞くと幼子の両親は幼子が歩けるようになった時に病気で死んだらしい
身寄りもなく、天涯孤独の小さな身ではここでは到底生きていけないのだ

喰い物を盗むのは言ってみれば生きるための知恵、と言えるだろう


159:薄汚き少女 鬼の子の嘆息
10/10/28 15:01:00 00mOTzra
そんなことを考えつつ粟を手で掴む鬼の子

「鬼子お姉ちゃん!お行儀悪いよ!」すかさず幼子の怒声
軽く舌打ちしつつ不慣れな箸を手にもつ鬼の子

ちなみにこの幼子に名はない
人に名を与えておきながら己に名乗る名がないのはたいそう滑稽であるが
鬼の子は幼子を『餓鬼』と呼ぶので支障はない

「ごちそうさま」鬼の子は空になった碗に向かって渋々手をあわせる
これをしないと幼子は彼女を解放しないのだ
「はい、お粗末様でした」満足そうな笑みを浮かべる幼子

碗を片付ける幼子を尻目に鬼の子は壁に立て掛けてあった薙刀とここ数日の間に

人の死骸から手に入れた小太刀を持ち、立て付けの悪い戸に手をかける

「またどこか行くの?」
「ああ、ここに四六時中いると気が狂いそうになる」
鬼の子の皮肉にも笑顔で居続ける幼子

(全く面倒だ…)戸外に出ながら彼女はまた一つ溜め息…


『看病したお礼に…また遊びに来てください』

この言葉を鬼の子は心中で呪い続けた
この言葉を律儀にも遵守した彼女にあれよあれよと理由をつけて
己の家に居座らせている幼子のしたたかさには舌をまく

160:薄汚き少女 
10/10/28 15:06:52 00mOTzra
珍しく満月が都を照らす夜に、鬼の子の向かう先は瘴気の立ち込める路地

瘴気の中を蠢く物怪の数はおよそ四十

元々この界隈は物怪の数が多かったが最近さらにその数を増しつつある

そこで腹ごなしがてらこうして奴等を斬り伏せているのだ

「この粘つくような空気…なんと心地よいことか!」
叫ぶ鬼の子の存在に気付き警戒を強める物怪

「平時よりちと数は多いが、お前らごときに私が喰えるかな?」
鬼の子は不敵に笑うと肩にかけた薙刀を諸手上段に掲げる

爪先に力を込めて都の大地に深々と足跡を遺しながら鬼子は
眼前の敵へと駆け寄る
ふっと息を吐きながら最前列の物怪の体を竹を割るが如く両断する

突進した勢いを殺さずに両断した姿勢から突き上げるように物怪の腹の辺りへと
薙刀を差し込む

警戒していたとはいえあまりの速業に虚を突かれる物怪
その隙をつき、鬼の子は足を振り上げて物怪の首をはるか遠くへと蹴り飛ばす

休むことなく、ひたすら前にいる障害を削り取る

幹竹、袈裟斬り、横薙、右切り上げ、逆風、左切り上げ、左薙、逆袈裟、刺突…
物怪の体をたたき切る鬼の子

数にして廿程の物怪を斬り伏せて息をつく鬼の子へと、
四方八方から物怪が襲い来るが、襲うべき対象である鬼の子の姿は忽然と消える

不意に月の明かりが翳る
物怪たちが空を仰ぎ見るとそこには

蝶より軽く、鳥より高く、広い空を我が物の様に舞う美しい一人の鬼の子がいた

物怪の最後尾に舞い降りた彼女は左の手で横薙ぎに薙刀を振るい十程の物怪を斬
り伏せる

腕が伸びきった所に余りの一匹が襲い来るが腰から小太刀を抜き、
それの目玉に突き入れ、そのまま頭を叩き斬る

「成る程、これはこれで使いやすい」刃に付いた血を拭いながら呟く

「さて、一掃し終えた所でそろそろ帰ると…」
その時感じた違和感

最初にいた物怪の数と斬った物怪が食い違っていた
何匹か足りない…

奴らに逃げるという発想ができるわけがない
やつらは低能の怨霊なのだから

あるとすれば更なる負の感情の対象を見つけたか…

自然と張り付くような汗が鬼の子の頬を伝う
胸に鉛を入れたかの如く重く感じる体に鞭を入れて幼子のいる家へと駆ける…。


161:創る名無しに見る名無し
10/10/28 15:08:07 udhqhsv+
 

162:薄汚き少女 なれの果て
10/10/28 15:12:05 00mOTzra
幼子の待つ家の建つ道に戻ると、そこには五匹程の物怪と襤褸きれらしきものが
家の前に転がっている

