11/08/04 16:05:59.81 YhESjT3d
< 2 >
真希は吉川の顔を見て直ぐに分かった。吉川が琴美を気に入ってしまったことを、
「綺麗な人でしょう。見とれている場合じゃないの、早く、薬持って来て」
「分かった」
突然の訪問者に何が何だか分からないが言われるままに救急箱を探しに奥の
部屋へ向かった。
「あの人、吉川良って言うの私より少し若いけどもう結構歳よ。あなたを見て
驚いていた。あなた、本当に綺麗ね。私も驚いたわ。この辺では見かけないわね」
「ええ、散歩していたら、何となく来てしまいました。こんな事はよく
あるんです。そんなに遠出はしないけど、道を決めないで、歩くんです」
「へー、面白そう、私、門田真希、よろしく」
「私、塩田琴美です。お世話になりました。こんな事はなんですが、この家を
見ていたら、足が縺れてしまって」
「お待ちどう様、擦り傷と捻挫、これとこれ、真希さん付けてやって」
真希は膝の擦り傷を見て、履いているズボンを脱がないと消毒できないと思い、
「ズボン脱がないと膝は消毒出来ないわね。それにズボンの血も早めに
洗ったほうがいいわね。良さん、大き目のタオルと洗面所を借りるわね」
吉川は真希の言うままに大き目のタオルを取りに行ったが、何となく、不思議な
感じがした。美しい女が突然来て、自分が使っているタオルを腰に巻くと考える
と頭がぼーとする感じになった。
122:創る名無しに見る名無し
11/08/04 16:24:18.69 GF/gDadj
創作発表@2ch掲示板
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※エロ・18禁等の作品はお絵描き・創作板、エロパロ板へお願いします。
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「「 自由な人たち 」」のレス削除依頼提出済み
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123:創る名無しに見る名無し
11/08/05 15:23:56.06 mptIMhM1
「「 自由な人たち 」」 2011.23.8.5--079-020
*** 何をしているのあなたたちは *** 020+4
< 1 >
吉川は考えた。自分が使っているタオルでいいのだろうか。洗濯はされていても
自分が使ったタオルを使わせる訳にいかないと考えた。
新しいタオルでなければ失礼と思い、新しいタオルを出す事にした。
「良さん、どうしたの」
門田真希が突然、吉川良の寝室に入ってきた。
「今、持って行く。やっぱり、新しいタオルがいいと思って、これだ」
吉川は箱に入っているタオルを出して、真希に渡した。真希は無表情でタオルを
受け取った。左手でタオルを受け取り、右手で吉川の股間を握った。
吉川は真希の顔を驚いた表情で見た。そして、
「何と」
と言って、声を詰まらせ、少し呆れ顔になり、
「何で」
と言った。
124:創る名無しに見る名無し
11/08/05 15:24:46.43 mptIMhM1
< 2 >
「やっぱり、無理はないわね。当然よ。良さんも男ね」
不覚にも、吉川はタオルを探している時から、塩田琴美のタオルを巻いた姿を
想像をしてしまい、体が男前に成り、自らのズボンで隠す事が難しいほどに
なっていたのだ。
「良さんもタオルが必要なようね。そんな状態で、あの人の前に出たら、
犯罪者になるわよ。良さんはいいから、呼ぶまで、仕事していて」
「そうだね、別に、変な事を考えていた訳ではないだけどな、おかしいな」
吉川は真希にタオルを渡し、事務所で仕事をしながら、持つ事にした。
「琴美さん、これ使って、ズボン脱いだら、血を落としてあげる。消毒は自分で
出来る」
「ズボンは私が洗濯します。そこまでして貰っては申し訳ないです」
「タオルを巻いて、洗濯するつもり、私がしてあげる」
琴美は、真希の言う通りと思い、タオルを腰に巻き、血の付いたズボンを脱ごうと
