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福島第1原発事故を受け、原子力安全・保安院のスポークスマンとして、
連日会見を行っている西山英彦審議官(54)に、経産省の若い女性職員
との不倫スキャンダルが炸裂した。
西山氏は23日昼の記者会見で、海江田万里経産相から
厳重注意を受けたことを明らかにし、「深く反省している」と頭を下げた。
しかし、事実関係については「ノーコメント」といい情報開示を拒んだ。
スキャンダルは同日発売の週刊新潮が報じた。
同誌によると、西山氏は今月17日夜、都内の高級ホテルのバーで、
20代後半とみられる和風美人の経産省職員とデート。
帰りに一緒に散歩をする間に、女性の腰に手をかけるなどして、
節電で暗がりとなった路上では3度もキスをしたという。
西山氏には妻と1男1女がいるが、部下だった女性の悩みの相談を
受けるうちに、約1年前から親密に。週に数回、都内のバーで飲食したり、
カラオケボックスのVIPルームで愛を確かめ合うのが“お約束”だったと報じている。
同誌の取材に、西山氏は「肉体関係はない」と話している。
23日昼の記者会見で、西山氏はいつも通りの硬い表情で
「こうした報道が出ること自体、私の至らなさで、深く反省している。
今朝、海江田大臣にも厳重注意を受けた。この記事によって、
私が仕事に身が入っていないという誤解や懸念を与えたとしたら
誠に申し訳ない」と謝罪した。海江田氏には「職務をしっかりやるように」
と指示を受けたといい、スポークスマンの交代は否定した。
ただ、不倫報道の事実確認を求める質問には、西山氏は
「個人的なことなのでコメントしない」とめずらしく語気を強めて説明を拒んだ。
西山氏は東大法学部を卒業後、1980年に旧通産省に入省。
米ハーバード大法学科大学院も修了したスーパーエリートだ。
企画調整課長や電力・ガス事業部長などを歴任し、
「将来の次官候補」との呼び声も高い。
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