物怪は気色悪い動きで襤褸きれをつついている

その襤褸きれはなにか、など一目見るだけでわかる

首と肩の付け根辺りで不恰好に切り揃えられた髪、薄い赤色の服の裾はこれまた不恰好に短くなっている

襤褸きれは、変わり果てた幼子であった

幼子の回りには青菜などの野菜が転がり、物怪に踏み潰されている
大方、夜半に盗みを働いたのだろう


あの物怪達は都に住む人間が幼子に感じていた憤り
それを感じ取って負の根元であるその子を喰おうとしているのだ

と冷静に目の前の出来事に判断を下す

同じ釜の飯を喰った仲の人間が襤褸きれにされたにも関わらず
余りにも冷静な判断であった

鬼の子の顔は何も映していない

ただ……


ただ無表情に、こいつらの肉片をひとかけらも遺さず粉々にしてやろうと
憎悪で真赤に染まる目に水の粒を湛えて奴らに迫る

音もなくただ薙刀で奴らの首をはねる
とんだ首を十に斬り百に斬り千に斬り万に斬り粉微塵になっても斬りつける
胴体は全て踏み潰し、物怪がそこにいたことなどを感じさせないほど粉々にする

真赤に染まる目
服につく赤黒い返り血

鬼の子はひたすら薙刀を振るった、その顔には何も湛えず…


残ったものは鬼の子と襤褸きれと化した幼子
喰われる一歩手前であったがゆえ、その息は弱々しく
心の臓も時々思い出したように動くだけであった


(これは助からない…)鬼の子は直感した(人間は脆いものだな…本当に脆い…)


(今、楽にしてやろう…)
小太刀の柄に手をかけ、鬼の子は呟く

「恨んでくれて、構わない」
鉄のむせかえるような臭いがあたりに立ち込める

163:薄汚き少女 温かき掌と苦き笑み
10/10/28 15:21:21 00mOTzra
幼子は光の中目を開けた
頭が酷く痛む、体は重く言うことを聞きそうにない

「起きたか」静かな声が聞こえる
そちらに目を向けると鬼の子が足を組み、壁に体を預けて座っていた

「鬼子…お姉ちゃん?」嗄れた声で鬼の子の名を呼ぶ幼子
「あたし、生きてたんだ…」しっかりとした木で造られた天井に目を戻しながら
呟く

「あぁ」疲れたように鬼の子は呟く
「…ちなみにここは古くなった神社だ
今は寺が主流らしいからな、八百万の神の力も微弱で私の体にも負担はそうない」

鬼の子は幼子に目を向け、告げる
「お前、自分の頭を触ってみろ」
幼子は自分の呼び方が『餓鬼』から『お前』に変わっていることに疑問を持ちな
がらも自分の頭に触れる

額のあたりに何か小さな固い突起がある

「お前は…鬼になったんだ」鬼の子は静かに告げる

「お前は物怪に襲われ文字通り虫の息であった
その死にかけたお前の口の中に私の血を半分くらい飲ませた

鬼の血は治癒力が高いのはお前も知っているだろう
だから人としての体を失えばお前は生き長らえることができると思ったんだ」
自分の腕を指で切る仕草をしながら説明する

「…恨んでくれて、構わない…」頭を床につく鬼の子


痛む体を押しつつ布団から這い出た幼子は鬼の子の手を力強く握る

「お姉ちゃん、ありがとう」幼子の笑顔の無垢な笑顔は鬼の子を明るく照らし、
眩しそうに鬼の子は目を細める
「しかし、私はお前が一生人間から蔑まれるようにしてしまった張本人だぞ?」
幼子のためとはいえ鬼にしてしまったことへの後悔に顔をゆがめる鬼の子
「そこまで言うんだったら…お姉ちゃん、一つお願いをしていいかな?」
「なんだ?」