したが手首が痛いので一人では脱げない。
「駄目だわ、手首が痛くて」
「そうか、手首があったわね。手伝うわ、消毒もしてあげる」
125:創る名無しに見る名無し
11/08/08 23:15:07.20 +OPCmYmo
「「 自由な人たち 」」 2011.23.8.8--080-020
*** 何をしているのあなたたちは *** 020+5
< 1 >
塩田琴美と門田真希はお互いを見つめながら、琴美は申し訳なさそうに、
そして、真希は全て私に任せてというように頷きあった。
琴美は真希にタオルを渡し、自分では何も出来ないと思った。
「ごめんなさい。手首が痛くて、タオルも巻けないようです」
真希はタオルを受け取り、琴美の腰に巻き付けた。そして、どのように
ズボンを脱がせばいいか考えたが結局、タオルを巻いたらスボンを脱がす
事は出来ない。
「困ったわ、これではズボンを脱がせない」
「かまいません、気にしないでください。真希さんは女ですから」
「そうよね。私は女、琴美さんも女、気にするほうが可笑しいわ。でも、
一人、男が居るわよ」
真希は吉川良が突然入って来たら困るので、良に一言言っておかないと
いけないと思い、仕事をしている良の部屋へ急いで行って、良に言った。
126:創る名無しに見る名無し
11/08/08 23:17:34.31 +OPCmYmo
< 2 >
「良さん、分かっていると思うけど、私が終わったと言うまで、来ないでね。
琴美さん、手首がまだ痛いので、タオルを自分で巻けないのよ。だから、
少しの時間、下着になるのよ。私がスボンを脱がさなければ成らないの。
分かった。お願いね」
「分かってますよ。早く、消毒しないと」
良は呆れるように言った。良は仕事が手に付かない状況で、琴美と真希が
何をしているのか気になって仕方が無かった。
確かに、手首が痛ければ、タオルなんか腰に負けないし、タオルを巻いた状態で
スボンを脱ぐ事は出来ない。
タオルを巻いた姿を想像しただけで、頭の中に物語が進行し琴美さんと自分が
主人公になって、どたばたした物語が浮かんだと言うのに、今度は琴美さんが
手首が痛いので自分ではスボンを脱げないということだ、良の頭はパニックに
成ってしまった。どうすればスボンを脱がす事が出来るのか、良の頭の中は
美しい琴美のスボンが真希によって脱がされるシーンを既に作り出していた。
真希は直ぐに琴美の所に戻り、琴美のスボン脱がし、膝の傷を消毒しないと
思い、急いで、琴美のところに戻った。
「琴美さんごめんね」
127:創る名無しに見る名無し
11/08/08 23:19:16.11 +OPCmYmo
< 3 >
と言って真希は部屋に入った。そこにはタオルを巻いた琴美が膝の消毒を
していたのだ。真希が良の所に行っている間に、琴美は自分でズボンを脱ぎ、
タオルを腰に巻いていた。
「一人で出来たの」
「スボンを脱いでから、タオルを巻いたら手首も痛くなかった。消毒もしました。
もう大丈夫です。洗濯も出来ますよ」
「洗濯は私がしてあげる」
真希は少しがっかりした。琴美がどんな下着を着ているのか見たかったのだ。
128:創る名無しに見る名無し
11/08/09 14:54:28.35 Zt8Y2Wqw
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129:創る名無しに見る名無し
11/08/10 23:49:13.95 nzF37iX3
「「 自由な人たち 」」 2011.23.8.10--081-020
*** 何をしているのあなたたちは *** 020+6
< 1 >
鏡が外の空の雲を美しく捉え、うつろなまなざしで鏡に映る空を眺める
吉川にその鏡はつまらないおとぎ話を提供してくれた。
誰でも美しい人を見ると脳細胞が活発に働き出し、どうでもいいおとぎ話を作る。
吉川も仕事に集中出来ないで、頭が無意識の内に作り出す、おとぎ話を楽しんで
いた。
「美しい人に取って、自分自身をどう思うの」
「美しいからといって、何も変わらないと思うけど」
