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米共和党、中間選挙で勝利すれば大統領への拒絶と主張
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［ワシントン ３１日 ロイター］ １１月２日の米中間選挙を目前に控え、優勢が伝えられている共和党は３１日、
共和党が勝利した場合、オバマ大統領およびオバマ政権の政策運営に対する有権者の拒絶を意味すると主張した。
共和党は、経済回復のぜい弱さやオバマ大統領に対する有権者の不満を追い風に、下院では過半数奪回、
上院でも大躍進が予想されている。
全米各地では、支持を訴える両党の選挙運動がクライマックスを迎えており、オバマ大統領もこの日、
オハイオ州で民主党支持者を前に、投票所へ足を運ぶよう必死の訴えを展開。「今回の選挙は、米国を混乱に
陥れた政策とその混乱から脱却へと導いた政策のどちらを選択するかの判断だ」として、２００８年に変化を求めて
戦ったすべての人が今回の選挙でも投票すれば、民主党は勝てる、と主張した。民主党は、カリフォルニアやワシントン、
ウエストバージニア州などの激戦区を押さえ、上院でなんとか過半数議席を維持したい考え。
一方、共和党指導部は今回の選挙結果は、オバマ政権の景気刺激策や医療保険改革などの一連の政策運営に
対する有権者の拒絶を意味すると主張している。
２００８年の大統領選で共和党の副大統領候補だったサラ・ペイリン氏は、「フォックス・ニュース・サンデー」で、
今回の選挙は「政治的な地震」となり、オバマ大統領にメッセージを送ると指摘。「有権者はこう言うだろう。
経済が確実に息を吹き返し始めるよう、選挙公約を果たすために２年の期間を与えた。でもオバマ大統領が
すべて台無しにしたと」と述べた。
１１月２日の選挙では、下院４３５議席のうち全議席、上院１００議席のうち３７議席が改選されるほか、
全米５０州のうち３７州で知事選が行われる。
共和党が少なくとも下院過半数を奪回すれば、すでに法案が成立している医療保険改革の一部取り消しに
動く可能性があり、また難航している減税措置の延長問題、気候変動対策・移民改革などに関する一連の
法案審議もこう着状態に陥るとみられている。