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リチウムイオン電池、韓国企業が一気に台頭
2010年8月15日1時45分
携帯電話やパソコンに使うリチウムイオン電池は、日本の電機産業が
いま最も世界で輝いている分野といえる。しかし最近、成長著しいエコ
カー向けで韓国企業の攻勢が目立つ。かつて圧倒的にリードしながら
韓国勢に追い抜かれた、半導体や液晶パネルの「二の舞い」になると
心配する声も出る。
7月半ば、米ミシガン州ホランドで、韓国LG化学のリチウムイオン電池
工場の起工式があった。2013年までに電気自動車(EV)向けで年6万
台分の電池の生産能力を確保する。すでに米ゼネラル・モーターズ
(GM)のEV「シボレー・ボルト」への搭載が決まっている。
起工式にはオバマ米大統領も出席。LG化学は「外国企業の起工式へ
の参席は異例。技術力が認められた」。大統領と握手する具本茂(ク
・ボンム)LGグループ会長の写真は、韓国紙の1面を飾った。
LG化学は90年代末にリチウムイオン電池に参入。昨年から今年に
かけて世界の自動車大手などとの契約を続々と発表。部品メーカー
を含む計7社を供給先として確保した。「年内にさらに欧州や日本メー
カーからの受注を発表できるだろう」。7月下旬にソウルであった業績
説明会でLG化学の金磐石(キム・バンソク)副会長はこう語り、10社
程度に増えるとの見通しを示した。
素早い集中投資はもはや韓国企業のお家芸とも言える。韓国中部の
忠清北道・梧倉。周辺にマンションが林立する広大な工業団地の一角
にあるLG化学の工場でも、13年までに1兆ウォン(約730億円)を投じ
て新ライン建設が進んでいる。欧州などでの工場建設も検討している。
90年代初めにソニーが初めて製品化に成功したリチウムイオン電池
は、長く日本勢の独壇場で、今も日本メーカーが世界の上位にある。
しかし、ここ数年で韓国や中国勢が急速に台頭。韓国勢は自動車向け
で一気に攻勢をかけている。(以下略)
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