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災害用なのに…地震で倒れかねない中央防災無線
会計検査院は5日公表した2009年度決算検査報告書で、霞が関の省庁や自治体に
配備された33か所の中央防災無線の機器について、地震で倒れかねない状況にあると
指摘した。
無線機器は高さ2メートルほどの金属製のラックに収められているが、07~09年度に
設置された39か所の工事記録を調べたところ、内閣府や外務省、法務省、宮内庁をはじめ
神奈川、愛知、千葉などの県で、ラックを天井や床に固定する際、業者が耐震性の確認を
行っていなかったことなどが判明した。工事費はこの33か所で、約15億6000万円に上った。
阪神大震災級の地震が来て、一般の通信システムが遮断された場合でも、国の機関や
自治体が連絡を取り合えるように配備された設備だが、有事の際に使えない可能性がある
とされた。内閣府は検査院の調査が入る直前、24か所で業者に指示して補強工事を行って
いた。費用は業者持ちだったという。
(2010年11月6日10時34分 読売新聞)
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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