11/05/05 16:40:28.03 CqmzHvr90
URLリンク(news.livedoor.com)
本日(2011年5月5日)の朝日新聞の朝刊。衆院議院 河野太郎氏と、東電顧問・元参院議員 加納時男氏のインタビューが載っていた。
見出しは、河野氏のほうが『「安全神話」もとから「おとぎ話」』。加納氏のほうが、「原子力の選択肢を放棄するな」。
原発に対する異なる意見を載せているわけだ。加納氏は原発推進派である。それはともかくとして、加納氏のインタビューの
最後の方で、「低線量放射線 体にいい」という見出しが。
低線量の放射線は『むしろ健康に良い』と主張する研究者もいる。説得力があると思う。
私の同僚も低線量の放射線治療で病気が治った。
過剰反応になっているのでは。むしろ低線量は体にいい、ということすら世の中では言えない。
これだけでも申し上げたくて取材に応じた
「低線量の放射線は『むしろ健康に良い』と主張する研究者もいる」というのは正しい。このような主張を放射線
ホルミシス効果という。ただし、放射線ホルミシス効果を主張する研究者は少ない。証拠が不十分だからだ。
現時点では、放射線ホルミシス効果の実在について、説得力があるとは私には思えない。まあ、説得力の
有無については主観の問題なので、個人的な意見の相違としてよかろう。次が問題。
「私の同僚も低線量の放射線治療で病気が治った」。何を言っているのかよくわからない。文脈から言えば、
「低線量の放射線治療」とは、ホルミシス効果のことを言っていると解釈できる。しかしながら、もちろん、標準医療で
は放射線ホルミシス効果を取り入れた治療はない。仮にホルミシス効果が実在するとしても効果は小さく、
病気が治ることを観察できるような強い効果はない。そのような強い効果があるのなら、臨床的な証拠を出せるはずである。
「低線量の放射線治療」がホルミシス効果のことを指しているとしたら、病気が治ったとされる同僚は、
「効果の証明されていない代替医療を受けて、治療のおかげで病気が治ったと誤認した」という可能性がきわめて高い。