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退任から１か月余りたった菅前総理大臣は、３日、中断していた四国霊場
八十八か所巡りを再開するため、愛媛県今治市にある泰山寺などを訪れました。
菅前総理大臣は、国民年金の保険料の未納問題を受けて民主党代表を辞任した
平成１６年以降、四国霊場八十八か所巡りを行っていて、ことし６月に震災からの
復興と原発事故の収束に一定のめどが立った段階で退陣する意向を表明した際に、
退任後には霊場巡りを再開したいと述べていました。菅前総理大臣は、退任から
１か月余りたって、３年ぶりに霊場巡りを再開するため、３日、愛媛県今治市
にある５６番札所、泰山寺などを訪れました。
すげがさをかぶり白装束に身を包んだ菅氏は、寺の本堂の前でお経を唱えたあと、
境内で霊場巡りをする人たちと握手をしたり、一緒に写真を撮ったりしながら、
長旅の疲れを癒やしていました。記者団に対し、菅氏は「お遍路は最後の
八十八番まで必ず行きたいと、もともと思っていたが、重い責任が次の総理に
移り、やっとそういう機会がとれた。３・１１の大震災と原発事故があったが、
今以上に事故が大きくならなかったことへの感謝の気持ちも含め、事故の収束を
お大師さんにお願いしてきた」と述べました。菅前総理大臣は、今月９日まで
四国に滞在し、霊場巡りを続けるということです。
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