164:薄汚き少女 温かき掌と苦き笑み
10/10/28 15:22:44 00mOTzra
「あたしに…あたしに名前をください!」

「………………は?」予想だにしていなかった回答が続いたせいか言葉を失う鬼の子

「あたしがお姉ちゃんの名前を決めたみたいに、お姉ちゃんがあたしの名前を決
めて」
自責の念に駆られている鬼の子になお温かい笑顔を向ける幼子

「…やってみよう…」
顎に手をあてがえて考える鬼の子とそれを輝く目で見つめる幼子


「よし、分かった」瞬巡ののち力強く頷く鬼の子
「今日からお前の名は日本小だ」
言い放った鬼の子に対し、今度は幼子が言葉を失う

「お姉ちゃん、それお姉ちゃんの名前に小さいってつけたじゃ…」
「お前が私の名に日本をつけたのだろう?
ということはその名前には自信があってのことのはずだそれにお前は小さいからな
これで小さいをつければ決まりだろう?」
「いや、お姉ちゃん「なんだ?私につけた名前が実は
どうでも良くて自分の名前はもっとたいそうにして欲しかったのか?」
「そうじゃないけ「なら問題ないはずださぁ話は終わりだ!」
幼子・日本小を無理矢理寝かしつける日本鬼子

文句を垂れていた小の胸もすぐに規則的に上下し始める
小が眠ったのを見定めてから己も瞼をおろす鬼子

(笑顔が小さな太陽のように見えたから、なんて下らないことは口が裂けても言えまい)

口の端をつり上げながら苦笑する日本鬼子自身もまた、深い眠りに堕ちていった

165:創る名無しに見る名無し
10/10/28 15:26:55 00mOTzra
スレ汚しサーセンww誤字脱字もひどいかも知れんが許してくれorz
正式な鬼子の絵が決まるのを楽しみにしてるお
本スレとSSスレの励ましてくれた人たちに感謝

166:創る名無しに見る名無し
10/10/28 16:38:57 4jcFZNlI
おつこ

167:創る名無しに見る名無し
10/10/28 17:01:10 /v2z1IGj
>>165
投稿乙
面白かったよん

168:創る名無しに見る名無し
10/10/28 17:45:35 /+cScV3x
『っていうか、あんたいったい何なのよ』

「…?小日本ちゃん、何か言った?」
「何もいってないでちよ?」

『ここだ、ここ』

「…わー!おねえたまの頭の般若のお面がしゃべったでちー!」
「わー!可愛いー!」
「おねえたま、可愛いはないでち。はんにゃでちよ。というか、お面がしゃべるなんてありえないでち」
『だまれロリ娘』
「なんでっちってー!このお面、なまいきでち!」
「まぁまぁ」

『で…何なのよあんた』
(お面のくせにしゃべるあんたこそなんなんでちか)
「何って、日本鬼子(ひのもとおにこ)です」
『何でもかんでも擬人化すればいいってもんじゃないでしょうが』
「そ、そんなこと私に言われましても…」
『かわいこぶんな。鬼の癖に。あれだろう。どうせ夜中になると血の滴る生肝を探して町をさ迷うんだろう』
「はうぅ…そんなことはしません。ホルモンは好きですけど」
『この娘、まだ言うか。いい加減に諦めて語尾を「だっちゃ」にしろ』
「わけがわかりません!」

(すごくしゅーるな光景でちな)

-こうして、世界平和を目指す鬼娘とお面の旅は始まった-


…という妄想。皆さんガチでくるので、ネタでいってみた。
お面がしゃべってもいいじゃないと思ったら、すでに絵師さんの設定であった。

・日本鬼子

ちょっぴり天然な鬼娘。争いごとは嫌いだけど、怒るとものすっごく怖い。
ミニの着物は実は恥ずかしい。好きな物は可愛いものとよく焼いたホルモン。
可愛いのセンスは独特。