「でも、見る方としては何か特別な事があるのかなと思うよ」
「特別なことなんてない。私も美しい人を見ると何か特別なことでもあるのか
と考えるけど」
「美しい人が美しい人を見たときの気持ちとしては、美しくない人が美しい人を
見たときと同じ事を想像する訳だ」
130:創る名無しに見る名無し
11/08/11 11:34:20.74 RIVE4xsI
「「 自由な人たち 」」 2011.23.8.11--082-020
*** 何をしているのあなたたちは *** 020+7
< 1 >
頭の中の会話は吉川良が作り出した。デタラメな会話でそのときの気分で
自由自在に話が進み、それは何の意味もなさない作業だった。
「私は美しいですか。美しいと何がどうなるのか、知りたい」
「人間は美しいものを見ると脳が活性化して、体中の血が燃え上がり、
生きる意欲が増し、全ての力が普段の何倍にもなる」
「本当かしら、そんな経験はないけど」
「それは美しいと感じた事がないか、まだ、体が成長していないか、不感症
かもしれない」
「不感症ね。不感症かな」
「そんな事はないよと思うよ。不感症は治るよ。ただ、治す方法には
色々なると思うけど」
「どんな方法がある訳」
131:創る名無しに見る名無し
11/08/11 11:39:14.56 RIVE4xsI
< 2 >
別に変な方向に話を持って行くつもりはないが。人間として生きて行くことを
考えると肉体と精神の葛藤により理性を維持する方法を追求すると何となく、
肉体と精神の神秘的な関係を男女の肉体で表現したくなるのだ。
「そんなに難しいことはないと思うけど、ただ、多少の我慢は必要と思う、
学ぶと考える事も必要で、人間が成長する上で、大事なことは予習、復讐かな」
「勿論、何も努力しないで、成長することはない筈ね。でも、不感症は病気
なの」
「それは病気でしょう。何も感じない訳だから、生きて行く上に必要な感動が
無いなんて、寂しいことと思わない」
「思う。でも、考えてみれば何も感じないわけではないわ」
「感度の問題かな、感度を良くする事で、人生を楽しく出来る訳だ。
「確かに感度良好のもうがいいわね」
「ただ、それを知ることが大事なんだ。ただ、感じるのではなく、感度を
上げられることが出来る」
「感度が上がれば、いい訳だ」
132:創る名無しに見る名無し
11/08/14 12:40:55.70 rrUicV9K
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133:創る名無しに見る名無し
11/08/25 00:45:21.04 uWcROqXj
∧_∧ ∧_∧ age
(・∀・∩)(∩・∀・) age
(つ 丿 ( ⊂) age
( ヽノ ヽ/ ) age
し(_) (_)J
134:創る名無しに見る名無し
11/08/26 17:03:25.68 UVg37w8r
「「 自由な人たち 」」 2011.23.8.26--083-021
*** 芽生え始めた感情 *** 021+1
< 1 >
芝生に寝転び通り過ぎる人々を眺め、何となく生きている自分を動物に
例えると何かなと考えながら、目の前に次々に現れる人々の下半身を
チックしている自分が既に動物のように感じていた。
動物たちの目線は多分こんな風景を見ていると思うと何となく、その風景が
気になりだした。
よく見れば、公園の中の芝生に寝転び、行き交う人々を結構観察ている人が
いる事に気付いた。
確かに、何となく、楽しい感じがする。色々な人々が何も疑いなく、自分が
寝ている目の前を颯爽と歩く人や何処となく寂しそうに歩く人、何人かで
話しながら歩く人々が自分が見られていることも知らないで、何の防御もなく
通り過ぎて行くのを見つめることがこんなに不思議なこととは思わなかった。
135:創る名無しに見る名無し
11/10/27 11:59:23.48 3PTVMRE0
「「 自由な人たち 」」 2011.23.10.27--084-022
*** 時計を気にする少女 *** 022+1
< 1 >
