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同級生の同性愛ラブシーンを隠し撮りネット中継、被害者自殺 米大学
2010年10月01日 12:11 発信地:ニューヨーク/米国
米ニュージャージー州ラトガース大学の学生2人が、同性愛者の同級生のラブシーンを
隠し撮りしてネット中継し、被害者が自殺する事件が起きた。2人はプライバシー侵害の
容疑で逮捕・訴追されたという。同大が学長名による声明で明らかにした。
同大によると、被害に遭ったのはバイオリンの名手として知られていた同大1年生の
タイラー・クレメンチさん(18)。米メディア報道によれば、クレメンチさんは前月19日、
自室で恋人の男性とキスしているところを、ルームメートのダルン・ラビ容疑者に
隠し撮りされた。その映像はネット上で生中継されたほか、インスタントメッセンジャー・
サービス「iChat」で共有された。
ラビ容疑者は、ツイッター上にも、2人のラブシーンの模様を書き込んでいたとされる。
米紙ニューヨーク・ポストによると、ツイッターの書き込みには「ルームメイトが夜、
しばらく部屋を出てくれと言ってきた。モリーの部屋に行ってウェブカメラを付けた。
男といちゃいちゃしてやがったぜ」などと書かれていたという。
3日後の22日、クレメンチさんはフェースブック上に「橋から飛び降りる、ごめんね」と
書き残し、同日夜にニューヨークとニュージャージー州を結ぶジョージ・ワシントン橋から
飛び降り自殺した。
この事件で、ラビ容疑者とモリー・ウェイ容疑者は逮捕された。
米国では、いじめに最新IT機器やソーシャルネットワーク・サービス(SNS)が利用される
例が急増しており、とくに同性愛者の若者らが標的となっている。若者に対するいじめの
防止を訴える米団体NVEEEのサンダース会長によると、同性愛ハラスメントに関連した
全米の10代の自殺件数は、前月だけで、今回のものも含めて少なくとも4件発生している。
(c)AFP/Sebastian Smith
URLリンク(www.afpbb.com)