11/03/28 16:35:43.05 0
◆初動ミスで深刻化か 首相の現地視察を優先
放射性物質放出が続く東京電力福島第1原発をめぐり、
経済産業省原子力安全・保安院が東日本大震災当日から炉心溶融という
「最悪のシナリオ」を予測していながら、菅直人首相が強く望んだ現地視察で、
即座に取るべき一連の措置に遅れが生じた可能性が出てきた。
また、首相から直接説明を受けた福島瑞穂社民党党首によると、
首相に同行した班目春樹委員長はヘリで原発を視察した際、
「水素爆発は起きない」と説明したという。
政府関係者は「この発言で班目氏は首相の信頼を失った」と明かす。
性急な現地視察という間違った「政治主導」が目の前に迫る危機への
対応を滞らせ、首相と補佐役の専門家の間に、あってはならない不信感が横たわる。
危機管理システムが人的要因で機能せず、「有事なのに平時の対応をしている」
(与党関係者)のが、今の政権中枢の実態ではないのか。
これは、もはや人災と言っていい。
世界が注視する「フクシマの核危機」を乗り越えられるのか。首相に猛省を促したい。
また関係省庁間の情報共有強化、主要担当機関の指導力向上、国民との
相互信頼に基づく戦略的コミュニケーションの実践を首相に求めたい。
福島民友ニュース 2011年3月28日
URLリンク(www.minyu-net.com)