私、朝が弱いの、朝の姿は誰に見られたくないわね。自分でも何で、こんな
姿で寝ていたのかと思うよな姿勢で目が醒める時がある。
目覚まし時計がけたたましく成った。時間に弱い乙女早苗は時計に管理される
可愛い女の子なのだ、人一倍時間を気にするので常に時計が目に入るところに
ないと不安になり、時計は最も大事な存在だった。
「えーと、何時だ。6時32分、2分か」
目覚まし時計は6時30分に合わせあるが、いつも、何分かは目は覚めて
いるが起きる事が出来ない。
一人暮らしも半年が過ぎ、6時30分に起きて、食事の用意をして、食事して
会社に行く。
時間を気にする早苗は家を出るまで、全てを時計に従い行動する。ベットから
転がるように起きる。そして、立ち上がり、箪笥の上の時計を持ち、目覚めの
悪い目で時計の文字盤を確かめる。
「なんだ、6時33分、よーし、何とか成る」
パジャマから半分尻が見える状態で、洗面所に向かった。
136:創る名無しに見る名無し
11/10/31 10:45:10.33 a+nrce/3
「「 自由な人たち 」」 2011.23.10.31--085-022
*** 時計を気にする少女 *** 022+2
< 1 >
朝の顔は全くの無防備なのになぜか自分の顔は気に入っている。
「おはよう。今日もがんばるね」
顔を荒い、口を漱いだ。朝食の前に口を漱ぐと気持ちよく食事が出来るので、
鏡を見ながら、顔の運動を兼ね、色々な顔をしながら、口を漱いだ。
口に水を含み頬を膨らました顔は自分でも可愛いと思った。唇をつぼめ、
キスをするようにしたり、口の中の水を右に移動したり、左に移動したりして
楽しんだ。
口を漱ぎ、洗い立てのタオルを顔に押し付け、顔を包むように顔に付いている
水を拭いた。洗い立てのタオルの香りは早苗に幸せを送ってくるように感じた。
「気持ちいい、タオルはやっぱ、洗い立てね」
鏡は早苗の胸の下まで、腹の上まで映している。顔を洗い、口を漱ぎ終わると
次に始めるのは少しセクシーな体操だった。誰も見いてない早苗の洗面所は
何でもありの場所でもある。鏡をじっと見詰め、気持ちを高めた。
パジャマのボタンが外れているので少し乳房が見える。早苗は胸が良く見える
ようにボタンを外し、乳首を摘んでみた。上下左右そしてくるりと回し、朝の乳房
体操を始めた。洗面所にも時計があり、6時40分を指していた。乳房の体操は
1分程度で最後に乳房を手のひらに載せ、セクシーホーズを決める体操で、これは
決して人には見せる事が出来ない姿なんだが、早苗は少し気に入っている時間
だった。形のいい乳房は何かをまとめ初めているに早苗の手のひらの中で
ぷるんと悶えた。
朝食は前の晩に作り、朝暖めて食べるようにしている。
137:創る名無しに見る名無し
11/11/11 11:53:32.15 dphQy28O
「「 自由な人たち 」」 2011.23.11.11--086-022
*** 時計を気にする少女 *** 022+3
< 1 >
朝食を作るときはパジャマのままだ、はだけた胸のボタンはそのまま、
尻が見えていた、ずれたズボンは上げてはいるが、少しだらしなく尻の
膨らみに掛かっている程度で、一人暮らしだから出来るあるがままの
感じで、一人暮らしの女の無防備な匂いがぷんぷんする感じだ。
昨日の晩に作った肉と野菜炒めのパックをレンジに入れ、暖め直す。
最近、肉が多く、少し体重を気にしているが、肉は大好物でつい使ってします。
「サラダとお米と味噌汁、それと牛乳、いつもの品はそろったね」
小さなテーブルに朝食を並べ、その時間を計り、制限時間通りかいつも
気にしながら、朝の朝食の支度をするのが早苗は好きだった。
レンジが時間通り切れる音がし、肉と野菜炒めが温まり、皿に盛り付け、
食卓に並べた。
結構、見た目は豪華な感じで、早苗は満足したがよく見れば、大したものは
なかった。
「今日も一人か、話す相手がいない。知恵に電話しようかな、でも、
止めよう。まだ、寝ている」
早苗は中々男友達が出来ないで、最近悩んでいた。