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◆「所持品隠された」
9月の調査 いじめの可能性も
大館市立第一中学校3年の男子生徒(15)が同市内の自宅で
死亡していた事件で、生徒は9月中旬、同校のいじめ調査に対し、
所持品が隠されていたことがあると回答していたことが4日、分かった。
同市教委では、いじめがあった可能性もあるとみて調べている。
一方、大館署も状況から自殺の可能性が高いとみており、
家族や学校関係者から事情聴取を始めた。
同市教委によると、調査は9月17日に行われ、夏休み明けから
調査当日までにいじめがあったかどうかを記入するもの。
生徒はいじめの有無について「ある」と回答。
具体的には「物を隠す(しばらくすると戻ってくる)」と記述していた。
一方で、「今は(いじめが)続いていない」という欄に丸印を付け、
「学校は楽しいですか」という設問には「はい」と答えていた。
同市消防本部によると、2日午前11時15分頃、生徒の保護者が
「子供が首をつっている」と119番。署員が駆け付けた際、生徒の首に
ロープで締められたような痕跡があり、保護者は「天井からつるされたロープを切って、
息子を床に降ろした」と説明したという。
菊地俊策校長は4日、記者会見し、
「いじめがあったのかどうか現段階では分からない。
今後、真摯(しんし)に調べていきたい」と話した。
2010年10月5日 読売新聞
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