・小日本ちゃん

一尺三寸のちび鬼娘。日本鬼子の妹分。
お姉さま大好き。般若ちゃんは嫌い。

・般若ちゃん

リアル般若の面。なので見た目はめっちゃ怖い。
日本鬼子ちゃんの頭に生息。小日本ちゃんとは犬猿の仲。
常識人(?)の突っ込み役。お面だけど喋るのはスルーで。

奇妙な三人が織り成す痛快世直し時代劇…始まらない。

169:創る名無しに見る名無し
10/10/28 17:53:07 evI1BV2h
いっそうのこと、『鬼石曼子』(鬼島津)と日本鬼子をかけ合せれば・・・

歴女の協力が得られるかも♪

170:創る名無しに見る名無し
10/10/28 17:57:06 y8rEuwql
ぱぱっと頭の中で思いついたものだけど、少しだけ書いてっていいかな・・・?
鬼子ちゃんちゅっちゅしたいよぉ・・・

171:創る名無しに見る名無し
10/10/28 17:58:43 Ru8tG4k8
>>170
おう、自由にちゅっちゅしていいぞ

172:創る名無しに見る名無し
10/10/28 17:58:44 gZ2utEhZ
>>170
おk



173:創る名無しに見る名無し
10/10/28 18:14:43 VVFdrbYf
鬼子ちゃんの話に男が出たら怒る?

174:創る名無しに見る名無し
10/10/28 18:17:23 gZ2utEhZ
>>173
現状で怒る理由がないなぁ
メインキャラクターの鬼子、サブでまだよく決まってない小日本、支那子、魔子以外は名前すら出たり消えたりレベルだし
それより政治色があったほうがまずいと思う

175:創る名無しに見る名無し
10/10/28 18:23:12 cuegJJMX
>>173別にいんじゃないかな?結局は俺とちゅっt(ry

176:創る名無しに見る名無し
10/10/28 18:23:58 gZ2utEhZ
>>174
自己レス訂正
小日本すらまだサブになるか決まってなかった

>24 名前:創る名無しに見る名無し[sage] 投稿日:2010/10/28(木) 16:26:53 ID:2i4/m1yO [3/6]
>>>19
>①小日本はまだ早い・鬼子だけまず考えろ派と、
>②小日本だけ公式のサブキャラにしたい派、
>③妄想が尽きるまでキャラを増やしたい派 がいる。
>
>即急に流れを作らないと収拾がつかなくなる恐れがあるよな。

の①が今の現状だって

177:創る名無しに見る名無し
10/10/28 18:35:50 VVFdrbYf
>>176
元凶の人が来てから相談って話じゃなかったっけ?
まあ多分①の流れになるんだろうけど。正式に決まるまではこっちもある程度自由な妄想でいいのだろうか
とりあえず男キャラを出しても、問題なさそうかな……

178:創る名無しに見る名無し
10/10/28 18:39:17 xboQ1OKG
男「」ならいける

179:創る名無しに見る名無し
10/10/28 18:48:57 evI1BV2h
(。・`ω´・。)「高麗棒子」まだ?

180:創る名無しに見る名無し
10/10/28 18:52:33 gZ2utEhZ
>>179
wikiをみてください

181:創る名無しに見る名無し
10/10/28 19:00:00 VVFdrbYf
>>178
ラッキースケベな男は? 地の文ありの

182:創る名無しに見る名無し
10/10/28 19:15:17 /v2z1IGj
>>179
それは日本ではなく、隣の国の人が自分達でやる事で、今回の趣旨とは無関係です。
第一、それを日本がやったら火病られて非常にウザいです。

日本鬼子って萌えキャラ作って中国人を萌え豚にしようぜ まとめ@wiki
URLリンク(www16.atwiki.jp)

183:創る名無しに見る名無し
10/10/28 19:18:55 evI1BV2h
>>182
それもそうだね。
係わり合いになると、法則発動だし・・・
わたしゃ、馬鹿なレスをしたモンだよorz

184:創る名無しに見る名無し
10/10/28 19:27:29 xboQ1OKG
いいのよ

185:170
10/10/28 19:31:01 y8rEuwql
>>171-172
ひゃっはー!ちゅっちゅするぞおおおおおおおお!
どうしようかなー、えーとここはこうしてこう始まって
ああ、小日本ちゃんぺろぺろしようかな・・・ぺろぺろ・・・
あ、小日本ちゃんとマイ鬼子ちゃんキャラ被ってるな・・・少し性格弄るか・・・ここをこうしてああして・・・ぺろぺろ

