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日航が152億円で買った土地、価値は24億円 和歌山
2010年9月1日16時9分
日本航空が19年前に社宅用地などとして約152億円で購入した和歌山市内の土地が、
建物を含めても24億8千万円(2009年9月時点の鑑定)の価値しかないことがわかった。
日航が見込んでいた土地・建物の簿価(09年3月末)を205億4千万円も下回っていた。
日航が経営破綻(はたん)に至った法的問題などを調査してきた有識者らの独立機関・
コンプライアンス調査委員会(委員長・才口千晴元最高裁判事)が、26日付で管財人に
提出した報告書で指摘。「土地購入の経緯が不明で、不当に高額」と述べた。31日、
会社更生計画を発表した管財人は「内容を把握し、今後の対応を検討したい」と話した。
問題となったのは、1994年の関西空港の開港に備え、日航が社宅や寮を建てるために
91年に購入した和歌山市内の約11万平方メートルの土地。JR和歌山駅からバスで
約30分、関空までは日航の送迎用バスで1時間弱かかる。関係者によると、この土地は
地元選出の国会議員の後援会関係者が売却したという。
同委の調査報告書によると、土地の約4割は宅地利用が困難な山林部分で、当時は
水道やガス、電気も未整備だったが、日航は坪単価45万8千円、総額約152億円で
購入した。
URLリンク(www.asahi.com)
問題となった日本航空の社員寮(中央奥)。手前左は管理棟=和歌山市中
URLリンク(www.asahicom.jp)