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「お墓に避難します」…南相馬の93歳女性自殺
福島第一原発事故の影響で、緊急時避難準備区域に設定された福島県南相馬市内に
住む93歳の女性が6月下旬、自宅近くで自殺していたことが9日、女性の親戚らへの
取材でわかった。
遺書には、「足手まといになる」「お墓に避難します」などと記されていた。
親戚らによると、女性は、息子夫婦と孫2人の5人暮らし。足が不自由だった。原発事故を
受け一時期、家族と離れ、同県相馬市の別の親戚宅に身を寄せたが、体調を崩し入院。
退院後は自宅に戻った。亡くなる数日前には「今度はお墓に避難するんだ」と漏らしていたと
いう。
同区域では、原発の状況が悪化した場合にすぐに避難することが求められている。
親戚は「事故が起きなければ、こんなことにはならなかった」と話した。
(2011年7月9日20時31分 読売新聞)
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