小日本ちゃん変なキャラになっちゃった・・・
ととと投下するね><

186:170
10/10/28 19:32:58 y8rEuwql
 

 深い深いまどろみの中、木々がさぁーっとざわめき、鬼子はこれが夢なんだと知覚した。
 ああ、またこの夢か、と。
 彼女が葉の匂いを感じると、ややあって別の女性がささやいた。

 『鬼子、これからあなたは一人で生きなければなりません』

 その言葉の意味がわかると、既に鬼子の体は幼き頃へと戻っていた。鬼子が言う。

 『でも、お母様。わたしはまだ弱く、妖怪の一人もつかまえれません』
 『いいえ、あなたはとても強い子。それはわたしが一番よく知っています』
 『ですが―』
 『考えるのです、あなたが、何故わたしから生まれたのかを……。なぜ、あなたが妖怪と戦わなければならないのかを』
 『わかりません、お母様。わたしは―』

 短く目を閉じ、思い出した母との記憶は、暖かいものばかりでは無かった。母と共に幾多の妖怪、鬼、物の怪と戦い、命が散り行くのをその目で見てきた彼女には、それが酷く残酷なことに見えた。
母は、決して情けをかけることはなかった。振り上げた刃を振り下ろすのに、ためらったことなど、一度も。

 『何故?』

 鬼子はこれが理解できない。『誰かを守れる力』、それさえあれば良いと考えるのが、彼女だからだろう。
 母が言う。

 『考えるのです。鬼子、わたしの子―。なぜ、あなたが、『わたしから』生まれたのかを……』


187:170
10/10/28 19:34:00 y8rEuwql
  


    おにのこ鬼子






188:170
10/10/28 19:35:58 y8rEuwql

 かはっと息を吐き、藁と枯れ枝でできた見慣れた天井を見上げると、ややあって彼女は「やっぱり」とつぶやいた。
 十月も終わりそうなこの時期には想像できないほど冷たい風がそっと彼女の白い頬をなで、ぶるっと身を振るわせた。
 ふと外を見ると、まだ完全に日が落ちきっていない。
 少し早起きしてしまった、というのが鬼子の最初の感想である。
 木の葉のベッドからのそのそと起き上がり、つっかえ棒で支えられていた木の窓をぱたんと下ろす。すると

 「おはよう、鬼子さん」

 年端も行かぬ少女の声に、鬼子ははっと振り返り、ほんの一瞬己の反応の鈍さを呪ったが、すぐにそれは杞憂だと気づかされた。
 子ネズミほどの大きさしかない一人の少女が、鬼子のその様子にくすくすと小さな笑みをこぼし、じっと見据えた。

 「さ、今日も行きましょう!」

 屈託の無い笑みでそういう彼女に、鬼子はわずかな後悔の念を感じずにはいられない。
 ―あれは、数日前のことだ。小妖怪たちが集まり、何かを新しいおもちゃを見つけた様子でわいわいと、これから始まるであろう夜の宴の準備を始めているところを彼女は見かけた。
だがそれは良い。格の低い妖怪たちが数をそろえようと、せいぜい夜道で人を驚かすことで精一杯なのだから、それは鬼子の知るところでは無いというのが彼女の考えだからだ。
だが、いつもと少し違ったのは、彼らの視線の先にいたものが、傷つき倒れた『人』であったこと、そしてそれが、見たことも無いほどに小さかったことだろう。
 正しく言えば、助けた、というよりも興味を持った、と言った方が正しい。結局それが運のツキだったわけだが……。

 「さ、どうしたんです? あなたは選ばれたんです、今日も世のため人のため、正義をなすのです!」

 鬼の子に何を言うか、とも感じる彼女だが、小さな少女が『母の知り合い』だと言った以上、『……はい、わかりました』と答えてしまうのも彼女ゆえか。

 「うむうむ。では不肖ながらこの小日本、全力でサポートいたしますゆえ!」

 満足そうにうなずくと、小日本という変わった名の小さな少女が、ひょいと鬼子の肩に飛び乗った。

 「さあ、いざ!」



次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch