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鳥取県の新観光名所として脚光を浴びる境港市の「水木しげるロード」の今年の観光客が
177万人(15日現在)を突破し、年間で最多だった平成20年の172万人を早くも
上回ったことが、市観光協会のまとめで分かった。3月末から水木しげるさん夫妻を描いた
NHKの朝の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」が放送され、人気が一気にブレークした格好。
放送は9月下旬までだが、秋には映画が公開されることから、同協会は人気は今後も続くと
みており、年間250万人突破を期待している。
まとめによると、水木ロードの観光客は8月に入って急上昇し、15日までの半月間で
51万3千人を数えた。同じ期間でみると昨年より81・8%増え、過去最多だった
20年と比べても64・9%増となった。最も多かった14日の人出は、5万5300人に達した。
「ゲゲゲの女房」放送開始前に比べ、お年寄りを含む家族連れや熟年夫婦の姿が増えていることから、
同協会は「懐かしい昭和の暮らしぶりを描いたドラマの影響が明らか」と分析する。
水木しげるロードは街頭に立つ130体超の妖怪ブロンズ像を無料で楽しめるほか、商店街が
組織する「水木しげるロード振興会」が今夏から週末に始めたライトアップも、妖怪を主役に
夏の行楽ムードを盛り上げ、人気を後押ししているという。